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2023年7月24日 (月)

『鉄の造形』 ~ 武田美通の世界

夏になると「戦争」を想い出す。と言っても、戦後生まれは大人たちの話を聞いたり、まだまだ貧しい時代の日本を知っているだけなのだが。

「戦死者たちからのメッセージ」というテーマの鉄の造形展に行った。鉄がリアルに観客に訴えてくる。 敵の砲弾でなく、飢餓地獄の中で死んだ兵士たちや、サイパン、沖縄、満州で自死していった母子たち、被爆した人たち、いまは物言えぬ人々に代わってその切なる思いを渾身の力で表現した作品群。

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武田美通(たけだよしとお):1935-2016 元々はジャーナリスト、60歳から造形作家の道を歩む。現在30点の作品は恵泉女学園に保管されているが、閉校後はどうなるか未定とのこと。

 

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いまなお太平洋の底深く

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自決する兵士  

1941年、東条英機陸軍大臣名で出された「戦陣訓」は、精神的支柱として、軍人はもとより民間人をも呪縛した。 特に降伏して捕虜になることを禁じ、自決せよとの教えは、大量の餓死や玉砕、集団自決に繋がった

 

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処刑されるBC級戦犯   そういえば阿部元首相の祖父はA級戦犯だったはず・・・なぜ処刑されなかったか?

 

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帰還兵が問う

 

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茨木のり子の詩 「木の実」によせて

 

青い大きな果実がひとつ  現地の若者はするする登り 手を伸ばして転がり落ちた

木の実と見たのは  苔むした一個の 髑髏である

ミンダナオ島 二十六年の歳月  ジャングルのちっぽけな木の枝は

戦死した日本兵の どくろを はずみで ちょいと引っかけて

・・・・

生前 この頭を かけがえなく いとおしものとして

掻き抱いた女が きっと居たに違いない じっと視ていたのはどんな母

この神に指絡ませて 優しく引き寄せたのはどんな女(ひと)

もし それが わたしだったら・・・・

 

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