銀座のレトロな建物と言えば ~ 奥野ビル
銀座で1932年建築の高級アパートと言えば、知る人ぞ知る「奥野ビル」。現在はミニ画廊の集合ビルとして知られるが、過去には西城八十など、そうそうたる方々も住んでいたという。
設計者は同潤会アパート建築部所属の川元良一。
20年ほど前、知人の個展で訪ねた折には、住民のおばあさんの姿が見受けられたが、現在は住居として賃貸はしていないとか。
共同トイレ、地下には共同浴場、エレベーターは今でも稼働しているが、文字盤が動く、ヨーロッパ調。
玄関入り口は骨董屋らしい・・・・どことなくミステリアスで異国的。80年経過のビルがレトロと言われると、ヨーロッパなどのビルは軽く200~300年は経過しているのに、驚きもされない。
因みに、このビルも焼夷弾を浴びなかったということは、米軍としても利用価値を認めていたのかもしれない。 いかにせん、6畳や4.5畳のミニ部屋は使い道がなかったのだろう。
階段もテロテロ・・・中二階式で、探検したら面白そうだ、お化けがでるかも・・・。
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