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2017年1月

2017年1月21日 (土)

ペンギンの「缶」

もう、ソロソロ物を収集することは辞めにしょう・・・と思いながら、 年末に友人からこんなカワイイ缶をいただいたらメロメロ。顔が緩んでしまった

中には大判のクッキーが一枚入っていたけれど、何より「缶」が本命!  メイドインUSAの薄型ペンギンの缶。 薬を飲んだのか忘れてしまうことがあるので、1日分の薬を入れて、テーブルの上に置くことに。毎日触れることで益々愛情が深まるばかり・・・

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「カワイイ」と感じるのも人さまざま、キテイちゃんや漫画のキャラクターなどはブーである。 どことなくクラシックで懐かしい、古い缶などは錆びて剥げているのに、蚤の市などで以外に高値で売っていたりする。 このペンギン缶もはげるまで使えたら本望だネ 

2017年1月16日 (月)

「ワンちゃんに毛布を」 ~ 氷点下のイスタンブル

東京でも近年になく寒さを感じる日々ですが、愛読している羊飼いさんのブログによれば、住んでいるトルコ最大の観光地、カッパドキアは氷点下、半端じゃない寒さのようです。

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                                   (photo by 羊飼いさん)

名物の「きのこの煙突」も雪景色。次から次へと事件が起きるトルコ在住者の方々には「どうですか?」の言葉も白々しく、ただ黙して心から平安を祈るばかり・・・。

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今、世界を襲っている寒波で犬も凍えそう。CNNトルコのニュースでは大都市、イスタンブルの商店前で犬にダンボールをひいて餌と毛布を与えているというニュースが報道され、 トルコでは好意的に受け入れられているそうです。日本だったら、臭いとか汚いとかクレームがでることでしょう。(その前に、野良犬は見かけたら即殺傷)

トルコでは野良犬は殺傷処分されないので、いつも街をウロウロしています。 誰かが食事を与え、役所は予防接種をし、死んだらゴミとして扱う。 チョット日本では考えられないですね。 行政が処分しようとしたら、愛護協会や市民から数多のブーイングがあったそうです。

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昨年冬、温暖の地、イズミール市での光景。 ♪雪やこんこん♪の唄では雪が降ると犬は外でゲンキなのか?と思ってしまうのですが、秋田犬じゃないと無理なのかな? 

カッパドキアで子育て奮闘中の「羊飼」さんのブログはとてもリアルで異文化を知るには面白い。➡ http://blog.goo.ne.jp/torukonohitsujikai

2017年1月13日 (金)

『往復書簡』 ~ 初老の恋

作家の野上弥生子(1885~1985)と哲学者の田辺元(1885~1962)との書簡集(1950~1961)が2002年に岩波から刊行され、『老いらくの恋』と評判になった。

北軽井沢に夏場だけ逗留する野上と在住の田辺との手紙の往復は今ならメールとか電話で事足りるのであろうが、当時ならではの「文」だったのである。 二人とも伴侶は失っていたので「不倫」とかの安っぽいものではなくお互いに深く尊重・信頼し、単なる愛とか恋とかではなく、ハイデッカーやキルケゴール、ハイネ、リルケ、エックハルト等々が登場し、格調高い文章で綴られている。

北軽では徒歩10分足らずの住まいだったにも関わらず、連日のように手紙が届く(お手伝いさんが届けてくれたらしい)。 野上が在東京時には、一人暮らしの田辺を気遣って、福砂屋のカステラや空也最中、魚久の粕漬や果ては寒かろうと電気ストーブなども届ける。冬場はインクが凍ってストーブで溶かしてからという表現も当時の寒さを思い起こさせる。

二人はともに感性を磨き上げ価値観を共有し、各々の仕事に向きあう。最後まで「奥様」と「先生」という呼び名で礼儀正しい、まさに「純愛」ともいうべき関係に感動。 スタンダールの恋愛論の結晶作用がそのままになったかの如くである。

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1954.3.20: 野上から田辺へ

 
 Yjimage_2ビキニの島の死の灰のことにつき一筆いたします。あれは新聞などには出ておりませんが、どうも米の方で学術的に『計算のまちがい」があったらしいと申すのが素粒子の仲間の批評のようでございます。

今度の原子炉の設立のもんだいも多くの議論を生じておりますが、私は茂吉郎(弥生子の次男、物理学者)に申し聞かせました。あまり潔癖に拒絶して、もしアメリカの連中が雇われて実行にうつされるようになっては取り返しがつかないから、その点は用心すべきであると。素粒子の仲間もこの頃はそれも考えているふうでございます。

1956.03.30: 田辺から野上へ

Tanabe_5水爆についての色々のはなしを聴いたり、読んだりして居ますと、人間の将来に悲観的になります。日本の国会が原爆国際管理の決議をしたところで、日本民族そのものが国際的軽蔑をまねくような政治を改めることもできないありさまでは、決議も権威をもちますまい、首相の外遊など国辱のものでございましょう。とにかく毒をもって毒を制する意味で、疑獄追窮が内閣を早くつぶすことをきぼうせざるを得ませぬ。

シクラメン緑葉に映えて紅の色なづかしき君が押し花

1956.01.08: 野上から田辺へ

 その時の湯川さんの印象は、私どもの概念にある学者というもののタイプとは全然遠い感じで、いまに日本に原子力産業会社という風なものができたら、社長になれる、と帰って笑い話をいたしました。 

正力の下で、石川一郎などと仕事するのはいっそふさわしいかとさえ存じられます。中間子を見つけたって、人間が別に偉大になるわけでも進歩するわけでもございませんから、多くのそ期待をかける方が間違いかとも存じられます。

野上弥生子は田辺元没後、20年の年月を過ごすことになる。

実に不思議なことに、極右哲学者、埼玉大学名誉教授・NHK経営委員・日本会議代表委員の長谷川三千子氏は野上弥生子の実の孫娘なのである。DNAも孫の代になると希薄になるということだろうか???実は長谷川三千子という「人物」がどんな家庭環境だったのだろう・・・と調べてみてビックリだったのでした。


 

2017年1月 7日 (土)

『命の格差』 ~ 師岡カリーマ

 
Thg3rujwhl_5 本日の東京新聞「本音のコラム」のコラムニストはエジプトと日本を祖国に持つ師岡カリーマ氏。 NHKワールドのアラビア語アナウンサーでもある。

 論調は日本社会を冷徹に見つめているとのことだが、現地の厳しい現実を知ればこそ平和ボケの日本人には都合が悪いのだろう。 こういうコラムがあればこそ、東京新聞を読む気になるのである


 アジアと欧州にまたがるイスタンブールのナイトクラブで、新年を祝う人々を狙ったテロが発生、外国人を含む39人が死亡した。欧米メデイアは現場からの実況を交えて長々と報道。職探しの労働者など28人のバグダット市民が死亡したテロ事件とは扱いが違う。 最近まで安全だったトルコと、テロが多発するイラクでは、事の重大さが違うと言ってしまえばそれまでだが、ある町の日雇い労働者とべつの町のクラブ客では、命につけられる値札が異なるという現実は、理屈抜きに悲しい。

シリア戦争のニュースが日常化するとともに、人的被害に対する世界の関心は一時薄れた。アレッポ市民などの苦難に再び注目が集まったのは、ロシアという欧米にとってたたきやすい悪者が前面に出てきてからだ。一方、米英の同盟国が、米英の武器を使って主導するイエメン紛争の被害者の姿は、ほとんど報道されない。餓死した幼児は一万人を超え、立てないほど痩せた子供たちが飢えや病と闘っているのに、世界は見て見ぬフリをする。

パリでは風刺週刊誌が襲撃された時は、デモ行進した各国首脳たち。その半年前、ガザに対するイスラエル軍の攻撃で二千人を超えるパレスチナ人が死亡した時、彼らはどこにいたのか命の格差は、回り回ってテロを育む。諦めも慣れもしたくない。

2017年1月 5日 (木)

2017年のはじまり

嫌だと言っても、新しい年がやってくる。 「お節」を食べなくても・・・・時は流れるのですね。 元旦には賀状が届きました。

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ジュエリー・デザイナーの奈保ちゃんは子育て真っ最中!いつも素敵な年賀状が楽しみ。今年も立体的な凝った賀状が届きました。小さな封筒がついています。

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開けてみると、小さなお手紙が・・・拡大鏡で見ると二人の子供たちの写真でした。

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昔は洋裁をやっていて、現在は植木屋をしている、自然志向の古いお友達からヨガの「月のポーズ」の絵が。 小さなことを毎日続けることの大切さを身に染みて感じます。

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年末に友人からいただいた手づくりのニンジンケーキを元旦の朝に珈琲とともに堪能。(お雑煮の変わり?)
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★ 元旦早々トルコのテロのニュース: 暗~い気分。 21世紀はテロの時代だと言われていたけれど、現実になってきて、とっても不安。小さなシアワセを勝手に奪わないで!と言いたい。 

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