演劇作品『海鳴り』 ~ エルトウールル号はなぜ沈んだのか
演劇のご案内
最近の日本トルコ合作映画「海難」をご覧になった方も多いと思います。
本作品はエルトウールル号遭難事故の舞台化についての委託研究発表として、トルコ人作家、ベフチェト・ネジャーテイギルの台本をベースに、新たな作品として日本大学芸術学部演劇科の生徒のみなさんにより制作・上演されます。
● 日時: 2016年3月23日(水) 開場:18:00 開演: 18:30
● 会場: 日本橋公会堂 http://www.nihonbasikokaido.com/event/3471.html
● 入場: 無料
● 申し込み: ユヌス・エムレ インステイトウート東京 文化センター tokyo@yunusemre.or.jp ℡03-6452-9258
是非、お友達をお誘いの上、ご鑑賞ください。
ベフチェト・ネジャーテイギルについて:
Behçet NECATİGİL(1916~1979)は、トルコの詩人。自分の内面、もしくは自分の周囲にいる人々・環境に視点を合わせた作品を書いています。元々は高校の文学の先生でした。彼のトルコ語は非常に美しく、読みやすい。単語の選択が的確、文法の狂いもない、それでいて四角四面の面白みのないものではなくきちんと文学性も高い。私のマルマラ大学院時代の先生は辞書の例文を全て彼の文章にしたい、と言ったほどです。
詩人であると同時に、批評家でもありラジオドラマの脚本も多く手がけました。人には不条理と思われるこの世界の中で、それを受け止め生きていこうとする人の姿が描かれます。少々不思議な不条理ものが多く見られます。Yıldızlara Bakmak, Pencereなどが有名。
(トルコ近現代文学研究家:鈴木郁子)
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