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2018年2月

2018年2月21日 (水)

ふわふわ

郵便受けを覗いたら、何やらふわふわしたものが。 差出人は旧職場の友、もう20年も年賀状だけの付き合い。

開けてみると、モヘアのマフラー! 何でも100円ショップの「毛糸でリリアン」という織り機で創ったのだとか。

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以前から、関西人の彼女からは多くの関西風合理性を学んだ。 だからと言って、東北人の自分には到底真似のできないことが多いのだが、理屈的には合点! 

健康で頭脳明晰、退職したかと思いきや、サッサと翻訳会社を起業したり、ジャズダンスに夢中になったり、編み物や洋裁もお茶の子さいさい! 鬼に金棒だと思っていたら、最近「癌」を克服したらしい。

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折り紙も得意、一枚の紙から10羽の繋がった鶴を折ったり・・・・・とにかく好奇心旺盛。 今年の干支、「犬の親子」の折り紙作品も入っていた。

父上は104才でお元気なそうである。

2018年2月14日 (水)

愛すダンス

つい先日まで、相撲ショーの連日が、今や隣国では冬季オリンピック開催中。どのチャンネルも騒々しく同じ映像を流している。 政治屋にとっては好都合な隠れ蓑。「もりかけ問題」なんぞはまるでトイレットペーパーのごと、流されていく。

実はメダルラッシュなどと浮かれている場合ではなくて、「今、そこにある危機」を察知するべきなのかもしれない・・・・ネ。

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                2018・02.・13 東京新聞 佐藤正明

2018年2月 9日 (金)

『てがみ』

敬愛する須賀敦子の私信となれば、覗きたい好奇心にかられる。 それも、活字ではなく、そのまんまだとしたら・・・あまりにも生々しくて、覗くことが罪悪感に苛まされるような気分になる。 もちろん、須賀が存命だったら、出版はされなかっただろう。没後20年という年月が、可能にした1冊なのかもしれない。

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宛名は親子ほどの年の差のあるスマさんという画家(女性)。結婚相手のアメリカ人とともに、日本を離れていた。その間(1975-1997)の須賀から彼女への私信である。 自分は1970年代の数年を某夜学校で須賀からイタリア語を学んでいた。須賀の話すイタリア話にうっとりと聞き惚れていた時期に、この生涯の友、「スマさん」に出会っていたらしい。

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写真なのに実物を読んでいる錯覚、誠実で、優しい・・・熱いものがこみあげてくる。「須賀先生、のぞき見してゴメンナサイ!」


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今なら、手軽なメールに依存してしまうところ、当時は電話は高額、手紙が常套手段だったけれど、こうして作品にもなる「てがみ」の尊さを思い知らされた。 これもひとえに須賀敦子という作家なればこそである。


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      訃報を知ったのは新聞、悼む記事のスクラップが出てきた

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  酸味がなく甘~い: 晩年の須賀敦子はこの「王林」が好きだったらしい

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