♪ オルガンとテノールの響き ♪ ~ 東京オペラシテイ

コロナ禍で燻っている日々。ヴィジュアル・オルガンコンサートの誘いがあった。本当に久しぶりのコンサート、それも昼間だから、ホイホイと出かけた。 オルガニスト:川越聡子、 テノール: 大槻孝志
舞台には大きなパネルが設置。演奏者は舞台の上、後姿しか見えない。3列もある鍵盤をどのように弾くのかは聴衆の想像力に頼るしかないところを、パネルには演奏や操作の様子、足鍵盤の動きなどが映し出される。
トッカータとフーガなどは足鍵盤の左右を目まぐるしく動く。こんなにも足を駆使する楽器だったとは驚き。とてもハイヒールでは演奏不可、しっかりした靴でないとムリ!
アヴェマリアはグノーやシューベルトが有名だけれど、サンテイアゴ(フィリピンの作曲家1869~1947)のアヴェマリアも地味でホールにはふさわしいと思った。
まるで教会のごと、木の匂いが感じられる荘厳な空間はオルガンのための部屋。 建築者は柳沢孝彦:1996年8月8日オープン。もう25年の月日が流れている。当初、オペラハウスができるのかと勘違いしていた自分が居た。
最後の曲は武満徹(谷川俊太郎詩)の「うたうだけ」
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