「椿か薔薇か」 ~ ハイビスカス
南トルコを旅したときに、11月だというのにハイビスカスが咲き誇っていた。トルコ語でこの花は何かと問えば、すかさず「ジャポン・ギュル =日本のバラ」と即答。日本の薔薇といえばシーボルトがもたらした「椿」じゃないか?と言うと、そんな花は知らないと言う。
確かに、エーゲ海や地中海に椿が咲くハズもないので、これは美しい誤解だと思った。
その話を「トルコ通」に話したところ、「そんなハズはない!オックスフォードの辞書にも「椿」と載っている!どこで、誰に聞いたのか!」と責め立てる。「私が言ったのではない!トルコ人が言っているのだ!トルコ人に確かめよ!」 と言うことになった。後日、確かめたらやっぱり椿ではなく「薔薇」だったということで納得。
「ナイター」をいくらアメリカ人が「ナイトゲーム」だと言ったところで、「ナイター」はもはや市民権を獲得しているのだからどうしようもない。 言葉は変形しながら動いている。
西向きの我が家の花壇に夏咲く花は『ハイビスカス』しかない。晩秋には室内に入れて何年も咲かせているけれど、花が年々小さくなる。 この黄色は昨年モノなので比較的大輪の花が咲いた。 少しずつ蕾が大きくなってある日突然咲いている。 夏場は1日の命なのに、4日ぐらい平気で咲き続ける。4月になったら、また外へ出してあげよう。
こちらはハワイに咲くハイビスカス、同じ黄色でも微妙に花の種類が違うようである 、ハワイアンイエローとかムーンビーチとか薔薇同様、其々に名前がついている。
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