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考えるチャンス

2023年3月20日 (月)

『テントに想いを描く』 ~ トルコ地震

地震から一ヶ月以上。 

テントにしがみつかないと生きられないテント街で暮らさざるをえない人たち。

被害者やボランテイアたちは白いテントに経験や夢を語っている。

* 私たちはあなたたちを愛している。

* すべての星は希望です

* どこかに人生があれば

* 春の太陽のような希望を

* 救わなかったことを赦してください

 

 

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トルコ:ハタイ県  (photo by Hurriyet)

 

その後、ウルファ地方では洪水が発生。 テント村が水浸しになったとか・・・・次から次へと問題が続く。 ガンバレトルコ!

 

2023年3月14日 (火)

『昔泊まったホテルも崩壊』 ~ トルコ地震

 トルコ東南部の大地震発生から1か月イスタンブル在住の友人、土屋ともえさんからやっとメール返信があった。一ヶ月間、現地取材に行っていたそうである。

残念ながら、映像がうまく転載できないので、文章のみ掲載。

 

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『今にも今にも崩壊しそうな壊れたビルで、重機ががれきを崩している。すると、ビルは崩壊。これは工事のミスではなく、ビルの解体工事の様子。トルコでは、各地に崩壊寸前の建物が無数に残っている。そして、多くの車が通るすぐ横で、また1つ、ビルが崩壊。解体を待っていた建物だった。大地震から、1カ月以上。相次ぐ建物の崩壊に巻き込まれるなどし、死者はさらに増加。トルコとシリアあわせて5万2,000人以上にのぼっている。そんな中で続く、日本の援助隊の医療支援。医師などのボランティアが、交代で現地入りしている

 

昨日、イスタンブールに戻る便に日本の医療隊も乗っていたのですが、彼らが搭乗しようとしたら自然に拍手が湧き起こりました。機内でも体調不良の人が出て、日本人医師がケアしていました。』

24年前も、トルコ大地震があった。「ガンバレトルコ」という企画に参加し、現地で不足しているテントを送った(トルコ航空が無料搬送)等々懐かしい記憶が蘇る。

当時、いち早く自衛隊が阪神地震時に使用した仮設住宅を船で現地へ搬送したのは良いけれど。 そのまま置きっぱなし! 生活様式も異なる水道やガスサイズも違う使い古しの住宅を設置するのは至難の業。秋になって寒くなって、それでも日本からの住宅が出来上がらない・・・と言って泣いていたおじいさんが居た。 まるで瓦礫を捨てに行ったかのように思えてならなかった。

フランスやドイツは現地材料を駆使して、住宅を設置しているというのに・・・。日本のボランテイア精神にはノウハウがないことを痛切に感じたのだった。それにしても、今回の医療支援は現地で活躍できたようで本当に良かった!

 

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トルコ国花のチューリップ = ガンバレトルコ

 

 

 

 

2023年2月26日 (日)

『福島を忘れない』 ~ 12回 江古田映画祭

江古田映画祭が開催されて12年。継続するのは武蔵大学とギャラリ-古藤、江古田映画祭実行委員会、みどりのまちづくりセンター、グリーンピープルズパワーや9条の会ねりま等々の協力のたまものらしい。

2月25日は武蔵大学にて「原発をとめた裁判長そして原発をとめる農家たち」のドキュメンタリー作品が上映。元裁判長の樋口英明氏と監督の小原浩晴氏も登場し、質疑応答などが行われた。ほぼ満席!

 

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樋口氏は2014年、関西電力大飯原発の運転停止命令を下した福井地裁元裁判長である。原発は頻発する地震に耐えられないことを指摘する「樋口理論」の啓発である。河合弘之氏は原発差し止め訴訟の先端に立つ逆襲弁護士

放射能汚染によって廃業した農業者、近藤恵氏はソーラーシェアリングに復活の道を見出す。飯田哲也氏の協力を得て東京ドーム面積超の営農型太陽光電を始動。 脱原発への確かな理論と不屈の魂、若き農業たちの故郷への思い。 真実と希望の映画の誕生である。

それにしても会場が大学にもかかわらず学生が少ない! バイトに忙しいのだとか・・・日本の未来は????

この映画は若者と福島県人にこそ観てほしいと思う。

 

3月4日は中村哲さんの仕事を網羅した映画が上映される。

場所は武蔵大学1号館地下シアター教室。 13:00~

予約:ギャラリー古藤 03-3948-5328 メール fwge7555@nifty.com 

 

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2023年2月23日 (木)

『汚染水処理』 ~ 本当に安全なの? 

あれから12年。生まれた子供は中学生になろうとしている。メデイアではシーベルト、ベクレル、キュリー等々放射能の単位が飛び交った。ナガサキ、ヒロシマのように爆発し、人々がケロイドにならなかったので、「死ななかった」ので、大したことではない・・・と思われた。

そして、今、貯まりに貯まった汚染水の処理に困り果て、政府は極めて安全だということでフクシマの海に放出することを決めた。 フクシマ県人はなぜ沈黙しているの?と聞けば、もうすっかり諦めているのだという。そんな運動をしようものならたたかれて村八分になることを恐れているらしい。事故後も自民圧勝する現場なのだから、もうため息が出る。

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ささやかな抵抗ではあるけれど、県知事+双葉町町長+大熊町町長へ葉書を出した。

「ALPS処理汚染水の海洋放出に反対します」 それほど安全ならば、東京湾に放出することが理にかなっています。

そうなれば、他人事だった都民も反対することを期待して・・・・

       🍎 🍎 フクシマを抱きしめている花りんご 🍎 🍎

2022年8月29日 (月)

『孫による解説』 ~ 牛島満と沖縄戦

8月は広島・長崎・敗戦記念日・・・と近代史をひもとくチャンスではあるが、なかなか点と点が線にならない。 

身内に著名な人物が存在することは自慢できる名誉かもしれない。しかし、戦時中の英雄と戦犯のはざまにあるエリート軍人たちの子孫にとってはどうだったのだろうか?といつも気になっていた。

8月7日:立川市女性総合センター「アイム」で牛島満の孫、牛島貞滿氏の講演会があった。猛暑中、老骨に鞭打って出かけた。

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祖父が自決した日と伝わる6月22日には一家総出で靖国神社を参拝していた。文献を読んで沖縄戦や司令官としての祖父を知り、周囲の評価とのギャップに疑問を抱くようになった。祖父は沖縄本島南部へ撤退し、持久戦を続ける決断をした。その結果、多くの住民が犠牲となった

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小学校の教員になると、戦争を体験した先輩教員たちは「おじいさんは偉かった」「(沖縄本島)南部への撤退は、当時としては仕方がなかった」と祖父の決断を擁護した。

長年、沖縄に行くことを避けた。「祖父のことをどう思うかと問われるのが怖かった」。初めて沖縄の地を踏んだのは40歳。糸満市の平和祈念資料館には、祖父が自決直前に出した最後の命令が展示されていた。

添えられた解説文には「牛島司令官の自決が戦闘の終結ではなかった。この命令で最後の一兵まで玉砕する終わりのない戦闘になった」と記されていた。

持久戦=皇土(本土)の防波堤=本土決戦準備の時間かせぎ

 

沖縄にも平和公園がある。聞けば聞くほど沖縄を知らなかった無知な自分を発見。

<最後まで敢闘し、悠久の大義に生くべし>とは天皇のために死ぬということらしい。

 

2022年5月24日 (火)

『新・反時代のパンセ』 ~ 辺見庸のことば

辺見庸という作家が気になる。不定期の1~2行の彼のブログを読んでいる。大病を患っていると聞くので、不掲載期間が長くなると心配になる。観念的で意味不明な表現も多いけれど、掲載確認できた時は、安否確認的に安心する。

生活クラブの冊子「生活と自治」には毎号執筆している。6月号には「砕かれた世界」と題して次のような言葉をよせているので部分的に抜粋してみた。

信じるにはあまりにも悲惨すぎる事態にわたしたちは直面している。なぜこれほどの殺戮を止めることができないのだろう・・・そう問うのは愚かだろうか? ナイーブにすぎるだろうか?いや、愚かでもナイーブでもない。答えに窮し、思考を停止して、目と耳を現実から逸らしているいるのだ。あるいは率直な答えが怖いのである。

活気づいているのは軍需産業だけではない。戦争の尻馬に乗って憲法改正を求める者たちの声が護憲派を動揺させているようにもみえる。わたしをふくむ9条護持派はなにがなし旗色がわるいようだ。ウクライナ情勢のダイナミズムが<軍備拡張は当然>という空気を醸しているからである。

ロシア軍のウクライナ侵略はわたしたちになにを教えているだろうか。西米軍事同盟の強化だろうか。戦争への自前の備えと覚悟だろうか。言葉。軍備ではなく、言葉が足りていない。ウクライナ現政権はネオナチによって支配されているというプーチン大統領とその支持者たちの大いなる「妄想」を解く言葉がまったく不充分である。

「わたしは他者が死ぬことについて有罪である」「他者の死はわたしのことがらである」 ー フランスの哲学者エマニュエル・レヴィナス(1906~1995)の言葉をいまはおろおろとなでさするばかりだ。

 

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2022年2月28日 (月)

『ポンペイのパン』

ポンペイ展が4月3日迄上野で開催中。

展示品は美術館に行かないとみられなかったので、遺跡を想い出しながらポンペイムードが楽しめた。2000年前の日本は弥生時代、そのギャップには驚くばかり。

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2000年も眠り続けていたパン屋のフレスコ画と実物のパン

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実は、このパンが見たかった!

 

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商魂たくましく、ミュージアムではパンのイミテーションが売られていた。     (¥650ー)

 

 

 

2021年9月 2日 (木)

助かるはずの命が助からない現実

この1年半、他人事と思わせられてきたコロナ罹患はごくごく身近になってきた。 救急車の音を聞くと、コロナかと思い、最近顔を見ないな?と思うとコロナかと・・・・。コロナで入院したと聴けば重症に相違ない・・・夜の街!と攻め続けてばかりいられない。子供の現場にも蔓延の兆し。世界はコロナ戦争真っただ中。 一刻も早く野戦病院を設置すべきなのに、後手後手になっているのはなぜか??? 深~い訳がありそうだ。川口は安行に住む友からメールが届いたので掲載:                                    4496218

8月が終わる。コロナにかかっても、入院もできず自宅に放置されている人。助かるはずの命が助からない現実。コロナで仕事を失い、収入がなくなった人。
私は、不安や憤りを言葉に表せないもどかしさの中で過ごした夏だった。
そんな中、東京新聞(8月11日)のジャーナリスト・吉田千亜さんの記事に共感したので、一部を紹介します。

コロナ禍における五輪開催は、福島原発事故の構造に似ていた。人々を「安心・安全」で騙し、調査(検索)せず、責任の所在を曖昧にし、誰かの命が脅かされても「自己責任」で片付ける。この国は、失われる一人ひとりの命に対する想像力が絶望的なほど欠落している」

「感染者数が過去最多、医療崩壊の報道のあと、『さて』という接続詞だけで『メダル』が報じられた。『さて』だけで誰かの『死』を一瞬で忘れる。『死』と『歓喜』とが同時に報道される異常な世界だった。その次の『死』は自分かもしれないのに。」


命に対する想像力…諦めずに持ち続けていきたいと思う。
ニュースで臨時国会は開かないと流していた。憲法に従い、内閣は臨時国会を開かないといけないのに! (安行ポレポレ通信)

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2021年8月30日 (月)

『野戦病院』

「野戦病院」という言葉が飛び交っている。 イメージとしては「武器よさらばのワンシーン」が蘇るが、もう50年前、ルームメイトが入院するイタリアはフィレンツェの市民病院に行ったことがある。 そこはまるで、体育館にベットがズラッと並んでいて、イメージの中の野戦病院だった。

行政はオリンピック祭りで国民を誤魔化せると、甘く見ていたらしい。コロナ禍で患者が自宅放置されている現実は、不安がつのるばかり。先進国のつもりが、とんでもない。 

災害時には仮設住宅を建てる技術があるのだから、野戦病院の建設は簡単そうに見えるが、できないのは? 医療スタッフが足りないとか、場所がないとか・・・・・グダグダと言い訳ばかり。 場所なら、日比谷公園、靖国神社や明治神宮の境内だって可能だ。戦没者や明治天皇の御霊も国民のお役にたてるなら・・・とお喜びになるハズ。 医療スタッフも訪問医師が5~6軒回るより、一か所なら5~60人を診れるだろう。

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野戦病院をググったら、こんな写真が出てきた。まさにこんな感じだった。

 

Oip-1都知事も首相も、全く何もしないで、「受け入れない病院は名前を公表する」なんてアキレル! まるでヤクザの脅しのようだ。 密を避けて!などと言っている場合じゃない。若者たちのワクチン申し込みに長蛇の列! 酸素ステーションを作りましたア・・・などと、自己パフォーマンス優先の知事を選択した人たちは重責。

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外はジリジリ猛暑たけなわ。言われなくても不要不急の外出はできない!

 

 

2021年7月26日 (月)

始まった!

当初からスッタモンダの五輪イベントが民意反対を押し切ってスタート。 

TVはどのチャンネルもオリンピックモードで気ぜわしい! 元々スポーツ音痴で体力のない自分にはあまり興味のないことではあるけれどコロナ感染者数がぐんぐん伸びている。無事に終わってくれることをひたすら願っているが、五輪で国民を集中させて、陰で何かが蠢いていそう。 閉会後は綿密な税金の会計報告をしてもらいたいものです。

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この図にもう一人言い出しっぺの元都知事が居てもいいハズ。 賭博場開設やらオリンピックを提唱した威張屋の彼のコメントが是非欲しいものだが、高級病棟に隠れているのかな? 

 

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ぼったくり男爵と頼まれ委員長。 今回はスーパーマリオの登場はなかったけれど、VIP席の隅っこにチラッと見えた。 IOCもJOCも、もう解散の時期に来ているのかもしれない。

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空を見上げると満月前夜の月が、ジッと地球を見つめていた。

 

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