ドキュメンタリー映画 ~ 『ゲッベルスと私』
6月から上映されていて、終映間際というので、観に行った。岩波にしては珍しく混んでいた。やはり観客の殆どが真面目な(多分)中高年世代。 同行の友人は秋にアウシュヴィツへの旅に出る予定。
あの冷徹なナチスNo・2ゲッベルスの秘書として、1942~1945の3年間勤めていたブルヒルデ・ポムゼル(103才)への長時間インタビューを、世界各地のアーカイヴ映像を挟みながら映像化した作品。
アーレントの「悪の凡庸」を思い起こさせるが、ポムゼルは収容所の存在を知っていても、何が行われていたのかも知らず、ユダヤ人への偏見もなかった。実際に手を下したアイヒマンと同列ではないだろう。 無知は罪なのか❓ 人間は少なからず、時代に翻弄されるということ。
戦後、ソ連の捕虜として5年間の収容所生活を強いられた。彼女も戦争の犠牲者の一人だったのだろう。 貌の深い皺がモノクロ画面一杯に映し出される。
給料が良かったから、私はただ言われた通りタイプをたたいていただけ。
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関西の友人から酷暑見舞いのメールが届いた:
酷暑の日本、東京五輪はどうなるのでしょう。
死刑執行前日、災害進行時に宴会しようと、反省もお咎めもなし。
いつかバチが当たると思いながら、なかなかその気配もなし。
ホント、絶望の日本です。
最近は長生きしようと思わなくなりました。。。
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