「ロクム」 ~ トルコのお菓子
ここのところ、桜につられてか、トルコからの友人来訪が続いていた。
お土産は何といっても名物の「ロクム」。 オスマン時代から作られて、19世紀にはイギリスでも「ターキッシュデライト」として知られていた。
ナルニア国物語(ライオンと魔女)では「ターキッシュデライト」で魔女に誘拐されるのだが、当時の子供にとっても美味しいお菓子であったことをうかがわせる。
日本でおなじみの「ウシュクダラ」の元歌には「ロクム」が登場している。まったく異なった訳詩・・・いったい誰が訳したか? 直訳したらつまらなくて流行しなかっただろうと思われる。
京都の八つ橋のようにいろんなメーカーがあり、味もピンキリであるが、元祖は1777年創業のこのHaci Bekir(ハジ・ベキル)のロクムは美味しい!
中身はピスタチオ、ミントのグリーン、バラ水の赤、チョコレートをコーテイングしたものなど様々で粉砂糖がふりかけてある。 地方に行けばそれなりの特徴のあるロクムがあって楽しい。 餅のようにどっしりと重いのが難点 = 買いこんだらトランクが重量オーバーになってしまうからだ。
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コメント
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トルコ(イスタンブル)はシルクロードの終着点。
そこからヨーロッパへ伝来したものはコーヒー、ピザ、洋服に至るまで数えきれませんね。 正に東洋と西洋の接点!
投稿: elma | 2014年4月13日 (日) 11時39分
ハジ・ベキルのロクム、サイコー♪
空港で買ったどこかのとはやっぱり違いました。
でも、本当に重い。バラマキ土産にしたら大変でした。
日本の求肥は平安時代に唐から伝わったそうなので、
ロクムとシルクロードでつながってるかもしれませんね。
投稿: パンダ姉 | 2014年4月12日 (土) 16時55分