『現代日本の縮図』 ~ 整形外科の待合室
右腿を椅子にぶつけた記憶がある。こういうことはよくあることなので、放置していたのだが、2か月にもなるのに痣が消えても痛みは消えない。 コレハ脳と関係があるのかもしれない・・・と近所の外科へ行ってみた。
待合室は高齢者で溢れていた。 ほとんどの人が杖持参で杖と杖がぶつかり合いそう。 見てるだけでもハラハラ。 中には2本の杖を突きながら介助人もなく、ヨタヨタ歩いて来る人、酸素ボンベイを手押し車に乗せてヨロヨロ来る人、耳が遠いので一方的に喋っているおじいさん、70歳ぐらいの娘に付き添われた90歳位のおばあさん・・・・・。
受付の女性たちは忙しそうに書類と格闘、よほどのことがない限り、手助けをしない、スマイルもない。 支払い時に『お大事に!』を義務的に連発する。 正に現代日本の縮図を垣間見た感じ。いずれ近い将来にやってくるわが身を想いながら、暗~い気持ちになってしまった。
<このカップルはまだいい・・・・寄りかかる相手がいるから・・・・>
診断結果は「肉離れ」、神経が切断された状態だという。 自然につながるのをひたすら待つしかないらしい。 まだ歩けるからいいけれど、やがて自分も杖に頼る日が来ることだろう。 がっくり、落ち込んだ日であった。
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病院へはいつも夕方4:00~5:00を狙って行くのですが、
その日は午後一番でした。
確かに、リハビリ室は若い治療師のお兄さんを相手におばちゃんたちがお喋り・・・。
それが癒しになってる人もいるかも、だって1割負担なら信じられないお安いホストクラブ?
残念ながら、好みはいなかったなア( ^ω^ )
投稿: elma | 2015年11月12日 (木) 17時16分
心配していました。
肉離れ程度で良かったです。いずれ治りますから。
行かれた日はよほど混んでたのですね。
あそこは常連さんが多いから、受付の方も、まぁあんなもんです。
リハビリの方はここだけの話ですが(笑)、おばちゃんたちのホストクラブみたいなもんです。
いいですよ~♪
投稿: パンダ姐 | 2015年11月12日 (木) 00時51分
前期高齢者としてはチョット余裕がありそうだけど・・・・益々深刻になりそうな気配ですね。官僚の先生方は東大卒でも、想像力がなく、現場を知らないからネ。
投稿: elma | 2015年11月 8日 (日) 09時53分
肉離れで、まだよかったですね。
それにしても、整形外科って、今の日本の縮図みたい。。
くれぐれもお大事に!
投稿: トラやん | 2015年11月 7日 (土) 22時27分