『暴挙のツケ』 ~ 本音のコラム(斎藤美奈子)
1・22の東京新聞で美奈子ちゃんがまた吠えた。吠え方が徹底しているので、毎週水曜日が楽しみである。
『辺野古移設について、住民の意思がはっきり示された名護市長選。表面上は平静を装うも、政府・与党の無念は想像するに余りある。知事の懐柔には成功したのに。 札ビラも切ると言ってやったのに。 ぐやじい!
防衛局はこれ見よがしに代替変施設設計などに関する入札を広告した。 わかりやすいなあ、もう。それはあてつけ?報復? そうやって民意を無視したツケは結局、自分に返ってくる。 ひとつの例が成田国際空港だ。
1966年、政府は事前の相談のないまま空港建設予定地を三里塚地区に決定。激しい反対闘争を蹴散らす形で、71年行政代執行に踏み切った。粉叫の後は空港そのものに残った。工期は大幅に遅れ、コストはかさみ、三本予定の滑走路は一本で開港せざるをえず、その後の拡張にも離陸時間にも制限がついた。航空行政の完全な失敗。 住民の意思を無視し、成田に固執したせいである。
辺野古も同じようなやり方で突破できると考えるのは大間違いだ。 粉叫した事案は白紙に戻すしかない。基地ならなおさらだ。』
日本人として改めて、沖縄に住む人々のことを考えてみよう!
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