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2018年11月

2018年11月24日 (土)

「現代トルコ文学」の淵源 

11月17日、「文学都市イスタンブルの盛衰」という講演会を聴きに、芝公園のユヌス・エムレへいそいそと出かけた。 講演者は日本における若手トルコ文学者の代表格(大阪大学准教授)の宮下遼氏(オルハン・パムック等の翻訳でも活躍)。 イスタンブルは文学者をひきつけてやまない魅力ある都市だった・・・。

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世の東西を問わず、若者の読書離れが目立つのだが、イスタンブルの書店では、トルコ文学代表する作家の本より村上春樹の本が目立つ。 

もはや文学界でも翻訳されれば世界中の文学が同時に読まれる時代になったようである。 それにしても、日本においては、パムック以外に、トルコ文学の和訳本にお目にかかることは稀少。

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  帰り際、見上げると還暦を迎えた東京タワーが夕闇に瞬いていた

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           天使たちの電飾も世界の師走を感じさせる




2018年11月20日 (火)

香りのない薔薇

数日前、あるパーテイで飾られていた薔薇を2本いただいた。 近頃では薔薇を買うこともなく、しばらくわが家には縁のない花だったので、嬉しかった。 ところが、特有の薔薇の香りが皆無! 

その上、開ききることもなく、外側の花びらから枯れていく。 延命治療でも施された結果なのだろうか・・・・・。 散らずに、固まって枯れていく光景は侘しい。

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2018年11月15日 (木)

元高級官僚 + 現大臣の資質

憲法と教育というテーマの講演会が近くのホールであった。 スピーカーは辞任後、すっかり有名になった元文部科学事務次官の前川喜平氏。会場はほぼ満席。前川氏の話は現実味のあるナマの声という気がする。

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今回は子供たちも壇上で歌を披露。 最後は、前川氏も参加し、一緒に唄った。

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夜間中学は中学卒業証書を受理してしまったら入学できない規則。引きこもりや、不登校などで就学しなくても、卒業証書は授与される。 後日、基礎学力を身に着けるために夜間中学で学ぶチャンスは拒否されてしまうという現実を訴えていた。

教育とは何か? を改めて考えなおさないと日本の未来は危うい。教育勅語を暗記させれば解決するものではないだろう・・・・・。

R0020264_3                                            東京新聞 Nov.12

自民党議員も含めて、国民がプーっと吹き出してしまうほどの映像が流れた。それなのに、のさばり続けていられる不思議。 首相の趣味の悪さにはアキレル。 資質不足で政治家も輸入の時代なのか?

2018年11月11日 (日)

『ヒンカリ』 ~ ジョージア名物

ジョージア名物「ヒンカリ」を食べにトビリシの丘の上にあるレストランへ。

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                   丘からの風景

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                  レストラン内部

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出てきたのはスープ入り肉まんをつぼめたような感じ、つぼめた部分を手に持ち、持った部分は食べないらしい。 胡椒をたっぷりかけて食べると美味しいのだとか・・・。 芝大門の「新亜飯店」の小籠包の方がはるかに美味しいと思った。

こんな食べ物を見ると、やはりシルクロードつながりを感じてしまう。 スターリンも食べていたに違いない。

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街角にはヒンカリを食べているおじさん人形があちこちで見受けられた。 

太っちよで帽子をかぶっているおじさん人形ばかり。なぜかおばさんやお姉さんは居ない。

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確かに、ワインと炭水化物ばかり食べているとこんな風に・・・。

2018年11月 4日 (日)

憧れの友、97才で逝く

大先輩の憧れの友人の訃報が届いた。  映画が好き、ミステリーが好き、プレスリーが好き、猫が好き・・・・。アガサ・クリステイの大ファン。 愛煙家、ペンネームは栗栖てい

映画の生き字引、殆どの名画は公開同時に見ていた。山月記の著者、中島敦の教え子。 アテネフランセでフランス語を学び、戦時中には某劇団員でもあったらしい。 外国へ行ったこともないのに、いろんなことに精通していたのは映画のおかげといつも言っていた。 少女のまんま大人になったような、実にチャーミングな女性だった。

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ところが、その人生はかなりドラマチック。 娘さんが言うには、

母は結婚したことはないんです。 戸籍上は私の姉になっているんです。 父がどこのどんな人だったのか知りたかったわ。 おばあちゃんが亡くなったときはワーワー泣いたけど、母の時は涙が出なかった。 母は献体志願していたので、遺骨は2~3年後に戻ります。」

母娘の確執が存在したことを知るにつけ、彼女らしい!と納得。

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                  30年前の栗栖てい

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          プレスリーのバラードに耳を傾けて冥福を。

Rose

    手に秘めし薔薇捨てばやな秋の風  

              (彼女の好きだった句: 詠み人知らず)  

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