え・こ・ひ・い・き
首相Aの女性趣味の悪さには呆れる。 チャラ子大臣を何でかばうのか?という声が聞こえて久しい。 つられて想い出すのは小学生時代の先生のお気に入りだったNちゃんのことである。
小学校の4~5年生のころ、先生の信望を一心に集めていたカワイイ子がいた。なんでも器用にこなすオール5タイプ。 学芸会、運動会・・・学校行事の主役の先頭には必ずNちゃんの名前があった。 クラス仲間たちも彼女に一目を置くようになった。 いわゆるクラスの御姫様。
先生をしっかり味方につけたNちゃんも徐々に奢るようになっていった。彼女が白と言えば黒でも白が信じられ、ボス的な存在に・・・・。 6年生になったときに異変は起こった。えこひいき先生が他校へ転勤になってしまったのだ。 仲間もいつまでも子供ではなかった。学級委員の選挙では初めてNちゃんが落選したのである。
この事件はNちゃんには大ショック。その後、彼女の態度は謙虚に控えめに変わっていった。 「私はイイ気になっていた、生意気だった」と猛反省の手紙が中学生になったときに届いた。
その後、彼女はずっとこのことを心の傷として引きずって生きてきたらしい。
要するに、えこひいきはひいきされた側にも後味の悪さを残すのである。
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