『猿股』を山谷へ届ける聖女
自由学園友の会主催のバザーへ、クリスマスケーキを買いに行った。途中、大きなリュックを背負い、今から山谷へ行くという女性に出会った。何を運ぶのかというと、100枚の「猿股」のようなものとのこと。 「サ・ル・マ・タ」・・・子供の頃に聞いたことのある懐かしい言葉が跳ね返ってきた。
物質にあふれた今、山谷で必要なものは「下着」、特に男物のパンツなのだという。他の衣類は古着で間に合うけれど、下着ともなると古着では済まない。
ホテルの古シーツを提供してもらって、パンツを縫うグループがあり、製品を運ぶのが私の役目だと、その方は言った。 確かに、ホテルでは一流ホテルからラブホまで、シーツは不可欠。 それをもらい受けるというアイデアは素晴らしい!
さすが、羽仁もと子創立の自由学園・友の会の発想である。 クリスマス前の晴れた日に、老聖女に出会ったような気分。
5分ほどの立ち話、そのまま山谷まで付いて行きそうになった。
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