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2016年5月

2016年5月25日 (水)

「1944」 という歌 ~ Euro Vision Song Contest 2016

今、トルコで話題になっているからと、在イスタンブルの友人から記事添付メールが届いた。ユーロビジオンコンテストで優勝したウクライナ代表の歌手CAMALA(ジャマラ)の歌唱力はもちろん、歌の内容が話題になっているらしい。

在カッパドキイアのブロッガー「ひつじ飼いのキノコ岩」さんhttp://blog.goo.ne.jp/torukonohitsujikaiの情報とともに紐解いてみることに・・・。

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                                       Photo by Huriyet

歌の内容は1944年に スターリンの指導の下、 旧ソビエト政府によって、行われた「クリミア・タタール人追放」を題材にした曲。

クリミア系タタール人の父(イスラム教徒)とアルメニア人の母(キリスト教徒)は、1944年スターリンにより、クリミア半島からキルギスに強制移住させられ、ウクライナ独立とともにクリミアに戻った。

彼女の曾祖父母は クリミア・タタール追放を生き抜いた人達で、 彼女の中には クリミア・タタール人の血が色濃く流れている。

当時、クリミア半島から キルギスに強制移動させられている途中に ジャマラの曾祖母の娘が貨物列車の中で死亡し貨車から、ゴミのように、投げ捨てられた話を彼女は聞いて育った。

1991年、8歳の時に ウクライナが ロシアから独立その後は、 一家で、ウクライナ領クリミア半島へ帰還。

彼女の優勝が何でそんなに トルコ国内で話題になったか、というと。タタール人である、という事も然る事ながら この歌の間には トルコ語の歌詞が挟まれいて、 これは、 当時の追放を歌った民謡 「EY GUZEL KIRIM」(ああ、美しいクリミア)の一節で トルコでも良く知られた歌。

ユーロビジョンで トルコ代表は勝ち残れなかったけど、 「トルコ語」の歌は
優勝したぞ!
というわけで、 トルコの大統領が祝福の電話をしたことが話題に・・・もちろん、ロシアは快く思っていない・・・・。

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                民族問題の背景は哀しい・・・・

実際の歌はコチラから→ http://www.hurriyet.com.tr/eurovision-birincisi-ukrayna-oldu-40104057

 ♪♪♪ 1944  ♪♪♪    

When strangers are coming...eurovision 2016 birincisi jamala şarkı sözleri türkçe manası
They come to your house,
They kill you all
and say,
We’re not guilty
not guilty.

 

Where is your mind?
Humanity cries.
You think you are gods.
But everyone dies.
Don't swallow my soul.
Our souls

 

Yaşlığıma toyalmadım
Men bu yerde yaşalmadım
Yaşlığıma toyalmadım
Men bu yerde yaşalmadım

 

We could build a future
Where people are free
to live and love.
The happiest time.

 

Where is your heart?
Humanity rise.
You think you are gods
But everyone dies.
Don't swallow my soul.
Our souls

 

Yaşlığıma toyalmadım
Men bu yerde yaşalmadım
Yaşlığıma toyalmadım
Men bu yerde yaşalmadım
Vatanima toyalmadim

 

 

 

2016年5月18日 (水)

名曲と美味しい食事と ~ ベルリンフイルハーモニック・ピアノトリオ

13日の金曜日: 下北沢のアレイホールでは美味しい匂いとリハの音が入り混じって鼻がピクピク。12年振りのベルリンフィルハーモニックピアノトリオのコンサート、久しぶりの演奏者たちに懐かしさを覚えます。 主催者の内藤ご夫妻もお元気そうに迎えてくださいました。 隠れ家のようなミニホールです。

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バイオリン: リュデイガー・リバーマン  ピアノ: フィリップ・モル  チェロ: クリストフ・イーゲルブリンク

今回のプログラムはめったに演奏されない曲ということで、

● ベートーベンの14の変奏曲、作品44番(14 Variations, Op.44(1804)。 優しい心地よい♪。

● リムスキーコルサコフのトリオハ短調(Trio in C minor(1897) 本人が気に入らなかった作品らしく、没後演奏されたというシロモノ。 めったに演奏されることはないとのことだけれど、気分の良い♪ CDを探そうと思うほどでした。

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主催者の内藤氏の奥さまはお料理が得意、コンサートに行く楽しみも食事があればこそ・・・演奏者の好みや曲目のテーマに合わせて、いろいろなお料理をコンサートの後に提供してくださいます。 演奏家もリラックスして演奏した後の食事を楽しみにしているのだとか。 今回はイタリアンレストランの「ラ・ピネータ」(千歳烏山Tel:03-3426-3855)の若きシェフが朝から腕を振るったというメニューが並びました。

前菜: ブルスケッタ・魚介とリコッタのロールキャベツ・ミックスサラダ・ほほ肉のハム・ トスカーナ風パン のサラダ・ひよこ豆のスープ・鰯のマリネ

パスタ:
 
お米のサラダ・ラザニア・ジェノヴァ風バジルソースのフジッリ

 メイン: ウサギの詰め物・白インゲン豆のトマト煮・リヴォルノ風ブイヤベース

お菓子: テイラミス・焦しメレンゲ

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アレイホールは下北沢駅から2分の多目的スペースの貸しホールです。 ピアノの発表会、録音、落語、お料理教室等々。 ピアノは熟年のスタンウエイ 

詳細はこちら→ http://homepage2.nifty.com/alleyhall/hall/

★ 写真はアレイホールHPより

2016年5月 9日 (月)

『講演会』 ~ トルコで日本語教師21年  

1992年に設立された国立チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学に、翌年、日本語教育学科が創設。日本語教師として赴任した近藤幸子さんはテキストも教材もないゼロからの出発で、日々起こる問題に対応しながら21年勤務し、現在は学生170名、トルコ人准教授3名、トルコ人講師3名、日本人講師8名、蔵書も1万冊という、トルコにおける日本語教育で名高い大学の成長に尽力貢献し、昨年定年とともに、帰国されました。

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日本トルコ交流協会の主催によりその報告講演会が開催されます。数知れない努力と忍耐で乗り切った21年間に心からの拍手を送りたいと思います。

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開催日: 6月4日(土)  開場:15:00   開演: 15:30

会場: ユヌス・エムレ インステイトウート東京  トルコ文化センター  

     港区芝公園3-4-30 32芝公園ビル6F (東京タワーの麓)

会費: 非会員1000円    

問合: E-mail: japon.turk.dostluk@gmail.com http://japon-turk-dostluk.jpn.org/

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                教育学部のあるキャンパスの正門

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1993年7月に三笠宮殿下が植樹された桜も咲くようになって・・・・教え子たちはいろんな分野で活躍しています。

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         夜はライトアップされ、今や日本語学科のシンボルに

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                     卒業式
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ゲリボル半島の夕陽:トルコ独立戦争(チャナッカレ戦争・ガリポリの戦い)の歴史的スポット




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