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2013年9月

2013年9月28日 (土)

♪ おうちでのやくそく ♪ ~ 子育て

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職場の友人一家が近くに越してきた。小さな娘が二人、会うたびに良い子に成長している。 もともと賢いカップルだったから生まれつき良い子たちなのかもしれないが、育て方がなかなか古典的。優秀な社員だったおかあちゃんは今時目面しい専業主婦。小学生になっても勉強机は食卓で! 食事も質素で中身が濃い。3歳の次女もオモチャの片付けや着替えも全部自分でする。本当にカワイイ! 

ある日、家訓らしきものが棚の上に。 これはおとうちゃんが書いたのだそうだ。 おとうちゃんは例外にもれず、日本企業の戦士なので週末しか遊んでもらえないけれど、幼子たちは口をそろえて家訓をスラスラと読みあげている。

長女はバレエやピアノではなくて、空手をやっている。女の子だから自分の身を守って欲しいという思いでさせてみたら、気に入って道場通いをしているのだとか、オレンジ帯をみせてくれた。 流行に囚われず、しっかり地に足の着いた育て方には好感がもてる。 自分で考えることのできる子供に成長しているのを見るのが楽しみ

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わが母は物心ついたころから生活のために働いていたので、いつも自宅待機の母親のいる友人たちが羨ましかった。保育所もなかったのでご近所さんたちが何かと面倒みてくれていたような気がする。 

子供は育てられる権利があるけれど、専業主婦が主流ではない今、保育所がその役割を求められているのだろうか? 「下手な親に育てられるより保育所で育てられた方がいいのよ!」という人もいる。 ならば、種族の維持だけのために子供を産むのだろうか?

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雇用均等法などの制定により男性に劣らず活躍している女性も多い。多様化の時代だから夫が子育てしても良いハズ。 産まない自由もアリ、他人に産んでもらうのも可能。 

かなり以前に、「アメリカでは女性の社会進出とともに誰が子供を育てるのか?が問題になっている」という神学者の講演を聴いたことがある。 もはや現代人類のテーマかも知れない。 <子供は親を選べない>

 

 

2013年9月24日 (火)

『月夜のチャトラパトラ』 ~ 新藤悦子 (講談社)

  著者は若い日に、カッパドキアの田舎で絨毯を織る経験をし、トルコにちなんだ作品が数多く出版されている。 この作品も舞台がカッパドキアの洞窟での生活で、幻想的であるばかりではなくトルコ最大の観光地であるカッパドキアの生活習慣も垣間見ることができる。 チャトラパトラは洞窟にすむこびとたちのこと(トルコ語ではでたらめにしゃべるの意)。子供向けというよりは大人も楽しめるファンタジーである。

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     是非、スタジオ・ジブリで映画化したらよいのにと陰ながら思っているのだが

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昨年秋、トルコ語にも翻訳され、イスタンブルでのブックフェアでも紹介された。トルコ語題名は「カッパドキアのチャトラパトラたち」となっている。
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              TVでインタビューを受ける著者の新藤悦子さん

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 翻訳は紫式部日記を訳されたEsin Esenさん、目下「細雪」に取り組んでいるとか・・・

2013年9月20日 (金)

草の動物 ~ 九份

黄金博物園区の隅っこの坂道に「悲情城市」撮影場所という朽ちた案内矢印あったので降りて行こうとしたら、草でこんな動物を創っているオジサンがいました。 売りつける風でもなく値段が書いてあるわけじゃないけれど、売っているのだろう・・・。 

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 昔、オモチャが買ってもらえない子が遊んだ「玩具」を今も創っている風景に感動、それなのに買うこともせず、シャッターを押した自分がいた。 これはルール違反なのに、オジサンは怒りもせず、マイペースで黙々と創っていました。

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 オジサンはいつから創りはじめたのだろうか? 買ってくれる人がいるのだろうか?未だに、買わなかったことを反省し続けている。九份に行ったら、また会えるだろうか?

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2013年9月18日 (水)

金鉱の街 「九份」 ~ 日本の足跡 (台湾)

1971年まで金鉱の街であった九份は建物が山に貼り付いたように存在している。 現在は台湾の名画「悲情城市」が撮影された場所として観光名所になっているが、昔は貧しい山村だったようだ。 (非情城址ではなくて。。。悲情城市:ツタヤにDVD置いてないのです、どうしてでしょう?TVでも放映していたのに)

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                   眼下に海(基隆)が見える

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                     金鉱のモチーフ壁画

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               1935年(昭和10年)日本が開坑した五番抗

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       裸眼では真っ暗の坑道もレンズの眼を通して覗いてみるとこんな感じ

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    日本統治下金鉱を牛耳っていた日本人の住居跡:有料博物館になっている


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    くねくねと細い坂道沿いには茶館や土産物屋が並ぶが裏通りも歩いてみる

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       高温多湿が原因なのかペンキを塗ったのか・・・・壁は緑、窓は小さい

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               旧坑道には民宿になっている建物もある
 

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哀しいかな、日本の現代史は独学しなければならない。その1ページを紐解く旅でもあった。 立ち往生して、深~いため息が出るばかり・・・。

               夜香花 金鉱跡の 日本文字

2013年9月12日 (木)

どんぐりの木 ~ アウシュヴィツの葉っぱ 

このところ、なぜか友人たちが相次いでポーランドを訪ねている。アウシュヴィツの葉っぱを拾って来て!とお願いしたら、有名な、『働けば自由になる門(ARBEIT MACHT FREI)』の前で拾ったという葉っぱが届いた。葉の種類はオーク(ブナ科のコナラ属)いわゆるドングリとのこと。

オーク=樫とインプットしていたのだが、落葉樹のナラと常緑樹のカシを意味し、ドングリとはクヌギ、カシ、ナラ、カシワの果実の総称ということ。 ドングリにもいろいろあったのだ。

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                 まだかすかに匂いもする新しい葉っぱ

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        間もなく♪どんぐりころころどんぐりこ♪になって落ちてくるんだね

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                        入口
  

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                      こちらは出口

    (写真がアルバムからはがれないので、被写体が光って撮りにくかった=モヤモヤは私の手)

門のところにどんな木が・・・・古いアルバムを開けてみたら、こんな写真があった。この木がドングリの木だったのか、訪ねたのは1995年の9月だった。

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今年の9月に見学した友人の感想は「人間の残虐性とドイツ人の几帳面さ、システムの細密さ」ということでした。 

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この収容所にはユダヤ人のみならず、当時ジプシーと呼ばれた人たちや仏のレジスタンス参加者などが強制送還された。ユダヤとは何か?ヒットラーとは何者だったのか?人間はここまで『残虐』になれるものなのか・・・・・まだまだ謎は解けない。 

現在は負の世界遺産博物館になっていて、ドイツ人の見学者が多いそうである。

2013年9月11日 (水)

チャナッカレ海岸通り ~ つりをする人

 ダーダネル海峡沿いの海岸通りは昔から市民の憩いの場、最近道幅がグーンと広がった。 この風景を眺めながらお茶やビールを飲んだり、お喋りしたり、読書をしたり・・・。 時折イスタンブルへ向かうタンカーがゆっくり通り過ぎる。

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               こんなつり人に出会った・・・親子かな?

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           子供の手には魚が一匹、猫がそれをおねだりしている

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                     女性の釣り人もいる

2013年9月 9日 (月)

オリンピック精神って何? ~ フクシマを無視

オリンピック東京開催決定で、日本列島お祭りモード。 フクシマは遙か遠く、過去の歴史のような雰囲気にはガックリ!

決定権を持つIOCメンバーを調べてみれば、ナントナント貴族やらロイヤルファミリーに著名な旧アスリートたちの世事に疎い方々の名前が羅列。 これじゃあ、放射能が何たるかなんて知るハズもないだろうし、興味もないだろう。 日本代表の竹田ナントカ氏は明治天皇のひ孫だそうで、調べてみても、純粋な慶応ボーイ、馬術でオリンピック参加、IOC 以外の職歴は見当たらない。生まれた時から働かずして生きていける特権を所有しているプリンスの末裔なのだ。子息は時々TVに出て天皇男系説を唱えている族らしい。

もはや、平和の祭典・スポーツの祭典、「参加することに意義がある」ことではないようだ。

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                       photo by Wikipedia

クーベルタン男爵は晩年に「もう一度この世に生まれたら、私が創ったオリンピックを全部壊してしまう」と言ったとか?・・・・・

友人から深夜メールが届いた。

 経済優先のオリンピックは本来の理念から少しかけ離れたものになっているようです。もう、単なる体育会系のお祭りですよ。浮かれている日本人は本当に「健忘症」。なんだか、もう自分はすっかり時代遅れの少数派なのかとがっかりです。安倍はプレゼンで言ったように、福島の原発の全責任を取ってほしいですが、7年後はもう首相ではないでしょうから。 
そう、安部は逃げるのが得意、責任ナンテとるハズがない。 原発仕掛け人の中曽根旧首相はまだ尊命中なのに寝たフリ。 政治家はウソつき=ドロボーのハジマリ!と自分ををこよなく愛する方々のようだ。考えれば考えるほど復興は遅れに遅れ勝手に頑張って花を咲かせよ!で終わりそうな気がする。

2013年9月 6日 (金)

昭和レトロのテイーカップ ~ 1客100円

毎月通うクリニックの近くに障がい者施設が経営する「リサイクルショップ」がある。時々不用品を持ち込んだり、たまには掘り出し物を見つけることもある。

今回みつけたのはテイーカップ(1客百円也): 子供のころの我が家にもあったような懐かしさを感じさせる花柄。思わず、3客買ってしまった。 ネットオークションなどでは結構な値段がついている。  

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どこかの家庭の隅っこに隠れていて、邪魔にされて持ち込まれたのだと思われる。 なんとなく捨て猫を保護するような気分になってしまった。 

涼しくなったら友人を「アフタヌーン・テイー」に招待しなければ・・・・・・ 

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                 テーマは花: 何の花なんだろう?

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裏印はNIPPON TOKI KAISHAとある。RCはRoyal China(高級磁器)の意。  この企業、実は1904年(明治37年)創立のノリタケの前身なのだ。オールドノリタケではなく、1950年代の製作と思われる。  還暦を迎えた団塊の世代かな?= 鑑定団のおばさんになったつもり

2013年9月 4日 (水)

9.1 さようなら原発 ~ 日比谷公会堂

9月1日、日比谷公会堂での講演会。 猛暑と血圧が気になったので「老人無理するなかれ」をモットーに参加しなかったら、友人がYou Tubeを送信してくれたので、すっかり参加した気分。 各人それぞれのスピーチが続いたけれど、レモンちゃんこと落合恵子のド迫力が最後を飾っていた。 

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■内容 13:00~16:45

  • 司会 木内みどり氏(俳優)
  • 開会あいさつ 鎌田慧氏(ルポライター、主催呼びかけ人)
  • 音楽 ジンタらムータ
  • 発言 福島から 佐藤和良氏(いわき市議会議員)
  • 講演 大江健三郎氏(作家、主催呼びかけ人)
  • コント ザ・ニュースペーパー(録画には含まれません)
  • 講演 小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
  • 発言 澤地久枝氏(ノンフィクション作家、主催呼びかけ人)
  • 発言 内橋克人氏(経済評論家、主催呼びかけ人)
  • 閉会あいさつ 落合恵子氏(作家、主催呼びかけ人)

●この会場にいる人たちに言うことはない、本当は原発神話を信じて、平然と街でショッピングしている人たちをノックしたい。

●戦後、国破れて山河ありと言ったけれど、原発は山河を失うことである

子供たちは原発を選択していない

オリンピックの予算をフクシマへ!

何がホントで何がウソか見極める能力が必要!

詳細はYouTubeをクリック!→   http://iwj.co.jp/wj/open/archives/99283

2013年9月 1日 (日)

天国まで届け!  ~  ヘブンリーブルー 

昨年6月末に、甥が急逝した朝、花壇には最初のヘブンリーブルが一輪咲いた。その話が甥の娘心に深く浸み込んだらしい。 植物には全く興味のなかった娘っ子が祖父の指導の下に種蒔きからはじめた。芽が出た、一輪咲いた・・・・・と逐一報告がある。ついに42個も咲いた!と感激している。 父親の魂を感じるらしい。

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いろんな色の朝顔があるけれど、このブルーは「天の色」にふさわしい。 種を取って来年も咲かせてほしいものである。  (photo by Yuka)

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               黄泉までの往復切符ないですか

                 (息子に先だたれた老親の川柳)

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