『蛍袋』 ~ 過去の記憶
酷暑、24時間冷房無しでは生きていけない・・・・高温だけではなく、高湿度が不快。水を飲め!冷房付けろ!と行政も口を出してはいるが。
わが庭には、梅雨になるとオリーブの木の下に白い蛍袋が咲くことになった。子供時代から馴染んだ花なので、冷蔵庫もクーラーもなかった、勉強もしなくて良かった、今よりはるかに原始的な夏の生活を想い出す。
蚊に刺される、蝉の声がジリジリ暑さを募らせる。時折、赤い旗をたてて、青い箱に薄甘い氷の棒のアイスキャンデー売りが自転車でやってくる。買ってもらえる子はシアワセ。朝のパンやご飯が夕方には傷んでる。何を食べて生きていたのか・・・不思議だが、井戸水は冷たくておいしかった。
時は流れ、戦後初期に生まれた昭和世代も、高度成長期を過ぎて、今や高齢者、懐かしさと不安を抱えながら生きている。
最近のコメント