『老朽化原発の再稼働を赦さない』 ~ 首都圏大集会
久しぶりの原発集会に参加。 その殆どが白髪頭の高齢者たち。目下イスラエル、ウクライナ情報が飛び交う。すっかり原発は忘れられた状態。都民にとってはフクシマより深刻な状態をもたらすだろう東海原発なのにその無関心さはどうなんだろう? 都知事のコメントすら聞こえてこない。
フクシマが事故った時に「アッチのほうで良かった!コッチで起こったら大変なことになった!」と政府のエライ人が言った。
仮に、こっちのほうで起こったら? 半径30㎞圏内に94万人が住む。東京駅から116km、首都圏は150km圏内にすっぽり入る。
老朽化原発の危険について
原発の寿命は、部品として交換できない原子炉圧力容器の劣化で制限された。それが何年か分からないまま原発開発にのめり込んだが、周辺機器は40年を原則に設計、施工された。
原子炉圧力容器の劣化は炉内に試験片を設置することで監視すると言われてきたが、東海第二の場合、その試験片を使い果たし、すでに劣化を評価する手段を失っている。
劣化の程度を評価できないまま運転し、事故が起きれば、原子力マフィアはまた「想定外」だったと言うだろう。
仮に原子炉圧力容器が壊れなくても、原発には40年の寿命をもとに施工された無数と言える部品があり、それらが原因での事故も起きる。(小出裕章)
壇上に立つ、各団体と小出裕章氏
集会後、神田神保町をデモ行進。土曜日の神田は人影まばら、白髪頭の元若者たちが声張り上げて歩いた。 今年の猛暑ですら、電気は稼働していたのである。
日本の未来を考えると虚しさだけが漂うが、世は過ぎ世は来る? ケセラセラ?
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