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音楽

2016年12月24日 (土)

クリスマス イン ウイーン 1994

こんな素敵なコンサートだったら、1994年にタイムスリップして行ってみたかったなア~と思わせるCDを年賀状を書きながら聴いている。 

今日は12月24日、西洋では年に一度の静かな夜を家族とともに過ごす日、クリスマスプレゼントも、七面鳥の料理も滞りなく準備されたことでしょう。

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出演は世界のテナー、プラシード・ドミンゴとノルウェイーのシセル・シルシェブールそしてシャンソン界の大御所シャルル・アズナヴール。 果たして3人の個性は反発しあわないのだろうか?という心配をよそに、ドミンゴの浪々としたテノールとセシルの透き通るクリスタルヴォイスそしてアズナヴールの嗄れ声がウイーンフィルを背にごく自然にハモッテいる。

ドミンゴがアズナヴール曲の「アベマリア」を唄う・・・実に心地よいクリスマスソングに聴き惚れてしまう。

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                 わが家のサンタも健在

2016年6月21日 (火)

『ラストコンサート』 ~ アズナヴール永遠に

6月16日: これぞ最後のコンサートだろうと雨の中をNHKホールへ。昔のように、ワクワクはしなかったものの、どんな「唄=作品」を演じてくれるのだろうか、声の衰えは大丈夫か、舞台で転倒などしないだろうか、と心配のほうが先に立つ。 ワタシのアズナブールも御年92歳なのだから・・・。

ラストコンサートは73歳の厚生年金ホール、83歳の東京フォーラム、今回のNHKホールと3度目。 もしかしたら、白寿のコンサートも?

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満席の観客を前に、現れたのは昔と変わらないアズナブールだった(席が遠かったので顔の皺は見えない)。 確かに、以前に比べれば、音程がイマイチ、声の伸びないことはあっても、幕間もなく、一気に歌い上げて、あっという間のラストコンサート。 胸が熱くなった。それを「奇跡」という人もいた。 

しゃがれ声で、唄い演じる。舞台に消えてしまいそうな、シックないでたち、しかし椅子に座って唄う時、靴下の赤がチラッと見える。 途中で上着を脱いだ時の赤いサスペンダーが「粋」 ステップを踏みながら舞台のそでへ消えて行った。 拍手喝采ブラボーが飛び交う。 花束が次から次へ・・・heart04heart02

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開演30分前:入り口にはすでに老若男女の列が。 二階席までS席。VIP席は発売同時に売り切れ。それもそのはず、芸能人であふれていた=ズルイ!

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          ああ、まもなくアズナブールに会えるのだ・・・

Sharuru
1924年、パリ生まれ。両親はジョージア(グルジア)とアルメニア(トルコ)からの移民。 母方の祖母はトルコで亡くなったという。 子供のころから舞台に立った生粋の芸人。 エデイット・ピアフに見初められ、育てられたのは有名な話。

シャンソンの魅力はパリの異邦人(移民・難民)を受け入れた土壌に育まれたところから生まれた詩(ポエジー)にあると思う。

シンガーソングライターであるアズナヴールの作品は永遠に唄い繋がれて行くことだろう。

ファーストクラスでゆったりとパリへ帰って欲しいわ~」という声が聞こえた。彼のファンはとっても心が熱いのである。 

 ♪ 梅雨の宵青春唄ふアズナヴール ♪ 

2015年12月17日 (木)

『トルコの風コンサート』 ~ アラトウルカレコード

14日: 浜離宮朝日ホールでの日ト友好125周年を記念した、「トルコの風コンサート」へ。スポンサーはトルコ航空。

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                                      Photo by AlaturkaRecords

♩アラトウルカレコード♩ はオスマン古典音楽の演奏をするプロのグループ。 ウード、ネイ、等、当時の楽器とヴァイオリン、チェロ、クラリネットなどを加えた楽団と唄で、エキゾチックな音楽で会場を魅了。 

稽古と口伝により継承されていたのが、楽譜として採譜されたのは19世紀半ばとのこと。音大卒のメンバーで構成されていてレベルはかなり高い。

日本の三味線+尺八+小太鼓とのコラボは正に友好的!中でも、3.11震災応援歌の「花は咲く」を歌詞の内容を把握して、泣きながら歌ってくれたシーンには感動!(NHKの義理唄とは全く違う)。 ふわ~っとトルコのあたたかい風がホールを吹き抜けたheart04

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撮影可なのに、うっかりカメラを忘れてしまって残念無念! ガラ系の携帯で撮ったらこんな感じ・・・トルコと日本の国旗が揺れていた。

実際に聴いてみたい場合はこちら ⇒ http://www.alaturkarecords.com/video.php

2014年9月26日 (金)

健在! ミシェル・ルグラン

眠れないので深夜のBSのスイッチを入れたら、ミシェル・ルグランナタリー・デセイのヴェルサイユ宮殿でのコンサートが放映中だった。

 

020_3ミシェルルグランと言えば、フランスミュージカルでおなじみ、「シェルブールの雨傘」や「ロッシュフォールの恋人たち」他にも「おもいでの夏」「愛と哀しみのボレロ」「栄光のル・マン」エトセトラエトセトラ・・・・我青春の1ページを想い出させる映画作曲家でもある。思いがけず、健在ぶりを発見できてウレシイ!

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              宮殿庭は夕暮れが迫り、夜になる・・・・・・・

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           82歳の現役が時折唄も披露しながら鍵盤に指を走らせる

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    共演のソプラノ歌手、ナタリー・デセイ(Nathalie Dessay)、その美しさにもうっとり

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ハイライトは「シェルブールの雨傘」のデユエット、アメリカとは一味違うオトナのコンサートを堪能、気が付くと夜が明けていた。

2014年5月15日 (木)

名器 『ダヴィドフ』 は今・・・

♪「ヨーヨー・マ」に貸与されているようですよ♪とのコメントあり。 

さっそく手元のCD「ヨーヨー・マ・ベストアルバム」を確認しても「ダヴィドフ」の言葉は全く出てこない。

チェロを弾く彼のポスターが添付されていたので、ジャッキーの写真と比較してみるのだが・・・・・・同じようでもあり、ちがうようでもあり・・・・。 かなり年季が入っていることだけは感じられる。

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                  ♪果たして、ダヴィドフ・・・♪

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                                                                              wikipedia

ストラデヴァリ(1644-1737)ってどんな人物だったのだろう? いつかクレモナへ旅してみたいものである。

2014年5月12日 (月)

ジャクリーヌ・デユプレのチェロ

ジャクリーヌ・デユプレ(1945-1987)はチェロを弾くために生まれたとデビュー以来絶賛をあびるも、71年多発性能脊髄硬化症に襲われ、活動中止を余儀なくされた。 日本演奏もキャンセル。

ストラデイ・ヴァリウスのチェロ(ダヴィドフ)を抱えての演奏旅行はかなり体力のいることだったであろう。 エルガー(威風堂々で有名な)のチェロソナタは彼女によって息を吹きかけられたと言われ、巨匠、カザルスの感涙を誘ったそうである。

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狂ったように激しくチェロに挑みかかる。身をかがめて弓で猛烈な強打を浴びせ、うしろにのけぞって繰り返しチェロに迫る・・・・小麦色のたてがみが激しく揺らいだ・・・・実物を見たこともないのにコンサートで聴いているような気分。 

夫であるバレンボイムのピアノが邪魔にすら感じる。彼女のチェロだけを聴きたい。 

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伝記「ジャクリーヌ・デユプレ」青玄社の著者キャロル・イーストンはジャクリーヌの肖像を正確で完全なものにすべく、情報収集に撤し、幼年時代から42歳で生涯を終わるまでの様々な部分に光を当てている。

神童(天才)特有の精神的バランスに欠けていたせいか女学生のように無邪気な面があり、結婚時に夫の宗教であるユダヤ教に迷いもなく改宗、イスラエルでの活躍も多かった。日本での演奏を実現して欲しかった幻のチェリストである。

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                          (du Pre & Brenboim: ベートーベンチェロソナタ CDジャケット)

         ♪今、彼女のチェロであった名器「ダヴィドフ」は誰が弾いているのだろう・・・♪

2014年2月27日 (木)

ピアニスト : ♪セルゲイ・ラフマニノフ♪

ラフマニノフ(1873-1943)と言えば、真央ちゃんが舞ったソチのフリー曲「協奏曲2番」、バンクーバーでの「鐘」(エドガー・アランポーの詩)の作曲家として有名。

コンサートピアニストとしても活躍したというので、どんなピアニストだったのだろう・・・と調べてみたら、見つけた!本人自身が演奏するCDを。 

ショパン、モーツアルト、メンデルスゾーン等々、音がとっても柔らかく、入眠剤としても心地よい。 ショパンの曲は時に、神経をピリピリさせるけれど、まるで子守唄のように安心感があるのだ。 それは当時の録音環境のなせる業か、彼もまた神経衰弱症だったから、その想いが伝わってくるのかもしれない。

嫌な不協和音の響く昨今、ラフマニノフの奏でるピアノに耳を澄ませて、癒されたいと思う。

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2013年12月 9日 (月)

古典オペラ 『オルフェオ』 ~ モンテヴェルデイ

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師走の始まり:   

音楽愛好家の友人夫妻のご主人様が「行かない!」 ということで突然世界最古のオペラのチケット ♪オルフェオ♪が舞い降りてきた。

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初演は1607年のイタリア(マントヴァ): ルネッサンスからバロックへの過渡期の作品ということで、素朴に感じたのはギリシャ神話をモチーフにしているせいかも知れない。

とても落ち着いた気分になれるのはやはりバロックだからか・・・・カウンターテイナーの存在も新鮮。 (中世ヨーロッパでは女性は教会で黙すという掟のため、ボーイソプラノやカストラート、カウンターテイナーでカバー

酒も飲まないのにほろ酔い気分で帰宅、連日CDを聴きまくっている。新たな眠れる音楽との出会いでもあった。 「行かない」決断をされたご主人様に感謝!

                 後ろを振り返らずに歩かねば・・・

 

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                                クラウデイオ・モンテヴェルディ (1567-1643)

★ NHKラジオイタリア語でもモンテヴェルデイの曲が流れているらしい

★古楽アンサンブル「アントネッロ」では来年3月21日(金・祝)には「ウリッセの帰還」を上演      http://www.anthonello.com/ 

2013年7月 5日 (金)

「去来の句」を唄う ~ スラヴァ(Slava)

カウンターテイナーのスラヴァが唄う「アベマリア」が素晴らしい・・・と友人がCDを貸してくれた。 ソプラノでもないテノールでもない、不思議な魅力のアベマリアのオンパレードだった。 他にも聴きたいと探し当てたのが「The Very Best SLAVA」。 

クラシックからミュージカルまで幅広いジャンル、中でも驚いたのは向井去来の句を唄っていることだ(勿論英語で)。翻訳者は不明であるが、五七五の簡潔な日本語の意味を伝えるのは至難の業であることが一目瞭然。

応々といへど敲くや雪の門

"Yes,yes! I will open the door right away" - I replied

Yet the knocking goes on.....

Gates in deep snow !

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では、芭蕉の古池や蛙飛び込む水の音 はどうなるか?

Old pond frogs jumped in sound of water    (ラフカデイオ・ハーン)

The ancient pond A frog leaps in The sound of the water(ドナルド・キーン)

The old mere! A frog jumping in The sound of water (正岡子規)

自分としてはキーン訳が良いと思う・・・。

簡潔な言葉といえば、イタリア語もかなり短い言葉で深い意味を伝えることが可能らしい。オペラを忠実に和訳すると字余りになって唄いきれなくなるそうだ。逆にオペラの翻訳には俳句的センスが必要なのかも知れない。

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