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2017年9月

2017年9月30日 (土)

銀座のレトロな建物と言えば ~ 奥野ビル

銀座で1932年建築の高級アパートと言えば、知る人ぞ知る「奥野ビル」。現在はミニ画廊の集合ビルとして知られるが、過去には西城八十など、そうそうたる方々も住んでいたという。

設計者は同潤会アパート建築部所属の川元良一。

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20年ほど前、知人の個展で訪ねた折には、住民のおばあさんの姿が見受けられたが、現在は住居として賃貸はしていないとか。

共同トイレ、地下には共同浴場、エレベーターは今でも稼働しているが、文字盤が動く、ヨーロッパ調。

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玄関入り口は骨董屋らしい・・・・どことなくミステリアスで異国的。80年経過のビルがレトロと言われると、ヨーロッパなどのビルは軽く200~300年は経過しているのに、驚きもされない。  

因みに、このビルも焼夷弾を浴びなかったということは、米軍としても利用価値を認めていたのかもしれない。 いかにせん、6畳や4.5畳のミニ部屋は使い道がなかったのだろう。

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階段もテロテロ・・・中二階式で、探検したら面白そうだ、お化けがでるかも・・・。















2017年9月18日 (月)

『満州』って何?

まだ幼い頃、満州育ちの母はよく満州の話をしていた。 主に女学校時代のことが多かったが、当時の中国人や満鉄の話もしていた。日本のことを「内地」と呼んでいたのも不思議だった。

満州って地図にも載ってないし、どこにあるの?と聞いたことがある。今の中国だと母は答えたが、その後、中学でも高校でも満州のことを学ぶことはなかった。 卑弥呼や聖徳太子のことは丁寧に学習するのに、こと近代史になると駆け足で通り過ぎた感じがする。

いつかはっきりと「満州」について知りたいと思う気持ちが募っていたのだが、本著を読んでやっと辿り着いた思いがする。 史実を踏まえた上で、名画「ラストエンペラー」などを観るとより深い理解ができ、満足度がアップする。

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プロローグ

「満州」という言葉を聞いてどんな風景を思い浮かべるでしょうか。ーどこまでも続く地平線、果てしなく広がる大豆畑ー

「満州」ーそれはユートピアの名であり、血塗られた大地の名でもあります。「植民地」ーこの言葉を今私たちは遠い世界の言葉、他人事のように効いていますが、何を隠そうわずか70年前、日本はこの満州を植民地にしていたのです。

雪玉は誰にも止められぬ雪崩となった

大日本帝国を太平洋戦争に招いたものは、暴走して泥沼化した「やめられない」日中戦争。 日中戦争が解決できないから、やけっぱちになって、アメリカやイギリスに戦争を仕掛けた。

その日中戦争を招いたのは満州事変であり、満州国の存在。 日本人は皆で歯を食いしばり、奮闘努力して、ろくでもない方へろくでもない方へと進んで行き、あっという間に、沖縄戦という悲劇を招き,都市という都市をナバーム弾で焼かれ、原子爆弾による攻撃を受けた。

満州の崩壊ー脱植民地化へ

日本は立場主義。 「私はそのときの立場に従って役を果たしただけだ」 「その立場に立てばだれでもそうするだろう」「国策に反することは立場上できない」・・・とまるで、アイヒマン。そう考えるのであれば、学ぶ・教わる必要もないし、学ばせる・考える必要もない。

そして現在も

言うことを聞かなければ、補助金を貰えない・言うことを聞けば使い切れないような補助金が降ってくる。 

今、まさに原発立地でも核廃棄物処分問題でも沖縄基地問題でも。飽くことなく繰り返されている日本政府の、つまり立場主義者たちの、18番の手法である。

2017年9月 9日 (土)

『静かなる情熱』 ~ エミリ・デイキンスン

エミリ・デイキンスンEmily Dickinson(1830-1886)はアメリカの詩人であることは知っていたものの、その作品と人物についてはボンヤリ。 自然、信仰、愛と死をテーマにした作品は生存中は無名であった。

100年前のアメリカ人がこんなにも美しい英語を話していたのだろうか(たとえ、上流家族とはいえ)と驚き、映像もイギリスらしく丁寧で美しい。 彼女の個性と生きた時代を振り返りながら後味の良い作品に収まっている。英語の語学教材としても優れた映像ではないだろうか…などと思いながら、うっとり。

彼女の病気を医師がブライト病と診断する場面がある。今でいう腎臓疾患だったらしい。静かなる情熱を秘め、生前は作品を評価されることもなく自宅に閉じこもりながらの詩作。 かなり気難しい性格だったようだ。

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改めて、彼女の詩に触れてみたくなって、早速、図書館へ申し込んだ。

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          Water is taught by thirst;
                   
          Land, by the oceans passed;           
          Transport, by throe;
          Peace, by its battles told;        
          Love, by memorial mould;

            Birds, by the snow.

            水は 渇きによって 教えられる        

            陸は 渡ってきた 大洋によって
            恍惚は 苦悶によって
            平和は 語られる戦闘によって
            愛は 形見の肖像によって
                 鳥は 雪によって

                               出典エミリー・ディキンソン

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監督・脚本: テレンス・デイヴィス

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主役: シンシア・ニクソン

2017年9月 1日 (金)

『長月』 ~ 秋のはじまり

イヨイヨ秋、暑い暑い・・・とだらだらした生活に終止符を打ち、身が引き締まる季節であるはず。ネットの時代とは言え、世界中が異常気候やらテロなどにに悩まされ、世界同時危機にさらされている現実。ボタン一つで買い物も振込もそして戦争だってできる。 

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窓から見える空も秋の風情。まだ残暑が戻ってくるとしても、2017年の夏もオワリ・・・政治も何かと問題を提供してくれましたが、このまま忘れてしまうのでしょうか。

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   玉の汗今治タオルもて吸わん

今治タオルってふわふわで吸収力抜群!大好き!今夏はタオルケットもゲットしました。 とっても心地よいです。 こんなスグレモノが存在するのだから獣学校ナンテ建てなくても良いのに・・・。

  熱帯魚トモミてふ名で呼んでみる

トモミって? アアアアアあの伊達メガネとエクマツの・・美容に目覚めた政治屋ネ。弁護士の資格って難しいいハズなんだけど、コネでもつかったかな? あの顔で日本会議の重鎮らしいからネ。

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