サンタクロースはトルコ出身!
12月になると、日本でもいるのかいないのかわからない不思議な「サンタクロース」のことで、子供の心がいっぱいになる。 煙突がないのにどこから入るのかな? どうも外国人のおじいさんらしい。「サンタさんは近くのデパートでお買い物して来るんだね」という子もいたりしてなにか幻想的な物語を想像してしまう。
最近不幸なテロ続きで観光大国のトルコは極端に観光客減少、特に日本からはゼロという状態が続いています。トルコ愛好家の私などにも「トルコって大変ね~」と同情の声がかかりますが、殆どの人はシリアもトルコもアラブも中近東全体がゴッチャになって、イスラム=テロで危険な国というイメージが強いようです。 なぜテロが起きるのだろう?なぜ難民がいるのだろう?と考えて欲しいものです。
イスタンブルの日本人向け旅行会社に長年勤務していた友人は、現在新たに設立されたフジTVイスタンブル支局で活動開始。 トルコのニュースとともに、今回は本人が「サンタクロース」の話題を提供しています。 是非クリックしてご覧ください 🎅
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0008/chapters/26658
いろんな伝説があるけれど、実は、4世紀ごろ、小アジア(現在のトルコ)のミュラの司教であった、聖ニコラスだと言われています。
以下、女子パウロ会のブログより:
聖ニコラス(271~343年ごろ)は、現在の南トルコのデムレ、かつてのギリシアの町ミュラの司教でした。彼は、日ごろから、困っている人や貧しい人を助け、自分の持ち物を惜しまず与えていた心のやさしい人でした。
あるとき、ニコラスの近所に3人の娘のいる家族が住んでいました。たいへん貧しくて、娘を売らなければならないほど、お金に困っていました。そのことを知ったニコラスは、その夜、その家の煙突から金貨を投げ入れました。ちょうどその金貨は、暖炉のそばに干してあった靴下の中に入って、そのお金で娘は救われ、後に結婚することができたのです。聖ニコラスは、同じことを下の2人の娘のときも繰り返し、その家庭を救ったと言われています。
サンタクロースの着ている赤い服は、聖ニコラスが生きたころの、司教の儀式のときの服がもとになったと言われています。司教の赤い色は、自分の命をかけても、他の人を助けることを意味していて、血を流しても人々のために尽くすしるしでした。
しかし、今のサンタクロースの赤い衣装を考え出し有名にしたのは、1931年、アメリカのコカ・コーラ社が冬のキャンペーン広告のキャラクターとして、サンタクロースを起用したことから、サンタクロースの名前が急に、世界中に知られるようになりました。
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