めづらしき菜 ~ 「はまぼうふう」
雪の日前日、友人が埼玉の野菜を届けてくれた。 その中に、川口特産、武州浜防風という能書きのある野菜があった。 セリ科の多年草で、日本中探してもまとまった産地は川口市木曽呂地区だけなそうである(海浜植物なのに)。 料亭で珍用されれば、客人は妙に納得するのかも。さっと天ぷらにして、塩で頂くのが美味しそう。
酢の物、揚げ物、おひたし、サラダ・・・・・食べ方はいろいろ。茎が赤く、セリのような香りがする。生薬でもあるとか、一体何に効くのだろうか。
そこで一句、♪春浅しめづらしき菜の届きけり♪と詠んだら、めづらしきがよくないという。形容詞的言葉はタブーのようで、見たこともないとすれば良しとのこと。
仲間の句においては
鏡餅・・・・鎮座の句においては鏡餅はすでに鎮座しているから ✖
ノマドのやうに引越しの「ノマド」とは何か? 遊牧民のこと、ならば ● と師匠の心も揺れるのである。
俳句とはへのへのもへじの五七五・・・・・いつ足を洗うべきかと悩む日々。
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確かにノマドロジーという言葉はジャパノロジーのようにあるけれど、みすずの「ポルトレ」と相通じる匂いがします。
なので、遊牧民ではなくノマドでなければならないのかも知れません。
投稿: elma | 2014年2月13日 (木) 21時32分
私は「めづらしき」でいいと思いました。
だって、驚いた様子が想像できるじゃありませんか。
先生と見解が違うことって、ありますよね。
「ノマド」は須賀敦子さんが好きな言葉でした。
彼女自身も、そう呼ばれたことがあると、書いています。
投稿: こはる | 2014年2月13日 (木) 15時07分