「1944」 という歌 ~ Euro Vision Song Contest 2016
今、トルコで話題になっているからと、在イスタンブルの友人から記事添付メールが届いた。ユーロビジオンコンテストで優勝したウクライナ代表の歌手CAMALA(ジャマラ)の歌唱力はもちろん、歌の内容が話題になっているらしい。
在カッパドキイアのブロッガー「ひつじ飼いのキノコ岩」さんhttp://blog.goo.ne.jp/torukonohitsujikaiの情報とともに紐解いてみることに・・・。
Photo by Huriyet
歌の内容は1944年に スターリンの指導の下、 旧ソビエト政府によって、行われた「クリミア・タタール人追放」を題材にした曲。
クリミア系タタール人の父(イスラム教徒)とアルメニア人の母(キリスト教徒)は、1944年スターリンにより、クリミア半島からキルギスに強制移住させられ、ウクライナ独立とともにクリミアに戻った。
彼女の曾祖父母は クリミア・タタール追放を生き抜いた人達で、 彼女の中には クリミア・タタール人の血が色濃く流れている。
当時、クリミア半島から キルギスに強制移動させられている途中に ジャマラの曾祖母の娘が貨物列車の中で死亡し貨車から、ゴミのように、投げ捨てられた話を彼女は聞いて育った。
1991年、8歳の時に ウクライナが ロシアから独立その後は、 一家で、ウクライナ領クリミア半島へ帰還。
彼女の優勝が何でそんなに トルコ国内で話題になったか、というと。タタール人である、という事も然る事ながら この歌の間には トルコ語の歌詞が挟まれいて、 これは、 当時の追放を歌った民謡 「EY GUZEL KIRIM」(ああ、美しいクリミア)の一節で トルコでも良く知られた歌。
ユーロビジョンで トルコ代表は勝ち残れなかったけど、 「トルコ語」の歌は
優勝したぞ!というわけで、 トルコの大統領が祝福の電話をしたことが話題に・・・もちろん、ロシアは快く思っていない・・・・。
実際の歌はコチラから→ http://www.hurriyet.com.tr/eurovision-birincisi-ukrayna-oldu-40104057
♪♪♪ 1944 ♪♪♪
When strangers are coming...
They come to your house,
They kill you all
and say,
We’re not guilty
not guilty.
Where is your mind?
Humanity cries.
You think you are gods.
But everyone dies.
Don't swallow my soul.
Our souls
Yaşlığıma toyalmadım
Men bu yerde yaşalmadım
Yaşlığıma toyalmadım
Men bu yerde yaşalmadım
We could build a future
Where people are free
to live and love.
The happiest time.
Where is your heart?
Humanity rise.
You think you are gods
But everyone dies.
Don't swallow my soul.
Our souls
Yaşlığıma toyalmadım
Men bu yerde yaşalmadım
Yaşlığıma toyalmadım
Men bu yerde yaşalmadım
Vatanima toyalmadim
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