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2016年9月

2016年9月27日 (火)

フクシマはまだまだ

降りしきる雨の中、9月22日の代々木公園には9500人が集合。 しかしながら、殆どのメデイアは無視。 読売・産経などはどうだったのか・・・・。

このところ、新しいスキャンダラスなニュースが続行する中で、フクシマは静かに葬り去られようとしている。 都庁問題にしても根っこは同じなのに、お祭り気分で他人事で済まされようとしている。 「3・11のあの日」を忘れないようにしなければ・・・といつも思う。

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こういう写真もボンヤリ写さないと、権力に利用されることになるらしい・・・

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                               撮影:潟沼義樹


下記は「福島バッジプロジェクト」のブログから。http://fukushimabadge.blog.fc2.com/

執筆者のYさんは、現在、ご主人の故郷のフィンランドから発信されています。

 福島の友人とメールで、電話でやりとりしていると、「友人が・・」「近所の人が・・」「同僚が・・」「親戚が・・」「子供が・・」といつの間にか、そんな話になっていくことが多いです。

  姿が見えない・・・、来なくなった・・・、辞めた・・、病気になった・・・、亡くなった・・・、手術・・・、お葬式から戻ったとこ・・・、どす黒い顔してた・・・・・・延々と続きます。胸が詰まるような会話ばかりが続きます。


心優しい友人たちは会話の終わりに、ことさら明るい声で、
「でも頑張らなくっちゃ・・・」
「そうね」と言わないと友人との関係にヒビが入るかもしれない。

でも

頑張るべきは東電でしょ!政府でしょ!県でしょ!

なんでこんな会話ばかりになるのって、おかしくないですか?
誰でも知っている答え、でも表向きには誰も言わない言葉「原発」「放射能」「東電」そのような会話もだんだん、関東圏でも聞こえてきています。

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2016年9月23日 (金)

「チビ青蛙」 ~ 津南にて

新潟県の津南という山の中に、バブル期に開発されたレジャーセンターのようなスキー場に誘われて行ってみた。 ホテルの窓からゲレンデが見える。 テニスコート、サッカー場、人工的な川には釣り用のマスが泳いでいた。

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緑の草むらを歩くと2センチほどのチビ蛙がたくさん。 蛙飛び込む水の音を実践してみようと、けしかけても息をひそめてじっとしているばかり。 緑に緑の保護色で踏みつぶしそうになる。こんな時のカエルの気持はどうなんだろう・・・・・・

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        今や旬の小池知事の喜びそうな緑の「ミニカエル」

2016年9月19日 (月)

イスタンブルの「兄弟」

バイラム(犠牲祭)なので、9日間のんびり過ごしていますという便りがイスタンブルから届いた。 トルコ国民の長期の休日、実家へ里帰りしたり、リゾートで過ごしたり・・・。

他民族国家トルコ、特にイスタンブルにはギリシャ、アラブ、クルド、アルメニア、ユダヤ、タタール系等々。 最近は日系も多くなっているようです。

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この兄弟は日系トルコ人、つまりお母さんは純粋日本人。生粋のイスタンブルっ子。 今年は弟君も大学を卒業、お兄ちゃんと同じ会社に就職したのだそうで、やっと自立。 いろいろ政情不安なトルコですが、公共の壁に「らくがき」をする余裕があるだけ、まだまだ正常ということでしょうか・・・。

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今は亡き、彼らのおばあちゃんはギリシャ系、お料理上手で家庭的で、とっても西洋的な素敵な方でした。

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彼らの家近くにはこんな「きょうだい」たちも・・・。 雨に濡れないようにダンボールがビニールで覆われています。良い飼い主が見つかると良いですね(=^・^=)

2016年9月10日 (土)

ヘミングウエイ ~ 私的な部分へ

マッチョでタフネスのハードボイルド・リアリズムの作家。世界の文豪、ヘミングウェイ。外見的にには白鬚のサファリルックで、ワイルドな冒険家の大男、戦場を生き延び、酒と女と猫を愛し、友人にも恵まれて・・・・なのになぜ62歳で自ら命を絶ったのか?

R0018200_2                                           (1899 - 1961)

20代のころ、辞書を片手に原書で読んだ「武器よさらば」は読後はソフトカバーがヨレヨレイになっていた。 帝王切開がCaesarean operationであることを妙に納得した記憶がある。その後、30代には勤務先の仲間との読書会で「老人と海」を読んで以来作品に触れることもなく過ごしてしまった。ここに来て、彼の生き方に近づいてみたいという好奇心から2冊の本に触れてみた。

『ヘミングウェイの流儀』

写真は1921年、髭のない21歳のヘミングウェイ: 最初の妻、ハードリーと出会ったころ。仕立てたばかりの背広に靴も正統派の紐付きとあり、ヘミングウェイの「モノ」へのこだわりを覗くことができる。 帽子、ジャケット、靴、鞄、ベルト、ナイフ等々実用的で長く愛用できるものを愛し、カジュアルファッションのリーダーとも言えそうである。

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イタリアでの被弾、ロンドンでの交通事故、アフリカでの赤痢、二度の飛行機事故など不死身とも思える生命力と運を兼ね備え、しぶとく生き抜いた彼の幕切れは愛用の散弾銃で自分に向かって引き金を引くことだった。=1961年7月2日: 銃によるハラキリ

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚を駆使し、自らが体験し、並外れた観察力と記憶力でリアリズムを追及した文体を支えていた健康な肉体が崩れた。

自殺の要因としては飛行機事故の後遺症、暴飲暴食による持病、仕事の行き詰まり、重度の鬱病、そのための電気ショック治療の悪影響。盟友ゲーリー・クーパー病死のショック。そして遺伝性もあげられる。父、弟、妹、孫・・・近親者には驚くほど重い鬱病による自殺者が多い。 ノーベル賞受賞後は長期のスランプに陥ったとも、末期がんだったという話もある。 とにかく理由は本人でないとわからない。

『パパとキャパ』

パパはヘミングウェイの愛称、キャパは戦場写真家のロバート・キャパ(19139-1954)。  二人は1937年、内戦中のスペインで出会った。 自然体のヘミングウェイの何枚もの被写体を見れば、二人はかなり親しい間柄だったことがわかる。 共通の友人たちには、スタインベック、サリンジャー、フィッツジェラルド、クーパー、ピカソ、マチス・・・・・と一流どころが名を連ねる。 

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二人の恋愛観の相違: 酒と女と冒険を愛したけれど、4回も結婚をした几帳面なPAPAとは対照的に女優バーグマンからの熱愛も拒否し、結婚という形を取らなかったCAPAは日本からインドシナへ取材に向かい地雷を踏んで爆死。R0018213_2
                  有名な「ヘミングウェイのおしり」


訃報を聞いたヘミングウェイの声明文:

彼は良き友であり、偉大な、きわめて勇敢な写真家だった。 彼の運が尽きてしまったことは、すべての人々にとって、なによりキャパ自身にとって不運といっていいだろう。 彼はいつも生気にあふれていた。その彼が亡くなったと思うと1日が長く辛い、受け入れるには長い時間がかかるだろう。

★ 著者の山口淳氏(1960-2013)は遺されたモノから物語を紐解いてゆく

2016年9月 3日 (土)

『レトロな池袋』 ~ 現存する半世紀前

8月最後の日: 

太極拳仲間の三婆が向かった先は池袋歓楽街のど真ん中、新文芸座。 名前が横文字でないところが良いと思う。

映画は「スポットライト」と「アイヒマンショー」の二本立て、入場券は券売機で買う。 2本とも事実に基づいた作品。

文芸座は1956年、作家三角寛の「人生座」の姉妹館としてオープン。 当時は映画書専門の店「しね・ぶていっく」や地下には邦画の劇場もあり、「泥の河」監督の小栗康平などはここで映画に取りつかれたらしい。

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歌手の故浅川マキは毎年大晦日にコンサートを開いていた。 一度は行きたいと思いつつ・・・当時の池袋は遠かった。ファンが多くチケットは取れなかっただろう。

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消えてしまったのかと思っていたら、名前も「新」がついてリニューアルオープン。入れ替え制無し、場内飲食可なので昔のように、食べながらの鑑賞ができる。 さすがに喫煙は不可。

観客は圧倒的にオジサン(オジイサン?)が多いのは昔の馴染み客なのか、暑さ凌ぎや昼寝に利用しているのか・・・・オールナイトの3本立てもあり。 腰痛症の人は要注意! エコノミー症候群にも注意!

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映画の後は小腹がすいたので、またまたレトロのパン屋「タカセ」。 ここのケーキはあの尾崎豊も好きだったのだとか・・・・。

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「海鮮スパゲテイ」とやらはケチャップたっぷりのナポリタンに刻み海苔を振りかけた、うどんもどきの懐かしさが漂う。 昭和がそのまんま生きている。

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「ラムネ味の餡とクリームのサンドイッチ」・・・・果たして美味しいのだろうか? 1階のパン屋を覗いたらいろんなパンが発見できそう。 池袋のレトロカルチャーも面白いかも。

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