『たんぽぽ舎』 25周年 ~ 8月31日(日曜日)
いつの間にか馴染みになってしまった「たんぽぽ舎」は発足後25年を迎え、舎の歴史を振り返り、広瀬隆とアーサー・ビナード両氏による講演会が催された。 会場の全水道会館は超満員!熱気にあふれていた。
たんぽぽ舎はいち早く原発の危険を訴え続けてきた、日本における脱原発運動のリーダー的自立団体。 自分が出会って、間もなく予測されたかのように東電フクシマ事故が起こった。 事故後は「生活クラブ」などからの放射能測定問い合わせが殺到し、徹夜状態だったそうである。
挨拶する共同代表者の鈴木千津子氏
前史: 都庁公害研究会 → 都労連有志原発研究会
1989: 1986年のチェルノブリ事故を切っ掛けに鈴木氏が私費で測定器を購入
1995: 阪神淡路大震災 → 地震研究会 もんじゅ事故 → いろりばた学習会
1999: JCO臨界事故 → JCO追及
2009: たんぽぽ舎20周年 → 重大事にそなえよう合宿始まる
2011: 3・11東電福島事故 → 日刊メルマガ発信+スペースたんぽぽ⇒ 連盟発足
2012: 金曜行動(3月)+大飯原発止めよう行動(6月)・再稼働阻止全国ネット誕生
2013: 薩摩川内原発の再稼働の動き
たんぽぽ舎の目的:原発放射能・食品汚染から環境を守る
持続できた理由: 自立した集団と自立財政
政党や行政の資金はゼロ! 3・11以降は女性が多く立ち上がった
今後は
福島を忘れない、福島によりそい、被害者支援、子供たちをガンから守ろう!
原発再稼働に反対する、日本が再び「原発の時代」になることを阻止しよう!
予測は当たって欲しくないのだが・・・・理路整然とした広瀬氏の語り口は聴衆の心に響く
アーサー・ビナード氏の講演: 『戦争はつづくよ どこまでも』
作家・詩人でもある在日24年のビナード氏は時折落語を交え、アメリカでの少年時代のことなど笑いを誘いながら。
二人の講演をまとめるとアベコベ首相の大義名分に騙されるな!現実をしっかり見据えよ!と言うことにつきるような気がする。 それにしても、未来を担う若者の姿が少ないのはなぜか? もしかして日本の未来はナイ!?
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