水準の高い人 ~ 中村哲さんのお話
アフガンで井戸を掘る医者でおなじみ、中村哲さんのお話を聴く会が9月5日練馬ココネリで開催(「ねりま市民の会」と「ペシャワール会」主催)
世の中には気立てのよい人と悪い人がいる。 気立てのよい人となら民族宗教男女を問わず一緒に仕事ができる。
アフガンに医者として赴任したものの、いつの間にか30年・・・・その経過をポツポツと話す。
彼の偉業を単なる「趣味」と一笑する族もいるけれど、そう言われたところで哲氏は怒りもせず、「そういう考え方もあるかもしれません」 ところで、「あなたの趣味は?」と返答するのではないだろうか?その時は「競馬とパチンコ」などと答えないでいただきたい, せめて「馬を愛でること」と「指の運動」とか(◎´∀`)ノ
数年前の日本人スタッフ事故死以後、日本からのスタッフを受け入れていない。現場は現地の人間ができることをモットーにしているので、高度な機械作業ではなく江戸時代の工法などを参考にしているという = ナルホド
こんな話を聴くと、日本政府が途上国にばらまいている我々の血税はどのように使われているのか?その結果何を生み出しているのか? ムムム・・・・・・
100の診療所より一本の用水路を・・・・操縦しているのは中村氏
井戸を掘ることによって砂漠が緑地に甦り、人間も戻ってきた。 干ばつと洪水が人間の居住地を奪うことに、アフガン人99%の希望は「三食たべること」と「家族と一緒にいられること」。 「集団的自衛権」とは「欧米列強国と一緒に戦うこと」との発言もしっかり。
金子兜太ふうに言えば、中村哲氏は人間としてかなり水準(レベル)の高い人物ではないだろうか?
市民の会代表の池尻成二氏司会の質疑応答で、僕に収入が無いというのは誤解で「僕は年金暮らしをしています」とのこと。 日本とアフガンの架け橋となった小さなドクターに大きなエールを送りたい。
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