『未来を担う子どもたちへ』 ~ ドナルド・キーンのアドバイス
東京新聞では月に一度「ドナルト・キ-ンの東京下町日記」が連載されている。 終戦記念日前日の昨日は「本読み平和への旅を」というタイトルで若者たちへのメッセージが掲載された。
日本の古典教育では原文読解と文法が重視されるが、文学は読んで楽しむもの。 古典には優れた現代語訳がある。 古典が時代を超えて残るには理由がある。最初は少しむずかしくても、読み進めれば必ず良さがわかる。 大人になるにはこうした教養こそが必要。
★ 外国語を学ぼう
外国を知ることは自分の国を知ること。日本の常識は外国で通用しないかもしれない。日本語にあって外国語にない言葉もある。それがわかれば、日本をより深く知ることができる。
★ 旅にでよう
多感な時期には特に貴重な体験となる。 平和憲法が揺らいでいるご時勢、太平洋戦争末期に原爆が落とされた広島や長崎、激しい地上戦があった沖縄もいい。 遠出しなくとも身近なところに戦跡は残っている。 戦争の悲惨さは学ぶだけでなく、現場で肌で感じることが大切。
これは、若き日に(企業の戦士や子育て等で)学ぶチャンスを逸した高齢者にも当てはまるアドバイスではないだろうか? ポケモンGOでウハウハしている若者たち(そうさせている大人たち)、伊方の原発が静かに稼働。 オリンピックメダル数を数えるのに夢中になっている今の今、日本の未来をチョットだけ考えてみませんか?
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