『読みたいのに挫折』 ~ 100年の孤独
名著を読んで途中挫折というのはよくあることだが、今回の読書会の課題書は40年前のノーベル賞受賞作品「100年の孤独」。 選択理由は読みそこなっていたノーベル賞本が、文庫の新刊として出版されたからということで飛びついた。
読み始めると、3代に渡る一族の歴史ながら、系図でもないと同じ名前がズラズラ続き、現地の風習なども絡み、途中で訳が分からなくなる。
池澤夏樹は英語で本作を読み,以来「追っかけ」の読者になってしまったのだとか。 確かに、図書館には10冊近いマルケスの本が並んでいる。 読めないのは自分だけかと、落ち込んでいたら、会員の殆どが読めなかったというのでほっとした。 帯の宣伝文句は『聴け、愛の絶叫を。見よ、孤独の奈落を』
まんまと新潮社の口車に乗ってしまった!というのが実感。
本書はマジックリアリズムと言いうらしい。
書店のレジ前には山積みされたベストセラー。
著者のガブリエル・ガルシャ・マルケス (1928 - 2014)
読めなかった慰めに酒が送られてきた。マルケスに乾杯!
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