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カスタモヌ(Kasutamonu)は黒海と内陸を結ぶ宿場町。 この二階建ての隊商宿(ハン)は15世紀に建てられた。 トルコのあちこちにある旧隊商宿の多くは店舗になったり、ホテルになったり・・・・このハンはリニューアルされて小奇麗なホテルになっている。 おそらく、カスタモヌで一番有名なホテルかも知れない。
まるで、城壁のようにしっかり建てられている
入り口の階段を下ると中庭が見える
部屋は二階、石造りの廊下(入口は小さい)
部屋の内部:窓は小さいので部屋は暗いけれど、隊商宿か・・・・と思うとワクワクして眠れない!
近代的なバスルーム
中庭: かっては商取引で賑わっていたこの空間は、現在、結婚式のパーテイやいろいろなセレモニーの会場にもなっているようだ。
ハマム(スチームバス)の釜: どんな風に使ったのだろうか?車などなかった時代の旅人はハマムで疲れを癒したことでしょう・・・・。
愛犬と言っても友人(現トルコ在住)所有の犬、名前はチョコレートの「チョコ」、3歳のペキニーズのオス。 2年ぶりの再会でかなり大きくなっていたけれど、まだまだしぐさがカワイイ。
来客大好きで、とてもとても番犬にはなりそうもない。 オ・カ・シという単語に異常に反応し、寝ていても言葉を聞きつけると、飛び上がって走ってくる。 嗅覚と聴覚の良さにはつくづく感心するけれど はダメよ!
ボールを投げると運んでくるのだが、なかなか離さない。友人のヤンチャで甘えん坊のこの息子は、間もなく日本にやってくる。 環境の変化にめげずに元気で日本の生活をエンジョイしてほしいものです。
最近はオスの風格を備え、散歩時にはメスの後を追いまわすのだとか・・・・・・・
リードを離すと、どこまでも走って行く。 朝夕の散歩の後は足を洗って、体を拭いて・・・定期健診、お風呂に入れて・・・動物を飼うのは大変です。
カルカン(いぼカレイ)は日本では食べられないから、一度は食べたいと思っていた魚。 港町のスイノップは魚屋さんが多く、いぼいぼのカルカンが水揚げされていました。トルコでは魚が肉より高いので、貧乏人は食べられないそうです、特にカルカンは。
値段はキロ当たり、100リラ(約5000円)、小さくても2キロあります。普通は4~5人でから揚げで食べるそうですが、二人で2キロは食べきれるかなア・・・と迷った挙句、黒海のものが一番美味しいとのこと、思い切って食べることにしました。
黒い側がイボが多いそうです。 モチロン食べたのは左の小さい方。 魚屋の二階がレストランになっていて、けっこう混んでいました。
油の乗った白身の味でとっても美味しかった。 日本なら、半分はお刺身に、煮ても、焼いても美味しそうです。 骨とイボが固くて、オコゼのような感じ。 二人で10,000円は決して安くはないけれど、黒海魚を満喫し、いつまでも忘れられない魚になりました
アーモンドと言えば、チョコレート、それからローストのおつまみを想像するけれど、今回旅をして発見したのは花が散ったあとの、青い『実』をそのまま食べることであった。
トルコの八百屋で「これ何?」と聞いたら、アーモンドの実だという。 そのまま食べるのだそうで、あちこちの屋台でも売られていた。 美味しいとも不味いとも言い難い・・・。
これは、脱皮したアーモンド、 まだ、殻がついたまま・・・
殻をむいてローストされたおなじみのアーモンド
花と実 : photo by wikipedia
まるで成長魚のごとく、段階において食され、カジュアルな巷のレストランでは生のアーモンドを売りに来るオジサンがいる。 生であるだけでもビックリなのに、若い実も食べるとは・・・・・。 ビタミンEも豊富、抗酸化作用もあり、亜鉛、マグネシウム、カリウム、鉄を含む健康食なそうで、 しみじみとアーモンドを噛みしめる昨今である。(食べ過ぎないようにしよう)
友人の勤める日本人向けの旅行社「Bontrip」のFBには以下ような記事が。 遠い親日国、トルコが誤解されないために、正しく理解されるために(許可を得て)、マイブログにも掲載することにしました。 ドタキャンになってがっかりしている現地の高校生の心が読み取れます。
今年の3月にサフランボルと交流予定だった日本の高校生が、ISの影響による治安の悪化「懸念(IS関連テロはトルコでは無発生)」により、修学旅行が取り消しになった後、ホームステイ予定だったトルコ人学生達に送ったプレゼントが、交流予定先の高校で展示されています。 その際に、トルコの学生達から来たISも含めた感想文(和訳)です。 素晴らしい内容なので、是非、お読み下さい。
● 私たちは、日本からの友人達を、サフランボルだけでなくトルコを代表する気持ちで迎えています。イスラム教は寛容と愛という二つの要素を持つ宗教であり、私の家族もこの教えに従いながら生活をしています。ISのやっていることや、思想は私たちの国や人生観とは全くかけ離れています。(ベイザー・プナル・ハルマンバシュ)
● 親愛なる姉妹たちへ、この世で最も思いやりを受けるに値する存在は、間違いなく人間です。アッラー(神)が完璧な姿で、かつ自らの魂を分け与えた人間の本質は尊敬に値するものです。色や、言語、人種、性別の区別なく人類は、生まれながらにして他のどの生き物よりも尊いものです。自らの命を絶つ権利は...人間には無く、それ以上に他者の命を奪うことなど許されないものです。イスラム教の教えによれば、一人の命を奪うことは、全人類の命を奪うことと同じことです。一人の命を生かす者は、全人類の命を生かす者です。
私たちは日本人が大好きです。オスマン帝国時代に起きたエルトゥールル号遭難事故は両国の友好関係の強さを物語っています。トルコでみなさんを待っています。あなたたちの安全は、自分たちの安全より大事です。(エリフ・ユルマズ)
● 人類を暗闇から救うために生まれた偉大なるイスラム教は、人間関係における最も重要な原則を定め、不公平で残酷な行為を禁じ、正義を貫く宗教です。迷信を信じることや、罪を犯すこと、他者の所有物、権利、名誉、尊厳を奪うこと、全ての生き物への拷問、正義に反する行動は絶対に許されないことです。
宗教や性別、社会的地位の違いで起こる差別はみれることも認められません。トルコ国民は、この教えの下で生きているため、他宗教に対しても寛容なのです。イスラム教の名の下で行われている一切のテロ行為は、トルコ国民とは全く無関係です。 日本の友人達と過ごしてきた時間は、私たち一人一人にとってかけがえのない思い出です。一日も早く曇り空が晴れ、手と手をつないでソーラン節とサマンヨルを唄える日が来ることを願っています。(シェッヴァル・チャクマク)
● 日本の姉妹たちへ、非常に悲しいことに、私たち人間は、日々を追うごとに本当に大切な価値観や信仰から離れています。人種差別、植民主義、暴力、テロ、戦争、搾取、飢餓等の数え切れない問題を抱えた私たち人類は、今まさに大きな試練を受けているのだと思います。でも、私たちとあなた達の間には何も違いはないのです。
母が私を愛する気持ちと同じように、あなた達のお母さんもあなた達を愛しているのです。我が子を一瞬たりとも危険な目にさらせたくないのです。その気持ちは痛いほど分かります。
でも、忘れないでください。私たちの家族も、あなた達がこの地に足を踏み入れた瞬間、あなた達の家族です。あなた達の安全を祈る気持ちは、私たちの家族も変わらないのです。トルコ建国の父、アタチュルクはチャナッカレ戦争で戦士した兵士の母にこう述べています「遠い彼方から我が子を戦場へ送り出した偉大な母たちよ!もう涙を流さないでください。彼らは安らかに寝ています。彼らはこの地に眠り、この国の子供たちです。」トルコの父アタチュルクも、イスラム教も、愛することの大切さを私たちに教えてくれました。(フェイザーヌル・クル)
● 日本の友人達へ、寛容な心で、友情関係を築くべき我々人間社会は、貪欲で自己中心的な心で、憎悪と復讐の炎で燃え尽くされています。この炎は、過去の様々な出来事を再び眠りから覚ましています。 今日も多くのイスラム諸国で炎が噴きあがっています。本来あるべき姿とはかけ離れ、人々は怒りと憎しみの心を持つようになってしまいました。
でも、私たちトルコの若者は絶対に負けないし、諦めません。今までもそうであったように、今日も明日も私たちは全世界の若者を兄弟姉妹の関係を築いていきます。テロ行為の一切は、許されないものです。尊い姉妹たちへ、現代社会において兄弟姉妹関係が薄れてきた最もの原因は、自我を第一に考え、あたかも自分の考えが絶対的に正しいと思い込んでしまうことだと思います。自我を捨て、寛容な心と愛情で相手に接すれば、世界は変わるはずです。
自国だけでなく、もっと世界に目を向ける必要があります。イスラム教の教える通り「破壊的ではなく建設的、隔離的ではなく融合的」にならなければいけません。人間本来の存在意義を忘れず、一致団結しなければなりません。あなた達も同じ気持ちでいることを信じています。 一日も早くサフランボルで会える日を願っています。(エルヴァ・ウルソイ)
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坂の多いイスタンブルではチョットした買い物も大変。 スーパーもたくさんあるけれど、喧噪を離れた路地ではこんな風景も見られる。 窓から「今、行きます~」という声もかかる。
あらら・・・これはロバじゃなくて馬よね~・・・どこから来たのかな?車が買えないから?
駐車場ならず、馬小屋もいるだろうし、車より維持費もかかりそう・・・・大都市、イスタンブルで、この馬とおじさんはどこに住んでいるのだろう(聞いてみればよかった)・・・・以外に趣味だったりして。 こんな光景がまだ残っているイスタンブルは魅力的である。
オレンジは日本の輸入品よりはるかに新鮮で安くて美味しかった (o^-^o)
トルコの現政権はすでに、ロシアから輸入した核発電所をエーゲ海のAkkuyuに建設中。 イスタンブルでは推進派のポスターに風刺をこめた落書き広告トラム(電車)が走っているというので、カメラ片手に待ち伏せていたのに遂に、来なかった。 がっかりしていたらNKPのFace bookで発見!
うたい文句は Akkuyuの核発はトルコの力強い新エネルギー
推進派広告のAkkuyuのAの前にFをつけると・・・・ブラック・ユーモア?
その広告を撤去!
チャナッカレ市長のギョクハン氏は子供の写真を掲載した核発の宣伝に怒り、広告を撤去したとか。 トルコでは知事は現政権の内務省が選出するけれど、市長は市民の直接選挙で選ばれる = さすが、チャナッカレ市民の民意レベルは高い!
(photo by NKP)
朝、雪が降ったとはいえ、日中は暖か。 評判の良いレストランの庭で食事をすることに。 2日間足繁く同じレストランに通った。 旅は食の楽しみも満喫せねばと思うのだが、一人では食べきれない。今回は相棒がいることに感謝。
先ず、ここで手を洗う: 水道蛇口も木でおおわれている
液体石鹸: 石鹸まで木の家に押し込められて・・・・苦肉の策?
さて、飲み物は・・・アルコールはないので、自家製「アイラン」=ヨーグルトドリンク(少し塩味がする)。 濃くて美味しかった。
小麦粉を薄く焼いて、野菜を挟んで・・・地方によってはさむものはいろいろ。さっぱりして和国の老人には程よい味。
キョフテ(ハンバーグのような肉団子)の煮込み(かすかに羊の香り)
マッシュルームのチーズ乗せ: トマトソースで煮込んだもの
ピラフにチーズを乗せて焼いたもの=かなり美味しかった
よ~く見ると猫らしい絵が描いてある。レンズを通してみるとこんなにカワイイ リボンまでついていて、足元に草まで生えている。 こんなものを創った人はどんな人なんだろう・・・・。 普通の客たちは全く気が付かない。持ち帰るわけにもいかずそのままお別れ。
チョット前、メデアは「オレンジ色のテロ」の話題をどの番組もこぞって盛り上げた。連日茶の間に放映されたトルコ地図を観て、トルコへ行く観光客がピタリと止まった。
身近では「テロが怖いので旅行はやめます」とか「親親戚に泣いて反対され、行くなら親子の縁を切って行け」とまで言われたとか。 自身も「行かない方がいいわよ~」とか「大丈夫なの?」と半ば好奇の眼でみられたのは事実。
教養も学歴もある人たちが、どうして、こうも同じ反応をするのだろう・・・・と思いながら、現地の友人から情報を得て納得の上の旅だった。 帰国すれば「よく無事だったわね」とか「さらわれなくて良かったわね」と決まり文句のように挨拶され、日本はそんなに安全なのかよ!とむかついた。
赤信号みんなで渡れば怖くないの標語を想い出した。 皆と一緒なら鉄砲担いで地の果てまで行くのかも知れないと・・・。 自国の怖さを知らぬが仏か、知りたくないのか。まだまだ世界の中の孤島なのかも知れない・・・・・・。
昨日は憲法記念日 3万人集合のニュースはいつ放映されただろう・・・・記憶にない
九条を目の敵にするとは・・・誰の差し金?ジワジワと迫り来る危機を感じる
参考: ねりま九条の会 → http://www.nerima9zyo.com/
アテにならない年金(アテにならなくしたのは誰?)庶民にとっては老後の大事な大事な生活資金、その運用方法とは?
最近の株価高騰はこんな仕組みだった=XXミックスとはよく言ったものですネ
3度目の懐かしい「サフランボル」に到着。1994年、ユネスコ世界遺産になって以来、観光客も増え、古い民家が次々とホテルやペンション、博物館などに生まれ変わっている。
飛騨高山風・・・・・と言ったところかもしれない。特に週末はトルコ人の家族ずれで賑わう。隣室からスゴイいびきが振動してくることもある
最近は日本のツアーコースにも登場しているが、今回は日本人の姿がない。 メデアの影響は凄まじい(外務省によれば、トルコはいつだって危険地域なのに・・・・・・)。
『サフランの森』と言う地名だけあって、スパイスのサフランの集積地として発達したのだそうである。サフラン入りのお菓子や化粧品、そして球根そのものも売られていた。
民家の殆どは18~19世紀に建てられ、下階は石積みになっている場合が多い。
ホテルの前に立っている民族衣装を着たのはマネキン!
街を歩くとホテルになった古民家がズラズラ・・・・
以前は空き家に『売り家』の張り紙も多かったのに・・・・・改修して新ビジネスに挑戦?
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