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夏の終わりの信濃追分では、毎年友人主催の「油やキネマ」というドキュメンタリー映画会が開催される。 ひっそりと静かな空間に文化の風がスッと通り過ぎる。
映画内容に関係あるゲストスピーカーのレクチャーのあとは、家庭的な夕食会・・・・精神的にゆったりと過ごせる瞬間がたまらなく気に入っているのに、残念ながら今年は9月にズレ込んで参加できない。
今年の作品は2015年の新作を中心に、全作品監督のトーク付きという豪華版。
9月9日(金)14時・17時
「鳥の道を越えて」(今井友樹監督)
9月10日(土)13時・17時「沖縄 うりずんの雨」(ジャン・ユンカーマン監督)
9月11日(日)13時半 「先祖になる」17時半 「ルンタ」(池谷薫監督)
各日 16時から監督トーク
料金:1000円(一回)
場所:軽井沢町追分607 「信濃追分文化磁場 油や」
http://aburaya-project.com/project/
朝、窓を開けると緑の林の中から鳥の鳴き声が聴こえる。 深呼吸。緑がこんなに美しいことを実感しながら、トーストと珈琲の朝食。 宿は友人の友人所有の別荘。近くに堀が流れていて、夜は懐中電灯で気を付けて歩かないとはまってしまいそう。
選挙と五輪で民衆がウハウハしている間に、伊方原発は再稼働、脱原発テントは未明に撤去された。 最高裁が撤去にゴーサインを出したからだという。
我らの首相はアベマリアならず、スーパーマリオに変装、金のためならなんだってするさ!と言わんばかり。 あああああ血税が飛んでゆく・・・緑の狸姐さん、着物で旗振ってる場合じゃないよ~~~~ (ここには冷房完備の軽井沢モードの部屋でおやつを食べながらぼやいているおばさんがいる)
東京新聞では月に一度「ドナルト・キ-ンの東京下町日記」が連載されている。 終戦記念日前日の昨日は「本読み平和への旅を」というタイトルで若者たちへのメッセージが掲載された。
日本の古典教育では原文読解と文法が重視されるが、文学は読んで楽しむもの。 古典には優れた現代語訳がある。 古典が時代を超えて残るには理由がある。最初は少しむずかしくても、読み進めれば必ず良さがわかる。 大人になるにはこうした教養こそが必要。
★ 外国語を学ぼう
外国を知ることは自分の国を知ること。日本の常識は外国で通用しないかもしれない。日本語にあって外国語にない言葉もある。それがわかれば、日本をより深く知ることができる。
★ 旅にでよう
多感な時期には特に貴重な体験となる。 平和憲法が揺らいでいるご時勢、太平洋戦争末期に原爆が落とされた広島や長崎、激しい地上戦があった沖縄もいい。 遠出しなくとも身近なところに戦跡は残っている。 戦争の悲惨さは学ぶだけでなく、現場で肌で感じることが大切。
これは、若き日に(企業の戦士や子育て等で)学ぶチャンスを逸した高齢者にも当てはまるアドバイスではないだろうか? ポケモンGOでウハウハしている若者たち(そうさせている大人たち)、伊方の原発が静かに稼働。 オリンピックメダル数を数えるのに夢中になっている今の今、日本の未来をチョットだけ考えてみませんか?
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