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風刺漫画家の横田吉昭さんが世界の風刺画家に呼び掛けた世界の漫画家が描く「表現の自由とは?」展が、18日まで港区の元麻布ギャラリーで開催している。 (最終日は午後4時まで)
風刺漫画はピタッと当てはまると小躍りしたいほど興奮するが、なかなか笑える画は少ない、笑うためにはこちらもピンとくるセンスを持ち合わせないと難しい。
ギャラリーの入り口を降りていくと32か国から参加した作品群がズラリ。 舌とかマイクとか有刺鉄線とかを素材にした作品が目立つが、背景を知らないと作品の前で、ジッと固まってしまう。
会議室へ入る前に口を箱にいれてから・・・・・つまり、発言不可の状態で会議へ。(中国人の作品)
数年ぶりでお会いした横田さんは、相変わらず誠実な人柄で、風刺漫画が日本に定着しなかった背景などを熱く語ってくれた。
「権力側に寄り添った上での弱者や少数者、および他者に対する不寛容さがひろまっているような不気味さを感じる。題材には事欠かないし、考えるのが楽しい」とのこと。
会場の隅っこに置かれていた透明な椅子、コレハ作品なのか??? 座ったらどうなるか・・・是非、裸の王様にお座りいただきたいなア。
9月3日、雨の中、トルコオペラバレエ団の「ピリ・レイス」を観に行った。 オスマン帝国海軍軍人で航海地図を創った人だけれど、その人生がどんなドラマチックなものかも知らず、興味津々。 開場は満席。
トルコ文化年2019特別公演だという。 オスマン時代の衣装で登場するダンサー達はテレビドラマ「オスマン帝国列伝」を思わせるが、物語を知らないと、ただそれだけで終わってしまうのがもったいない。
エキゾチックなクラシックバレエだが、「オセロ」や「ロミオとジュリエット」のように馴染みがないのが盛り上がりに欠ける。
チャナッカレの海岸通りにはピリ・レイスの記念碑が、彼の生地ゲリボルのあるダーダネルス海峡を見つめている。
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