『ボッコちゃん』 ~ 星新一の世界
蒸し暑く、外界は何かと騒々しい。こんな時はどんな本を読めばいいのか・・・。ハタと気が付いた。若い時から名前だけは知っていて読むことがなかった星新一のショートショートを見つけた。各章2~3ページの短文(掌編)である。
あっという間に物語は終わる。登場するのはロボットだったり、サルだったり、とにかく結末が早いのは読みやすい。現代版昔話的でもある。
星新一(1926~1997):
父は星薬科大学・星製薬の創立者。本名の親一は「親切第一」の略だったとのこと。要望や作風とは裏腹に実生活でもギャグ連発の「奇行の主」の側面があったという。身長180センチ、小松左京によれば少年愛の傾向があり、一時はピーターを追いかけまわしたとか・・・・そんなところも興味深い。
湿度96%の日本の夏、いつの間にか冷房無しには生きられなくなった。電気が切れたらどうなる? ボッコちゃん助けて~。
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