鎮痛薬 「ピカドン」 ~ あとむ製薬
中学時代、広島から転校してきた男の子にクラスの男の子たちはピカドンいうあだ名をつけてからかっていたが、その子はとっても頭が良かったので、人気者だった。
2年ほど前、東京新聞にこんな記事が載っていた。
「ピカドンで頭痛忘れて玉の汗」
というキャッチコピーの宣伝広告(1949/1/13愛媛新聞)。 ヒロシマで昭和23年創立の「あとむ製薬」の製品だったそうで、漢方薬だったらしい。 おそらく頭痛にはよく効いたのかもしれない。 原爆投下後、間もないというのにすでに原子力が賛美されていたのだった・・・・東海村に初の原発開設時には原発羊羹・原発最中等々の名物お菓子が登場したのもうなづける。 子供たちは「鉄腕アトム」に夢中になった。みんな貧しかった。
« 『ヒトラーの側近たち』 ~ 大澤武男 (ちくま新書) | トップページ | 『聖地』で生きる子供たち ~ エルサレム »
「考えるチャンス」カテゴリの記事
- 『老朽化原発の再稼働を赦さない』 ~ 首都圏大集会 (2023.11.25)
- 『ヨイショの構図』 ~ 斎藤美奈子のコラム(2023.09.13)
- 『予定通り放出された汚染水』 ~ 嘆きの声は伝わらない(2023.08.26)
- 『鉄の造形』 ~ 武田美通の世界(2023.07.24)
- 『汚染水放出』 ~ IAEAは中立?(2023.07.22)
« 『ヒトラーの側近たち』 ~ 大澤武男 (ちくま新書) | トップページ | 『聖地』で生きる子供たち ~ エルサレム »
コメント