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2022年11月

2022年11月30日 (水)

『わたしの心のレンズ』 ~ 大石芳野さんの現場

フォトジャーナリストとして活躍している彼女の名前は認知していたが、著書は初めて読んだ。男女同権とはいえ、カメラの重さも平等。取材地は過酷な場所。戦禍の中で苦しむ多くの人びとに会い話を聞き、写真に収めてきた・・・。

ベトナム ~ アウシュヴィツ ~ カンボジア ~ 広島 ~ 長崎 ~ 沖縄 ~ ニューギニア・・・・

女性のハンディを背負いながら、女性特有の繊細さを武器に取材した愛おしい写真たち。心のレンズは曇っていなかった。

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コロナ禍での休息で現場の記憶を紡ぐという一冊をよみながら、師走を迎えることに。

2022年11月11日 (金)

『落葉ふみふみ』 ~ 六義園

 

やっと秋晴れが続いている。 6年前にトルコから帰国した友人と東洋文庫六義園へ。暑い暑いと言っていたのはついこの間だった。木々はすっかり紅葉。 茶店でお抹茶などをいただきながら、トルコ話などに花を咲かせて・・・会える時に会おう! と言うことに。

 

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さすがに手入れの行き届いた庭園は、当たり前だけれど、我庭とは違う・・。

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根が張って生命力あふれる。

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ここからのこの橋の眺めが好きである。物語が生まれそうな雰囲気。橋の名前が覚えられない。

 

 

2022年11月 4日 (金)

『散骨』 ~ 東京湾

 5月に亡くなった二人の老姉の一人の生前の希望は散骨だった。喪主の息子もそれを尊重し、秋晴れの日曜日。4人の孫と二人のひ孫に見守れながら、東京湾へ。

 

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小さな舟に9人が乗り込んだ。かなり揺れた。

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船内には水と清め酒と花。そして粉末にされ、まるで落雁のお菓子のように、人数分に分けられた遺骨があった。すべては業者が滞りなくやってくれた。 

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左手にデイズニーランドが見えた。

舟を止め、散骨へ。手にした遺骨はずっしりと重く、海の底へ静かに沈んでいった。そのあと、花びらをまいた。

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花びらがくるくる回って美しい! 孫たちは「おばあちゃんのお墓は東京湾だね」と言っていた。

全行程一時間半。こんな風に、姉の人生の幕が引かれた。 そして、自分もあやかろうと心に決めた。 人間の最後の葬られ方にはいろいろあるけれど、スッキリと爽やかであった。昨今巷では「墓仕舞い」なる話題が多くなった。因みに今月の散骨式は10組だったとか・・・。(業者は他にもあるので、散骨者はもっと多い筈)

 

爽やかや散骨の白消して波  本杉泰寿

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