難民について、日本では漠然とした感覚ではないだろうか? 1960年代、ベトナム難民が話題になり、ボートピープルという呼び名で話題になった記憶がある。 遥か遠くの国々で起こっている問題だと・・・、しかし昨今のシリア難民問題がヨーロッパの問題でもあることが映像で知らされることになった。
難民とは:紛争にまきこまれたり、宗教、人種、政治的意見といった様々な理由で迫害を受けるなど、生命の安全をおびやかされ、他国に逃れなければならなかった人々のこと。

現在、360万人のシリア難民を抱えているトルコ、シリア国境のガジアンテップのファトマ・シャーヒン市長(最前線で難民受け入れの指揮をとっている)の話を聞いた。難民の人口が20%を占め、8年も長期化すると問題点は多岐にわたる。

UNHCR:国連難民高等弁務官事務所
JICA: 独立行政法人国際協力機構
JCCP: 特定非営利活動法人、日本紛争予防センター
各代表が、活動状況を説明。

法的保護の下でどんな支援が可能か?トルコ人との共存生活を考える。 経済+言葉+行政支援等。教育(トルコ生まれのシリア人の増加、若者たちがテロリストにならないために)住宅(現在のキャンプ居住者は5%、95%はキャンプ外)、健康(精神障がい者も多い)。
女子の児童結婚の禁止:12~3歳の女子を金のために結婚させるという風習も地域によって存続している。

世界には無能な政治家のために、紛争に巻き込まれ、自国から逃げざるを得ない人々がいることを認識したいものです。聴衆はめづらしく、若い人たちが多かった。(^^♪

同時通訳器はドイツ製!
最近のコメント