トルコと日本を繋ぐ雑誌 ~ 『ことだま・イスタンブル』
昨年3月、編者のエシンさんから「今度、日本語とトルコ語併用の雑誌を創ることになったのよ、名前は「言霊」・・・という話を聞いてから早1年。 どんな本が出来上がるのか楽しみにしていた。 そのどっしりと重い1冊が次のようなメッセージと共に届いた。エシンさん、やりましたね! 2015年のテーマ「はじまり」でスタートを切りました。年に1冊発行、両国の理解を深めるために、とっても嬉しいことです。
トルコで日本を、日本でトルコを語る 両国を愛する執筆陣による共同著作
トルコ...と日本、日本とトルコを繋ぐ素晴らしい作品が完成いたしました。『ことだま・イスタンブル』の実現にご尽力を賜りました皆さまに深く感謝申し上げます。産声を上げた『ことだま・イスタンブル』が、伝説の不死鳥シムルグのように、時間と国境を越え、いつまでも飛び続けることを願ってやみません。
「言葉に宿る力」「言葉そのものが持つ力」という意味。日本では古代から、言葉には不思議な霊威が宿っていて、その力が働き、言葉通りの事象がもたらされていると信じられてきた。
イスタンブル:
魔力を持つ都市。現在に至るまで幾層にも重なり、積み上げられた歳月が、この都市には詰まっている。過去と現在が道行く人を惑わせ、その魅力の中に閉じ込めてしまう。見ることことができるこの都市の姿は、イスタンブルが許した部分だけ。 誰もが、自分の想像の中でイスタンブルを完成させる。だから、長い歴史の中、一つとして同じイスタンブルは存在し得ない。
ここに「はじまり」から、魔法の都市イスタンブルに、言霊が流れ込む・・・・・・。
(本書最初のページから)
★ 残念ながら、国内書店の販売はしていない。 参照⇒ Love Turkey http://loveturkey.jp/all-post-art/
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