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憲法と教育というテーマの講演会が近くのホールであった。 スピーカーは辞任後、すっかり有名になった元文部科学事務次官の前川喜平氏。会場はほぼ満席。前川氏の話は現実味のあるナマの声という気がする。
今回は子供たちも壇上で歌を披露。 最後は、前川氏も参加し、一緒に唄った。
夜間中学は中学卒業証書を受理してしまったら入学できない規則。引きこもりや、不登校などで就学しなくても、卒業証書は授与される。 後日、基礎学力を身に着けるために夜間中学で学ぶチャンスは拒否されてしまうという現実を訴えていた。
教育とは何か? を改めて考えなおさないと日本の未来は危うい。教育勅語を暗記させれば解決するものではないだろう・・・・・。
自民党議員も含めて、国民がプーっと吹き出してしまうほどの映像が流れた。それなのに、のさばり続けていられる不思議。 首相の趣味の悪さにはアキレル。 資質不足で政治家も輸入の時代なのか?
ジョージア名物「ヒンカリ」を食べにトビリシの丘の上にあるレストランへ。
レストラン内部
出てきたのはスープ入り肉まんをつぼめたような感じ、つぼめた部分を手に持ち、持った部分は食べないらしい。 胡椒をたっぷりかけて食べると美味しいのだとか・・・。 芝大門の「新亜飯店」の小籠包の方がはるかに美味しいと思った。
こんな食べ物を見ると、やはりシルクロードつながりを感じてしまう。 スターリンも食べていたに違いない。
街角にはヒンカリを食べているおじさん人形があちこちで見受けられた。
太っちよで帽子をかぶっているおじさん人形ばかり。なぜかおばさんやお姉さんは居ない。
大先輩の憧れの友人の訃報が届いた。 映画が好き、ミステリーが好き、プレスリーが好き、猫が好き・・・・。アガサ・クリステイの大ファン。 愛煙家、ペンネームは栗栖てい。
映画の生き字引、殆どの名画は公開同時に見ていた。山月記の著者、中島敦の教え子。 アテネフランセでフランス語を学び、戦時中には某劇団員でもあったらしい。 外国へ行ったこともないのに、いろんなことに精通していたのは映画のおかげといつも言っていた。 少女のまんま大人になったような、実にチャーミングな女性だった。
ところが、その人生はかなりドラマチック。 娘さんが言うには、
「母は結婚したことはないんです。 戸籍上は私の姉になっているんです。 父がどこのどんな人だったのか知りたかったわ。 おばあちゃんが亡くなったときはワーワー泣いたけど、母の時は涙が出なかった。 母は献体志願していたので、遺骨は2~3年後に戻ります。」
母娘の確執が存在したことを知るにつけ、彼女らしい!と納得。
30年前の栗栖てい
プレスリーのバラードに耳を傾けて冥福を。
手に秘めし薔薇捨てばやな秋の風
(彼女の好きだった句: 詠み人知らず)
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