『ショック療法』 ~ 新自由主義とは?
カナダのジャーナリスト、ナオミ・クライン著の本書は10年前、岩波書店から発行されている。 自分の苦手な経済に関わる「新自由主義」の中身が濃い、本著のページを恐る恐るめくると、先ずは本のカバーには。
アメリカの自由市場がどのように世界を支配したか、その神話を暴いている。ショック・ドクトリンとは、「惨事便乗型資本主義=大惨事に付け込んで実施される過激な市場原理主義改革」のことである。
アメリカ政府とグローバル企業は、戦争、津波やハリケーンなどの自然災害、政変などの危機につけこんで、あるいはそれを意識的に招いて、人びとがショックと茫然自失から覚める前に、およそ不可能と思われた過激な経済価格を強行する・・・・・。
源は、ケインズ主義に反対して徹底的な至上主義、規制撤廃、民営化を主張したアメリカの経済学者ミルトン・フリードマンであり、過激な荒療治の発想には、故人の精神を破壊して言いなりにさせる「ショック療法」= アメリカCIAによる拷問手法が重なる。
著者が目の敵にしているミルトン・フリードマン(ノーベル経済学賞受賞者)は何者か?から始まる。 彼の提唱する「新自由主義」はアメリカのみならず、世界中、ロシアや中国までも影響を受けたという、惨事便乗型資本主義。世界中の若学者たちをアメリカ留学という手法で洗脳していく。公営から民営へ・・・。
そういえば、日本でもアメリカ帰りの竹中平蔵を後ろ盾に、あの郵政民営化がうなずける。銀行がどんどん合併し、現在でも世界の大企業が合併中。
まだ、上巻を読んだばかりなのに、あまりのショックで即、下巻を読む気力がない。 要するに自分がいかに無知であったかを悟るチャンスでもあった。 世界は拝金主義、人間は便利さと心地よさを求めるあまり、不幸にもなっていく。
現在のコロナという惨事中にも、金儲けをしている勝ち組達がうごめいているのだろう。
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