「歴史と文学」 ~ トルコベストセラー作家の講演会
イスケンデル・パラ教授(Prof.Dr.Iskender Pala) の日ト国交樹立90周年記念来日記念講演会が6月15日の日比谷図書館・文化大ホールで開催。
トルコ古典詩文学「デヴァーン文学」を題材とした作品を発表している現在もっとも旬な作家であるらしい。
同時通訳を介して聞いたことが右から左へ抜けてしまうのだが、かつて、イランイラクとの外交手段は「詩」を介してであったという。(まるで平安時代の和歌の交換のようである)。
徐々に物質的になり心の豊かさが失せてきてしまった。 歴史とは「Ask」愛である。 男女の愛を想像するだろうけれど、より深い愛であるのだ・・・と。
勝手な個人的見解をすれば、かなりイスラム的な真面目な倫理観を持った方のように思えた。 ベストセラー作家ということはより多くの国民に受け入れられているということ。
駐日トルコ大使も駆け付け、トルコ文学を研究されている方々からの熱心な質問にも丁寧に応答が行われた。
主要作品:
「シャーとスルタン=Sah ve Sultan」 「ミフマンダル=Mihmandaar」 「伝説-Efsane」「火=Od」「バビロンに死し、イスタンブルに愛す=Babil'de Olunm Istanbul'da Ask」等々、 いずれもまだ邦訳はされていない。
講演終了後、地下カフェでお茶を飲んでいたら、5分前に追い立てられ、トイレの中まで追い立てられ・・・・・会場の日比谷図書館はお役所仕事で時間きっかりにマニュアル通りのお仕事をしているのだった。
松本楼の納涼メニュー(鰻ごはん・タンステーキetc.)
それで、松本楼に場所を変え、梅雨の合間の暑からず寒からずの爽やかな風、まるでハワイの様な長閑な雰囲気に包まれたテラスて閉店まで長居。
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