舶来の 『万年筆』
かつて、書類を書くときは「ペン」が常識。 ボールペン時代の初期の時代も、役所ではペン書きを強要された記憶がある。 インク瓶とペン先とペン軸がセットになっていた。
卒業祝いとか入学祝とかのプレゼントには腕時計とともに貰うものの代表だったような気がする。子供にとって『万年筆を所有する』ということは、一歩大人になったような嬉しい気分がしたものであった。
手元に現存するこのモンブランの万年筆は20歳の祝いにと、兄に強要してゲットしたもの。 国産のパイロットやプラチナも出回っていたのだが、どうしてもモンブランが欲しかった(当時はセロテープさえも舶来品の方が優れいていたのだ)。 果たして兄は覚えているだろうか? 安給料なのに散財かけてしまったのだ。
カートリッジ式ではなく、吸引式なのでインク壺が必要。 それも結構高額だったのだが、もう50年近くなるのに、いまだにインクは枯れず、使用可能。 インク壺は斜めになっていて、最後までインクがムダなく使いやすい。
モノに頑固な国民性としては今でも同じインク壺なのでは・・・と調べてみたら、さすがに少しだけデザインは変化していたが、機能性は変化なし。 現在の価格は¥1900.-、IT時代に、世界中に愛用者がいるらしい = なんとなくステキだと思う。
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