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殆ど出番のなかった重い辞書。 電子辞書もなかったころの憧れ、大枚はたいて購入した。こんな辞書を使ったらもっと英語ができるようになるような気がした。(それは錯覚であったのだが)
かなり前から処分しよう・・・と思いつつ、¥9800-で購入したのだから、もったいないと、若気の至りを反省しながら未練がましく引きずってしまっていた。
辞書と言えば、PCのない時代、我が家には百科事典などなかったから、何か調べるには手のひらサイズの国語辞典。当時の田舎町には図書館すらなかった。
高校には、あこがれの英語の先生がいた。 発音もネイテブスピーカー並み。指導が受けられと思いきや、長期療養に入られて、卒業するまで復帰はかなわなかった。 その先生の書斎に案内されて驚いた!洋書に囲まれて、大きな机には大辞書が開いたまま!
2キロもある重~い辞書で炬燵での学習は所詮ムリ。無用の長物を買ってしまった「愚かさ」をしみじみ・・・。ゴミ捨て場に持っていくにも紐でくくらねば運べない。 断捨離とは存命中に思いを断ち切る作業かも。
TVでイスラエルのヴァイオリニスト、ギル・シャハム(Gi・Shaham)の演奏を聴き、彼の演奏をもっと聴きたいと思った。映画音楽の巨匠(スターウオーズ、未知との遭遇、ジョーズ、シンドラーのリスト等々)ジョン・ウィリアムスとのCDを胸弾ませて聴いた。
ところが、
こんなに哀しい音楽に出会ったのは初めて。心から涙が流れるような・・・・。それもそのはず、映画「シンドラーのリスト」からの曲も入っている。例えばユダヤ人街(クラクフのゲットー、1941年冬)なども含まれている。 ユダヤ人のギルを尊重するあまり、こんな哀しい曲の編集になったのだろうか??
タイトルの「木の歌」についてジョンが散歩する公園の木「メタセコイア」という針葉樹のまたとない美しさ、気高さと、ギルと彼の芸術の優雅さ、高貴さとを、できる限り関係づけて表現しようとしたとのこと。
作曲者・ピアニスト・指揮者でもあるジョンに指揮を指導したのは小澤征爾だったとか。
ジョン・ウイリアムス: 1932~ + ギル・シャハイム: 1971~
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