『昔泊まったホテルも崩壊』 ~ トルコ地震
トルコ東南部の大地震発生から1か月イスタンブル在住の友人、土屋ともえさんからやっとメール返信があった。一ヶ月間、現地取材に行っていたそうである。
残念ながら、映像がうまく転載できないので、文章のみ掲載。
『今にも今にも崩壊しそうな壊れたビルで、重機ががれきを崩している。すると、ビルは崩壊。これは工事のミスではなく、ビルの解体工事の様子。トルコでは、各地に崩壊寸前の建物が無数に残っている。そして、多くの車が通るすぐ横で、また1つ、ビルが崩壊。解体を待っていた建物だった。大地震から、1カ月以上。相次ぐ建物の崩壊に巻き込まれるなどし、死者はさらに増加。トルコとシリアあわせて5万2,000人以上にのぼっている。そんな中で続く、日本の援助隊の医療支援。医師などのボランティアが、交代で現地入りしている。
昨日、イスタンブールに戻る便に日本の医療隊も乗っていたのですが、彼らが搭乗しようとしたら自然に拍手が湧き起こりました。機内でも体調不良の人が出て、日本人医師がケアしていました。』
24年前も、トルコ大地震があった。「ガンバレトルコ」という企画に参加し、現地で不足しているテントを送った(トルコ航空が無料搬送)等々懐かしい記憶が蘇る。
当時、いち早く自衛隊が阪神地震時に使用した仮設住宅を船で現地へ搬送したのは良いけれど。 そのまま置きっぱなし! 生活様式も異なる水道やガスサイズも違う使い古しの住宅を設置するのは至難の業。秋になって寒くなって、それでも日本からの住宅が出来上がらない・・・と言って泣いていたおじいさんが居た。 まるで瓦礫を捨てに行ったかのように思えてならなかった。
フランスやドイツは現地材料を駆使して、住宅を設置しているというのに・・・。日本のボランテイア精神にはノウハウがないことを痛切に感じたのだった。それにしても、今回の医療支援は現地で活躍できたようで本当に良かった!
トルコ国花のチューリップ = ガンバレトルコ!
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