『レンコン』を食べたいれど ~ セシウムが気になる
東京湾のセシウム汚染、印旛沼から拡散・・・という見出しに目を見張った。 忌まわしい放射能の数値は減っているという神話を裏返す事実。(東京新聞4月14日朝刊) 茨城・千葉両県にまたがる水郷地帯の状況を独自に調査した結果であるという。 他紙では問題外の報道だけれど、デマとは考えられない。
好物の蓮根の生産地をチェックすると、殆どが茨城なので、撫でまわすだけで買うことができない。 それを風評というにはあまりにも説得力が無さすぎると思うからだ。 除染とは外面の土を削り取るだけ、蓮根生息の沼地はどうやって除染するのだろうか? 不可能に近いのではないか・・・・ 放射能は簡単に消えない、移動するだけ。
雨で増水、汚れた土砂がたまり、水が引いた後に乾いて濃縮する・・・というプロセスを繰り返し、局所的に高濃度になり、結果として河口水門で高止まりになったという見解である。
福島では表土を除去しないまま耕した農地ではかなり高い汚染が残り、未除染の山中で採取した山菜には食品基準の二千倍を超えるものがある。 水準は一段低いものの、首都圏でも要注意レベルの汚染が残っている
● 熊本に大地震!
あの東北災害が収束もしていないのに、新たな大地震。 どのチャンネルも崩壊した写真とあわてたアナウンサーの声で放映されている。 津波は無い!原発は大丈夫!ということでホット胸をなでおろしてしまう。 「収まれば我が家に戻れるよね」というフクシマの被害者たちの声が聞こえるからだ。 「災害は忘れない頃でもやってくる!」 実に日本は災害大国であることを思い知らされる。そんな場所に、原発54基も設置するとは・・・・クリ-ンエネルギーなどとキャッチコピーしたのは何処のどいつだ! しばらくはクマモトの蓮根も食べられなくなりそうだ。 次はいよいよ南海トラフか? 心して過ごさねば・・・。
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