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映像散歩

2020年11月29日 (日)

トルコドラマにはまって

このところ、連日、トルコドラマ「ANNE」にはまっている(BS4 月~金の14:30~15:30)。

もともとは日本テレビ制作のヒットドラマ「マザー」のリメイクらしい。それが、10年前、トルコで放映され、またまた高視聴率だったとのこと。それを再輸入??

日本ではよくある、シングルマザーとその新しい夫による児童虐待がテーマである。 子供には甘いトルコ社会ではかなり、ショッキングだったのではないだろうか。

録画して、就寝前に観るので、不眠症には良くない( ^ω^)・・・

 

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主人公の少女の演技が凄い!

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放映当時、友人のトルコ人の義母さんも夢中で観ていたそうである。

 

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歯が欠けて、新しい歯が生えるほどのロングラン。

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イスタンブルの馴染みの映像も現代トルコ語もトルコファンとしては嬉しい。

 

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小遣いを稼ぐために、街角でテイシュを売る(テシュは配っていない)。たまにボランテイアで買ってくれる人も居る。 現実によく見かける風景。

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心は飛んでイスタンブルだが・・・現在トルコのコロナ対策では年齢ごとに外出許可時間制が出されているそうである。時間内に用事を済ませなければならない。

65歳以上:10:00~13:00

20歳以下:10:00~16:00

その他は:10:00~20:00

ヨーロッパまで飛んで3時間だからコロナウイルスも簡単に飛んでくる。

 

 

 

 

2020年9月22日 (火)

『シリアにて』 ~ 岩波のプライド

余りにも長期間の内戦が続いているシリア。最近はコロナ禍でニュースからも遠ざかっているが、今なお悲惨な戦闘が継続している現実を忘れてはならない。久しぶりに、電車に乗って、開映している岩波ホールへ向かった。

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ドキュメンタリーではなく、映画なのだが、余りにも現実的で嘆かわしい。この内戦の仕掛け人は誰なのか?を見極めたいと思うが、その実は複雑怪奇。いつの世も、犠牲になるのは弱者である。

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カーテン越しに覗く世界は戦場。ダマスカスのアパートの一室での二四時間。

個人的には、1990年に訪ねたシリアはどこへ行ったのか・・・・当時出会った現地の人々や街の様子を想い出す。

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監督:フィリップ・ヴァン・レウ

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岩波ホールのコロナ対策は実に徹底していて、入場券裏に、名前と電話番号を記入、座席からトイレに至るまで、良心的な配慮には岩波のプライドすら感じた。

ホールは10月~2月まで改修工事の為、閉館の予定。

 

 

2019年9月23日 (月)

『聖なる泉の少女』 ~ ジョージアの映像詩 

映像が魂に呼びかけるとはこのことだとつくづく思った。 台詞が少なく、その分、画面いっぱいにセリフが広がる。 どの場面を切り取っても美しい絵になる。

 

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トルコ国境近くのアジャラ地方の多様な文化、宗教の調和を静かで美しい自然の中で描いている。

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先祖代々伝わる水治療の【聖なる泉】を守ってきた一家。 継承すべき3人の息子たちは他職に付き、残る末娘に継承させようとする頑固な老いたる父。 従いながらも、娘は普通の女性であることを・・・・・内面に迫る詩的映像。

 

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脚本+監督: ザザ・ヘルヴァシ

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2017年の東京映画祭で公開された。 主人公ナーメ役の女優は是枝監督の大ファンとのこと。

 

 

 

2019年8月25日 (日)

映画『ひろしま』

この映画は毎年自主上映会のタイトルになっていたのだが、見逃していた。 ところが、なんと、NHKのEテレで深夜に放映されたのである。天下のNHKも、心を入れ替えてくれたのかなア・・・と思いきや、「深夜」であることが不可解。

1953年の制作後、「反米的」という理由で、公開禁止されたそうであるが、実際映像を見る限り、ナニが反米なのか理解できない。 戦後8年経過のヒロシマはまだまだ傷跡が生々しく、出演者の市民たちも記憶に忠実に演じているだけ。 それゆえに、映像はリアル。 物語というより生々しい映像が映し出され、リアリズムそのもの。 広島出身の月丘夢路はノーギャラで出演したそうである。

出演者:月丘夢路、山田五十鈴、加藤嘉、岡田英二等々、今は亡き名優たちが登場。

制作:日教組プロ (上映禁止の理由はここかな?)

監督: 関川秀雄  助監督: 熊井啓

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瓦礫の中からはい出した母:山田五十鈴

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教え子たちと川に飲まれる教師 :月丘夢路

小学生の時に、学校映画で見せられた新藤監督の「原爆の子」は原爆ドームだけが印象深かった。この作品を見ていたら、原爆に対する恐怖感がもっと強かっただろうと想像する。

 

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正面のドームがなかったら、単なる美しい公園。映画の製作された当時は、まだまだ瓦礫などが残っていて、その風景が映像に生かされている。

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資料館内に、展示されていたこの春の「絵」は、希望に満ちていて、心地よく、悲惨さを忘れさせる。(作者名、忘れました)

 

2019年6月25日 (火)

岩波ホールに長蛇の列

上映中のドキュメンタリー映画「ニューヨーク公共図書館」は、いつもガラガラの岩波ホールが満席!

これは、どんな現象なのだろう・・・本離れが進んでいる、街の本屋が消えてゆく・・・現実なればこそなのか? それにしても、途中休憩ありの3時間25分。 途中でコックリしている人もいて、終了後もエレベーターが満員!疲労困憊!

いろんな人が、いろんな意見を言っている。 まとめてみると図書館は単なる「書庫」ではない! 「人」なのだと。

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日本の某一流?大学には図書館学科があり、そこの卒業生で、長年T大学の図書館勤務をしていた知人に感想を聞いてみると

公立でなくて「公共」図書館だから出来る活動だとも思いましたがあそこまで出来るのは、情報ということについての大きな考え方をしているアメリカだからこそだと思いました。

日本ではとても出来ないでしょう、予算規模からしても。

 

某図書館勤務者は

イベント・プログラムの参加者がほとんど中高年ばかりとか、ベストセラーを買うかどうか悩むところなど、日本と共通の場面もありました。しかしそれにしてもアメリカの図書館員の社会的使命感の高さには驚きました。見習いたいものです。

 

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電子図書の時代、巷の図書館も多様化を迫られる時代、興味を持つ人たちが多いのは結構な事だと思う。

日本の「国会図書館」って入ったこともないけれど、どんな役割をしているのだろう・・・・すべての図書を在庫しているというのは知っているけれど。

 

 

 

 

 

2018年7月31日 (火)

ドキュメンタリー映画 ~ 『ゲッベルスと私』

6月から上映されていて、終映間際というので、観に行った。岩波にしては珍しく混んでいた。やはり観客の殆どが真面目な(多分)中高年世代。 同行の友人は秋にアウシュヴィツへの旅に出る予定。

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あの冷徹なナチスNo・2ゲッベルスの秘書として、1942~1945の3年間勤めていたブルヒルデ・ポムゼル(103才)への長時間インタビューを、世界各地のアーカイヴ映像を挟みながら映像化した作品。

アーレントの「悪の凡庸」を思い起こさせるが、ポムゼルは収容所の存在を知っていても、何が行われていたのかも知らず、ユダヤ人への偏見もなかった。実際に手を下したアイヒマンと同列ではないだろう。 無知は罪なのか❓ 人間は少なからず、時代に翻弄されるということ。

 

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戦後、ソ連の捕虜として5年間の収容所生活を強いられた。彼女も戦争の犠牲者の一人だったのだろう。 貌の深い皺がモノクロ画面一杯に映し出される。

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給料が良かったから、私はただ言われた通りタイプをたたいていただけ。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

関西の友人から酷暑見舞いのメールが届いた:

酷暑の日本、東京五輪はどうなるのでしょう。

死刑執行前日、災害進行時に宴会しようと、反省もお咎めもなし。

いつかバチが当たると思いながら、なかなかその気配もなし。

ホント、絶望の日本です。

最近は長生きしようと思わなくなりました。。。

2018年5月16日 (水)

最近観た映画

毎日映画を観ている。映画館でも自宅のTVでも・・・。子どものころからの病みつき。 悪評高いNHKでもBSでは貴重な映画を放映し、特に外国からの輸入品ドキュメンタリーには魅せられる。 「TVが嫌い!」とさもTVにうらみでもあるようなことを得意になっておっしゃる方々も多いけれど、私はTVという画面がないとすごく寂しい。 ほとんどが録画である。

「心と体と」 

初めてのハンガリー映画だった。監督も出演者も全く知らなかった。心に沁み込んでくる映像。

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スタートの映像は牡鹿雌鹿が冬の森を歩いている風景。

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高学歴ながら、接触障害をもつ、堅苦しい女性が食肉工場で働くとことになった。 その上司は片腕が不自由。  不器用で孤独な二人がいつしか心を解け合ってゆく。 女性監督ならではのやさしさが映像の隅々に見られる。

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                                  監督: イルデコー・エニュデイ

「女は二度決断する」

本作品は以前に何本も本邦公開しているトルコ系ドイツ人監督、ファテイ・アーキンの最新作品。 彼のテーマは常に移民としてのドイツ人から見た眼差しをもって描いている。

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ドイツ女性と結婚したトルコ系の男の事務所がネオナチのテロに会い、突然妻は息子と夫を失う。 犯人が確定しながらの裁判で敗訴。 やりきれない悲しみの中、妻に芽生えたのは・・・・テロはテロを生む。彼女の腕のサムライのタトウのアップが気になった。

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ベルリン映画祭の金熊賞を得た、主演のダイアン・クルーガーと監督のファテイ・アーキン

2018年1月25日 (木)

裏日本の冬 ~ 「夢千代日記」

昨年末、脚本家、早坂暁が亡くなって、1981年放映されたNHKドラマ「夢千代日記」が36年の時を経て、再放映された。 主演の吉永小百合は優等生過ぎて、どんな役でも小百合の粋を出ず、決して好きな女優ではないのだが、この役は彼女の当たり役。  

舞台は山陰の山峡にある湯治湯、それぞれ訳ありの人間模様が、雪とともにそこはかとない哀しみとして描かれ、しっとりとした感動が蘇った。 これぞNHKドラマの傑作だと思う。

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                     余部鉄橋
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    広島で体内被曝した夢千代が神戸の病院通いをする車中で

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          温泉湯で温まった石を懐に入れて温まる

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原爆被爆後、白血病で亡くなった母の跡を継いで、芸者置屋を営む夢千代。芸者たちも幸せとは縁遠い、いつの日か表(太平洋側)へ行きたいという願望を持ちながら貝殻節を唄い踊る・・・切なくて、温かいドラマ。

音楽;:武満徹、芸者役:樹木希林、楠敏江、秋吉久美子、 ストリッパー:緑魔子、偽医者:ケーシー高峰、 刑事:林隆三 他に夏川静江や佐々木澄江等の芸達者揃い、もはや出演者の半数は故人

2017年9月 9日 (土)

『静かなる情熱』 ~ エミリ・デイキンスン

エミリ・デイキンスンEmily Dickinson(1830-1886)はアメリカの詩人であることは知っていたものの、その作品と人物についてはボンヤリ。 自然、信仰、愛と死をテーマにした作品は生存中は無名であった。

100年前のアメリカ人がこんなにも美しい英語を話していたのだろうか(たとえ、上流家族とはいえ)と驚き、映像もイギリスらしく丁寧で美しい。 彼女の個性と生きた時代を振り返りながら後味の良い作品に収まっている。英語の語学教材としても優れた映像ではないだろうか…などと思いながら、うっとり。

彼女の病気を医師がブライト病と診断する場面がある。今でいう腎臓疾患だったらしい。静かなる情熱を秘め、生前は作品を評価されることもなく自宅に閉じこもりながらの詩作。 かなり気難しい性格だったようだ。

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改めて、彼女の詩に触れてみたくなって、早速、図書館へ申し込んだ。

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          Water is taught by thirst;
                   
          Land, by the oceans passed;           
          Transport, by throe;
          Peace, by its battles told;        
          Love, by memorial mould;

            Birds, by the snow.

            水は 渇きによって 教えられる        

            陸は 渡ってきた 大洋によって
            恍惚は 苦悶によって
            平和は 語られる戦闘によって
            愛は 形見の肖像によって
                 鳥は 雪によって

                               出典エミリー・ディキンソン

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監督・脚本: テレンス・デイヴィス

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主役: シンシア・ニクソン

2017年3月 5日 (日)

『ロマの哀愁』 ~ 洞窟フラメンコ 

ロマ(ジプシー)という言葉を初めて耳にしたのはいつのころだろうか・・・。多分、絵本で見たフラメンコのような気もするが、国を持たない民族としてのユダヤ人とロマ人の存在には「どうして?」という疑問を持った。

ドキュメンタリー映画「サクロモンテの丘」を観たら、1971年にグラナダはアルハンブラ宮殿向かいの丘にあるサクロモンテの記憶が蘇った。 洞窟を白く塗りたてて、家族で住みながら観光客にフラメンコを披露する、小さな子供たちもこぞって踊る。 ホテルに依頼すると、手配者が案内してくれた。 ワインを飲みながら、カスタネットを売りつける(貧乏旅行なので、買わなかった)。狭い洞窟で彼らの体臭を感じた古い記憶。

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その後、ロマたちはサクロモンテから退去させられ、公営団地などに、移動した。現在では、サクロモンテの洞窟はドイツ人と日本人の別荘になっているのだとか・・・。

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かって、フラメンコダンサーとして世界を駆け巡っていたロマ達は今、過去を懐かしみながら、後継者を育てることにエネルギーを注いでいる。

ヨーロッパでは各地でロマの集団を見かける。お金の無心をしたり、かっぱらいをしたりすることも多いので、嫌われ者だけれど、今ではほとんどが定住し、教育も受けている。

ホロコーストでは多くのロマ人が犠牲になった。「ハンガリー狂詩曲」「チゴイネルワイゼン」などロマの血の哀愁漂うメロデイーが心に響く。

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