『レトロな池袋』 ~ 現存する半世紀前
8月最後の日:
太極拳仲間の三婆が向かった先は池袋歓楽街のど真ん中、新文芸座。 名前が横文字でないところが良いと思う。
映画は「スポットライト」と「アイヒマンショー」の二本立て、入場券は券売機で買う。 2本とも事実に基づいた作品。
文芸座は1956年、作家三角寛の「人生座」の姉妹館としてオープン。 当時は映画書専門の店「しね・ぶていっく」や地下には邦画の劇場もあり、「泥の河」監督の小栗康平などはここで映画に取りつかれたらしい。
歌手の故浅川マキは毎年大晦日にコンサートを開いていた。 一度は行きたいと思いつつ・・・当時の池袋は遠かった。ファンが多くチケットは取れなかっただろう。
消えてしまったのかと思っていたら、名前も「新」がついてリニューアルオープン。入れ替え制無し、場内飲食可なので昔のように、食べながらの鑑賞ができる。 さすがに喫煙は不可。
観客は圧倒的にオジサン(オジイサン?)が多いのは昔の馴染み客なのか、暑さ凌ぎや昼寝に利用しているのか・・・・オールナイトの3本立てもあり。 腰痛症の人は要注意! エコノミー症候群にも注意!
映画の後は小腹がすいたので、またまたレトロのパン屋「タカセ」。 ここのケーキはあの尾崎豊も好きだったのだとか・・・・。
「海鮮スパゲテイ」とやらはケチャップたっぷりのナポリタンに刻み海苔を振りかけた、うどんもどきの懐かしさが漂う。 昭和がそのまんま生きている。
「ラムネ味の餡とクリームのサンドイッチ」・・・・果たして美味しいのだろうか? 1階のパン屋を覗いたらいろんなパンが発見できそう。 池袋のレトロカルチャーも面白いかも。
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