『ローズのジレンマ』 ~ ニール・サイモンの戯曲
突然、「民芸チケット」が舞い降りてきた。実に民芸の芝居は何十年ぶりだろうか? 最近はナマモノに久しくご無沙汰なのでうれしい。天才のニール・サイモンの戯曲は民芸初上演とか、彼の作品となれば面白くないはずはない。
主演は樫山文枝。鼻ぺちゃのおはなはんがどんなものか?と心配したら。さすが大御所(82歳)難なくスムースに違和感なく引き込まれた。
ローズの恋人(幽霊)を演じるのは篠田三郎(彼が民芸だとは知らなかった)。
会場は満席!
相変わらず熱い会員に支えられているのだろう。
ニール・サイモンの作品は人間の心の機微を描いた愛情あふれる暖かな余韻が残る。人間の弱さそのものを見つめる暖かな眼差し・・・
(1927-2018)
劇場(紀伊国屋サザーンシアター)の下が紀伊国屋書店の洋書部:
ヘミングウェイの「日はまた昇る」を購入してしまった。円安なのかペーパーバックなのに、¥2000.-もする。 若き日に「武器よさらば」をしばらくかかってやっと読んだ記憶がある。簡単な言葉でも日本語にするのは難しい。果たして自分の存命中に読破できるだろうか? 読みかけの本の中に埋もれそうな気配あり。
装丁はソフトながら金ぴかの新装。
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