« 2014年3月 | トップページ | 2014年5月 »
電話がピーピーうるさい。 ファックス用の『インクコウカン シテクダサイ』だって!ファックスなんて、頻繁に使わないのでほっといたら、延々とピーピーが鳴るので、さすがにインクを買いに行った。
「スミマセン!もう古いので製造ストップです。新しい機種にお取替えください」ということで新機種がいかに優れているかの説明を始めた。
しかし、友人宅はまだダイヤル式の黒い電話機を使用していることを考えたら、「すぐ購入」という決断ができなかった。
2000年の5月購入だから13年使用したことになる。ファックスさえ受け取らなければまだまだ使用可能なのだ。
サテ、どうする?消費税は8%になっちゃったぞ・・・・と考えていたら、パソコンがプッツンと消える病気になってしまった。 もう電話どころじゃない!修理屋さんも原因不明でお手上げ! まだ1年しか経過していないのだ。
すっかりパソコン依存症になってしまった身には、こうしている間も『プッツン』とキレそうで落ち着かない。 God bless me!
訃報を聞くたびに、ソロソロ身軽にならなきゃ・・・と思いながら益々モノに囲まれている。目下、捨てる作業中のこの書籍「筑摩書房の現代日本文学全集」全巻97冊は明治・大正・昭和三代の集大成、愛書家の全集:完璧な筑摩版というふれこみであった。昭和29年~32年間に発行された1冊350円也。
小学生のころ、亡き母が一冊ずつ購入していたものである。定年になったら、読みたいと思っていたらしいけれど、晩年になっていったい何冊を読んだことであろうか?
文字が小さく薄いのに、6年生の時には『吾輩は猫である』と『小さき者へ』を読んだ記憶がある。(母の狙いは子供に読んでほしかったのかも・・・)
捨てるには忍びないので、古書店に聞いてみても需要がないのでゴミと同類だという。 文字に飢えていた時代は遠い昔。 思い切って捨てようと荷造りを始めたのだが、ページを開けばすでに逝った人たちが批評していたり、顔写真を眺めたり(なぜか当時の作家たちは着物姿で、襟元からラクダシャツが覗いていたりする)。
未練がましく手に取っているとまたもや本棚へ戻しそうになる。天国に母の住所があるのなら届けてあげたいのだが、もはや資源ゴミとして甦ることを期待するしかない。 合掌!
世の中には骨董愛好家同様、古書愛好家もいるらしい。彼らは妻よりも古書を傍らに置きたいようである。モノに執着することから卒業しておかないとアトで大変な苦労を他者に押し付けることになるのだが、永遠の命を信じているらしくひたすらリュック姿で神保町へ通い続けるのである。
東京新聞15日朝刊、塩野七生氏の対談記事は二面にわたり塩野節が展開。少しつまんで載せてみました。
説得力を磨け!
強力な敵を味方にする:
国際会議に出た時の論法は日本は特殊であるという一本槍。捕鯨の問題でもクジラを食べるのは日本の文化だと言うだけ。彼らの捕鯨反対の理由はクジラが絶滅するということ。絶滅状態にないということを科学的に示せばよい。
ずっこけた方が面白い:
男は度胸は当たり前。それでいて愛嬌も必要。逆に、いま能力を試されている女たちには度胸が必要。 女は愛嬌なんて亭主や恋人以外には忘れたほうがいい。仕事をするときはとくに。
寄り道しよう:
秀才の多くが疑問を抱く習慣もないままに、ずっときてしまったことが、我が国の二十年間の停滞の原因ではないか。彼らは想定したことの処理は非常にうまい。しかし、想定以外のこととなると不得手。
目先の利益じゃない:
政治は結局はすぐさまのリターンを見込めないことをやる勇気。やるときには説明しなければならない。今は損になるかもれしないけれども何故にやるかと。しかし日本の政治家にはその情熱と言葉がない人が多すぎる。
継続は力なり。「ローマ人のものがたり」も十五年で書くと言ったら誰も信じなかった。でも、書き続けたんです。始めたら終わりまで行かないと、始めた意味さえもなくなってしまうから。
ローマ人の物語:
なぜ国が長く続いたのか。 それは徹底的に持てる力を活用したから。経済力は、人間にしてみれば体力、これが衰えると気力も劣化する。
氏は死ぬまでにもう一冊書きたいそうである。三部構成だからあと五年は生きなくてはと。その原動力は「葡萄酒」であるらしい。 こちらも[日本酒」を飲んで少し頑張ってみようか・・・ナンテ。
立教大学タッカーホール:4月12日(土)
日本生物地理学会主催による市民シンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?」が開催。
会長の森中定治氏と京都大学の小出裕章氏が「人類は原発をどうするか?」について講演。他にもコメンテーター・ゲストが10名ほど参加、会場はほぼ満席。
3・11以来講演続きの小出氏によると、もはや講演は敵地か現地か若者の前に限るをモットーにしているそうで、今回は対論側に森中氏が立ったけれど、両者ともに脱原発なので、喧々諤々の論争にはならなかったのだが。
小出氏は相変わらず淡々とわかりやすく原発は夢のエネルギーではないことを力説
この方もスピーチをされました
蔦のからまる恵まれた環境の学舎で今時の若者たちは何を考えているのだろう・・・・それが知りたい!
庭園の手入れも行き届いた明治7年開校のミッションスクール
ここのところ、桜につられてか、トルコからの友人来訪が続いていた。
お土産は何といっても名物の「ロクム」。 オスマン時代から作られて、19世紀にはイギリスでも「ターキッシュデライト」として知られていた。
ナルニア国物語(ライオンと魔女)では「ターキッシュデライト」で魔女に誘拐されるのだが、当時の子供にとっても美味しいお菓子であったことをうかがわせる。
日本でおなじみの「ウシュクダラ」の元歌には「ロクム」が登場している。まったく異なった訳詩・・・いったい誰が訳したか? 直訳したらつまらなくて流行しなかっただろうと思われる。
京都の八つ橋のようにいろんなメーカーがあり、味もピンキリであるが、元祖は1777年創業のこのHaci Bekir(ハジ・ベキル)のロクムは美味しい!
中身はピスタチオ、ミントのグリーン、バラ水の赤、チョコレートをコーテイングしたものなど様々で粉砂糖がふりかけてある。 地方に行けばそれなりの特徴のあるロクムがあって楽しい。 餅のようにどっしりと重いのが難点 = 買いこんだらトランクが重量オーバーになってしまうからだ。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
最近のコメント