伊藤忠、トルコ原発から手を引く
事業費大幅増、稼働難しく、日本官民が推進していたトルコ原発建設計画に「伊藤忠商事が参加を見送る」とのニュースは少しだけホッとする。三菱重工はまだまだ継続するらしい。 原発は金のなる木という神話から解放されないと・・・地球が危ない。
日本の成長戦略の柱に据えるインフラ輸出の一環。 トルコへの輸出は13年に政府間で合意されたが、予定地には活断層もあり、地元での反対も根強い。国会に面した小さな町、シノップを訪ねたのは3年前の3月。 タクシーに乗ると、すぐさま「ジャーナリストか?」と聞かれた。 レストランでも日本人とわかると「原発は反対」という声が。日本の観光客など来ないから日本人とみるや原発関係者と思われたようだ。
日本海同様、黒海も暗いイメージ。 学生から「日本はヒロシマ・ナガサキを経験しているのに、どうして原発を維持し、他国に売りつけるのですか?」というまともな質問には日本人としてなんと答えるべきだろうか?とっさに目を白黒させてしまった自分を発見。
じっと海を見ているシノップのかもめ、その先に何があるのか
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