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2015年1月

2015年1月31日 (土)

ヒステリー?

このところ、日本中のマスコミが翻弄されている。 どのチャンネルも紙面もおなじみの中東学者たちが喧々囂々意見を述べているがラチがあかない。 フクシマがメルトダウンしたとき、原発がどんなに危険かを論争してる様は「ヒステリー症状」とも言われた。 この騒ぎもそんな状況なのかもしれないが、未だフクシマはコントロールされていないことを忘れてはならない。

愛読している辺見庸氏のブログにはこんな言葉が掲載されていた。

・・・・・・・「皇軍」は中国における「もっとも野蛮な反世界」であったのだ。気まぐれな斬首と24時間のべつまくなしのビンタと強姦をだれよりもこのんだ反世界。 

おどろくべき歴史観と非人間観と手前勝手な(反)世界観と壮大な忘却。その頂点にエンペラーを後生大事にいただいていた。そうではないかね、安倍君。この機にじょうじて9条をかんぜんにつぶす気かね?そうしたら、どうなるか気がついているのかね。「汚辱の世界史」でも読みたまえ。
世界が反世界を堕ろしたのだ。米国が日々だらしなく流産しつづけているもの。欧州がけふも堕ろしつづける「人権」と貧困とテロルと反イスラムと反移民。 ぶざまな無限パロディー。そして、反世界こそが現世界を産んだのである。いつも血だらけの流産なのである。わたしらはみな畸形である。ああ、また孕んだのだな。そのくりかえし。
ウサギオイシカノヤマ……とかハナハサク……はやめたまえ!その歌はキミガヨとともに、反世界の呪わしい弔歌であることに、まだ気がつかないのかね。安倍君、ぼくは君と君のコクミンがきらいだ。 
前回選挙の25%の仲間ではないが、君のコクミン」の中に自分も存在すると思うと身震いがする。

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外は雪でも環境がよければ、ハナハサク、「ハナハドコヘイッタ」にならないように祈りたい

2015年1月29日 (木)

 『夜と霧』  ふたたび ~ みすず書房

若き日にアラン・レネのドキュメンタリー映画を観て衝撃を受けた。 1947年刊、邦訳1977年のフランクルの本も読んだ。 その後、度重なる引っ越しで、多くの本を葬ってきたが、この1冊は手元に現存している。 

世界のロングセラーとして名高い本書の新訳版(1977年改訂版で邦訳2002年)を最近読んだ。 あれほど衝撃を受けたはずなのに、どんな言葉で表現されていたかをすっかり忘れている。 ただショックだけが甦る。

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著者が収容されたアウシュヴィッツがいかに過酷な収容所だったか、ナチがいかに人道的でなかったか・・・ということよりも、心理学者の体験を通して、執筆された、ということが他書との違いであり、ロングセラーの所以なのだろう。

70年前、ヒットラーに高揚した国民がいた。 昨日の深夜NHKBSで再放された(イスラエル・ドイツ合作)「ヒットラーの子供たち Hitler’s Children」を観た。 ニュールンベルグ裁判で有罪死刑になった錚々たるメンバーの子孫たちが、いかに心を痛めて生きて来たかがテーマだった。 子孫たちはヘス、とかゲーリングとか自分の苗字を名乗るたびに一族とみなされていまだに苦労しているという。

解放された被収容者の心理を著者は下記のように表現している:

 収容所のゲートに白旗がひるがえったあの時点から、この精神的な緊張のあとを襲ったのは、完全な精神の弛緩だった。 大喜びしただろうと考えるのは間違いだ。

「自由になったのだ」、と何度も自分に言い聞かせ、頭のなかで繰り返しなぞる。だが、おいそれとは腑に落ちない。自由と言う言葉は、何年もの間、憧れの夢の中ですっかり手垢がつき、概念として色あせってしまったのだ。

・・・・・仲間たちが経験したのは、心理学の立場から言えば、強度の離人症だった。

ヒットラーを生み出した国はどのような戦後処理をしたのだろうか? 日本のように「謝れコール」が被害者たちから起こらないのはなぜか?

2015年1月27日 (火)

 『幸せのありか』 ~ ポーランド映画

ポーランド映画をよく見る。 国の歴史事情からか、リアリテイーとポエジーがうまく交差している作品が多いと思う。

実話に基づいた、本作品の主人公は「脳性まひ」。 話せず、動けず・・・しかし、聴力と視力がある。 瞬きをすることで交信できることを発見!

主演者自身が患者である・・・というふれこみのまま見終わって驚いた。 最後のワンカットは実際のモデルと主演者が絵文字を通して交信しているではないか! 

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いろいろな病気を抱えながら生きている人たちとその家族がいる。特に、母の力は絶大だが、成長とともに、介護が難しくなる。 家族の想い、施設のスタッフ、隣人などなどが自然に表現されている。 兄姉たちも決して見捨ててはいないけれど、彼だけのためには生きられない。

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主役マテウシュを演じるダウイド・オグロトニク(1985年生まれ)は役になりきるため、障がい者に会い、パントマイムの指導を受けるという猛烈な特訓を続けたそうである。

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監督のマチェイ・ピエブシツア1964年生まれ、ジャーナリストでもある。ユーモアもあり、観客は少しの笑いと少しの涙に見舞われる。後味の良い作品であった。

岩波ホールで2月13日まで: 公式サイト→ http://www.alcine-terran.com/shiawase/

2015年1月24日 (土)

あたらしい春 ~ 水仙

半ば野生化した我が家の水仙が今年も咲いた。 房総の野生水仙のような力強さと香はないけれど、手入れもしないのに寒風に耐えて、毎年咲いてくれる。 水仙を見ると新しい春がそこまでやって来たことを感じる。

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手入れが悪いので、背丈も低い、今年は肥料の気配りを忘れないようにして、来年はもっと背丈のある水仙が咲くようにしたいものです。

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原産地は地中海沿岸なのだとか・・・・でも、これって『日本水仙』ですよね。ハイビスカスの花をトルコでは「日本の薔薇」と呼んだり、トルコ産でもないのに「トルコ桔梗」等々・・・名前というのはなんとなく誤解されながら決まるのでしょう。

2015年1月21日 (水)

わが身になぞらえて ~ カエルの巻

 

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                             佐藤正明             Jan. 20 Tokyo Shimbun

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                (マイ家宝=還暦を過ぎた日光杉のイボイボ蛙)

せめてこのカエルぐらいに成長して、公家奉行に飛び掛かってもらいたいものです・・・

 

2015年1月19日 (月)

チョットだけ『赤』 

赤は暖色、寒い冬に赤いコートで姿勢を正して街を闊歩するナンテかっこいいと思う。

若き日に、わずか1年間だったけれど、ショーン・コネリーをもっとソフトにしたような上司に仕えたことがあった。なかなか厳しく、西洋思考の基本を教わったような気がする。

あるとき、「色= color」の話をしたことがあった。好きな色は「ピュアな赤」自分自身のためではないけれど・・・と言ったことを覚えている。

確かに赤は用い方「分量と着こなし」で可愛らしくも、下品にもなる色。そして目立つ色、世界のコミュニストの色、最近は勝負服のカラーとしても着用され、天使にもドラキュラにもなりうる色でもありそうだ。

久しぶりに箪笥の奥にある手編みの赤セーターを着てみようかな? チョットは元気がでるかも・・・歩く姿は赤いブタ???

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                         Photo by Associate Nobel peace prize for Article 9

2015年1月15日 (木)

♪2015 NewYear コンサート♪ 

毎年、ウイーンフイルのニューイヤーコンサートを楽しみにしている。 昨今は日本人の着物姿の観客も一等席で多く見かけるけれど、カメラワークも良く、映像も綺麗、実際に現場に行かずとも映像で面白い場面も多い(実際には行ったことが無い)。TVにかじりついて、しっかり堪能することに。

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                      開場の学友協会

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                       華やかに開演

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今年の指揮は5度目のズービン・メータ氏(インド人:アジア系では他に小澤征司氏)

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                あらら・・・・楽団員が唄っています

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           おやおや・・・・・シャンパンが登場してきました

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乾杯! って舞台で実際に飲んじゃいましたが、『シャンパンポルカ』の演出でした

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            この小楽器はなんでしょう? 小鳥の鳴き声らしい

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                    これも・・・・・

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                   そして、この箱は?

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             正面から見るとこんな形、クルクル回しているようです

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休憩時にはシュトラウス一家の説明もあり、楽しく教養が磨かれるチャンス萬斎! ユダヤ系の父とロマの血を引く母のもとに3人の息子たちはシュトラウス楽団を創って大活躍。 昨年の指揮者はバレンボイム氏(ユダヤ系)。反ユダヤ主義を標榜する意義もあるようです。

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               ポルカの原型も映像を通して説明

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シャンデリアも天井もスバラシイ! 世界各国に放映しているという1939年以来継続しているコンサートはウイーンっ子のために、座席は遠慮した方が良さそう・・・・(以前、コンサートに行った人のつまらない自慢話を聞かされたことがある。その人は特に音楽好きでもなかった)

2015年1月10日 (土)

ジュエリーデザイナーの年賀状

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楽しみにしている年賀状のひつじバージョン

丹精込めて創作しているのはいつも明るいジュエリーデザイナーの奈緒ちゃん、キチンと元旦に届きました。 昨年から干支は3匹になって、そのうち3匹目がだんだん大きくなった作品が届くことでしょう。 長生きしなくちゃ 

早速、額に入れて飾りました。 とっても立体的!

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おばあちゃんの帯留やお母さんのブローチなど甦らせたいと思っている方はどうぞ                  こちらを クリック→ http://grey-s.net/ciao-mag/cn22/pg222.html

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息子の結くんはいつも活動的なママの都合であちこち連れまわされて、たくましく成長されているようです。とってもカワイイ! 

2015年1月 6日 (火)

『はなびら餅』 ~ 新年のお菓子

はなびら餅というお菓子を初めて食べたのは叔母の家での初釜。 牛蒡がはさんであるのがとっても不思議で面白いと思いました。 平安時代の「歯固めの儀式」に由来するらしく、かっては牛蒡ではなく『鮎』だったのだそうです。

今日は、2015年が稼働している街へ出たら、和菓子屋の店先に、「花びら餅あります」と書いてあったので、今年から甘味は絶つつもりが、つい暖簾をくぐってしまいました。 

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一個と言うわけにもいかず、2個買ったので友人を招いて、お抹茶でいただこうと思って。

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                   和三盆の干支菓子:  食べないで~とメーメー泣いています。







2015年1月 2日 (金)

コートをいただいたので

チョット大きすぎるから・・・と冬コートをいただいた。ダークグリーンとオレンジ色のツートンカラーです。 除夜の鐘を聴きながら(実は聴こえなかったけれど)オレンジ色の帽子と手袋をせっせと編み始めたら、アット言う間に出来上がりました。

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手袋を編んでいる途中で思い出しました。 3年前に、在イスタンブルの友人からいただいたショールのことを・・・。008
合わせてみたら、案の定ピッタリ!古いものがチョットした工夫で甦るのはとってもウレシイ コートを下さったKさんとショールを下さったRさんに感謝で~す。
このセットを身にまとい、さっそうと新年の街へ出よう! 「転ばないようにネ」という声が後ろから聴こえます。

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