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2018年7月

2018年7月31日 (火)

ドキュメンタリー映画 ~ 『ゲッベルスと私』

6月から上映されていて、終映間際というので、観に行った。岩波にしては珍しく混んでいた。やはり観客の殆どが真面目な(多分)中高年世代。 同行の友人は秋にアウシュヴィツへの旅に出る予定。

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あの冷徹なナチスNo・2ゲッベルスの秘書として、1942~1945の3年間勤めていたブルヒルデ・ポムゼル(103才)への長時間インタビューを、世界各地のアーカイヴ映像を挟みながら映像化した作品。

アーレントの「悪の凡庸」を思い起こさせるが、ポムゼルは収容所の存在を知っていても、何が行われていたのかも知らず、ユダヤ人への偏見もなかった。実際に手を下したアイヒマンと同列ではないだろう。 無知は罪なのか❓ 人間は少なからず、時代に翻弄されるということ。

 

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戦後、ソ連の捕虜として5年間の収容所生活を強いられた。彼女も戦争の犠牲者の一人だったのだろう。 貌の深い皺がモノクロ画面一杯に映し出される。

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給料が良かったから、私はただ言われた通りタイプをたたいていただけ。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

関西の友人から酷暑見舞いのメールが届いた:

酷暑の日本、東京五輪はどうなるのでしょう。

死刑執行前日、災害進行時に宴会しようと、反省もお咎めもなし。

いつかバチが当たると思いながら、なかなかその気配もなし。

ホント、絶望の日本です。

最近は長生きしようと思わなくなりました。。。

2018年7月28日 (土)

酷暑

今夏は酷い暑さ、その上、災害続き、政局はどさくさに紛れて、やりたい放題。 夏の風物詩どころではなさそうだ。 冷房の中で、ひたすらボーっとしている時間が多くなった。 「食べる行為」は忘れないので、一向に夏痩せはしない。  もはや、当たり前の冷房機が稼働しなくなったら・・・・と考えるだけで恐ろしい。

夏の花だけはいきいきと日々花を付けている。 水遣りは夜中の仕事、ときどき忘れそうになる。

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           エアコンの部屋から眺む仏桑花

2018年7月20日 (金)

シェキの市場で ~ アゼルバイジャン

アゼルバイジャンのシェキでは、市場に立ち寄った。 「市場」はその土地の生活が手に取るようにわかるので面白い。

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先ず目にしたのは缶の蓋だけが売られていたこと。 豊富な果物でジャム作りが日常的であれば、瓶より蓋の消費が多くなるだろう。


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解体したばかりの肉に埃がつかないように、丁寧に撫でていた。 レストランなどでは1頭ごと買うのかもしれない。客の要望に応じて、この部分、あの部分と切り分けても販売するらしい。



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とにかく、初夏の季節柄、果物が豊富。確かに日本の方が、見てくれは美しいかもしれないけれど、値段と味はかなわない。

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これ、私が作ったヨーグルトよ~とおばさんは笑顔だった。 旅の途中で買うわけにもいかず・・・・。

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おや! これは薔薇の花びら。  朝積みらしい。 ジャムにするのだとか。一袋で、一体どのぐらいのジャムができるのだろうか? 

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この白い粉は「石鹸」!  27年前まではソ連占領下だった名残だろうか?

2018年7月14日 (土)

アララット山と柘榴 ~ アルメニア

アルメニアでは「アララット山」と「柘榴」が国家のシンボル。日本の富士山と桜のような関係かも。

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アルメニアから見たアララット山、(5、137m)はノアの箱舟が漂着したという伝説がある。 トルコとの国境も近い。 


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真っ赤な柘榴の花があちこちで咲いていた、実の収穫期は秋。 柘榴酒やジャム等々、柘榴製品は多岐にわたり、柘榴の木の木工細工も盛んである。

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どことなく、アズナブールの風貌のお兄さんが店番をしていた。 10個ほど購入した赤い柘榴のキーホルダーは好評で手元に残りそうもない。

2018年7月11日 (水)

「レッドサラマンダー」って?

天災とはいえ、今、西日本一帯は大変な被害を被っている。国民はサッカーの合間にTVにしがみつき、今度は遠隔地の人々は「あっちの方」の出来事として見守っているけれど、A一族は飲み会中だったという。

斎藤美奈子氏は本日の「本音のコラム」でレッドサラマンダーに言及していた。しかし、活動画像は流れていない。 007の様にはいかないのだろう。

 キャタビラで走行する全地形対応の消防車両で、荒れ地、泥濘路、がれき、溝、何でも来い、水にも浮き、消火活動や災害救援活動などあらゆる状況での活動が可能という。すごいぞ、まるで国際救助隊。

東日本大震災後の2013年に導入され、昨年の九州豪雨が初出陣。しかし、全国で唯一、愛知県岡崎市に配備。んもう全国に10台ぐらい置いとけよ!

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  (どんな外見なのか見たくてネットで探してみた。是非稼働中の姿を拝見したい

値段は一億一千万円。 因みにオスプレイの購入予算は一機百億円強。17機のオスプレイを一機やめれば、サラマンダーが百台買える計算だ。

それに対して、レッドサラマンダーは使い勝手が悪くて役立たずだ、費用隊効果が低い、国防と災害出動は違うといった反論も出ているが、しかしオスプレイの購入目的にも「災害派遣などの場面において重要な役割を担う」というのがあったはず。 

で、オスプレイはいま何やってんの?

2018年7月 7日 (土)

無形文化遺産のパン ~ 「ラバッシュ」

日本の和紙や伝統芸能などと同様、アルメニアの超薄いパン「ラヴァッシュ」も無形文化遺産に認定されているそうである。 インドのナンよりもっと薄く大きい。

 

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普通のパンとともに、折りたたんで食卓に。 具を挟んで(まるで海苔巻きのように)食べるのだとか。

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街のあちこちでパン焼き風景が見られる。一人は綿棒で伸ばし、もう一人は釜に張り付ける。

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伸ばした生地をアイロン台のような布製のクッションに載せてから、釜に張り付ける。 

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あっという間に、焼きあがる。今でもマキを使用しているのか、ガスなのか・・・・不明だけれど、釜はかなり熱そうである。

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ここでもおばさんが焼きながら売っていた。 カメラを向けるとVサイン。写す側もガラスに反射して複雑な画像になった。

2018年7月 4日 (水)

さらば想い出のトランク

まだまだ十分に使えるトランクを思い切って処分した。 そのわけは、この間の旅で、1キロの距離を徒歩で歩かされたジョージアとアルメニア間の陸路の国境越である。 購入時は最新式でピカピカだったモノが今では重く、車が小さく片手で押すと斜めに動いてしまうのである。荷物は他にもある。 見かねた添乗員が手助けしてくれて事なきを得たけれど、体力消耗が半端じゃなかった。

このトランクが最多訪ねた国は、なんといってもトルコ。 イスタンブルのホテルにこのトランクを置いて、地方を回った。 帰路にはお土産と想い出を一杯詰めて帰国したものである。 まだ若かった???

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心が痛むけれど、コレも断捨離!と思い切った。 何処かで再利用されるかもしれないと鍵も入れたが、どうなってしまうのだろう・・・と行く末を案じている。

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