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2013年7月

2013年7月30日 (火)

雨の奥多摩へ ~ 昭和の宿 「河鹿園」

夏になると毎年トルコ在住の友人が一時帰国する。近場の涼しいところと選んだのが奥多摩の宿であった。 あいにくの長雨でハイキングもできず、築80年の純和風の宿で川のせせらぎを聴きながら一泊。

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              泊り客は我々だけのようだった =「貸切」 

先にチェックインした友人は「お連れの方は男性ですよね?」と半ば断定されたと苦笑い。浴衣を揃える都合があったらしい

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別棟の離れや、迷子になりそうな廊下や部屋の設えはそれなりに楽しいけれど、「営業できるのはあと2~3年ですよ」と宿の主は淋しそうに言った。たかだか80歳だというのに・・・木造建築はこうして消えて行く運命なのだろうか?

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ここは「百合の間」もう20年近く前、母と母の友人3人と宿泊した。もう全員居なくなったけれど部屋はそのまま・・・80年のいろんな人々の想い出が詰まっているような宿。

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    最後にでてくる山里ごはんは野の花を添えて・・・・・・出し方は昔と変わっていない

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 部屋の窓からは釣り人やカヌーする人も・・・・河合玉堂美術館は目と鼻の先
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2013年7月23日 (火)

海辺のねこ一家 ~ アッソス

数年前の夏の初めに訪れたアッソスの猫たちは、とっても幸せそうだった。 海辺にはレストランのテーブルが広がって、魚料理のおこぼれに預かる。 昼は木陰で昼寝三昧。冬になってリゾート客が途絶えたらどうなるのだろう? きっと誰かが餌をくれるに違いない。

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                  よりママのおっぱいが好き

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                    海の色・・・・紺碧


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        すぐ近くに泳いでも行けそうなギリシャ領のレスボス島が見える

 慎太郎先生もいい加減引退されて尖閣島の別荘で小説でもお書きになればよろしいのに・・・・と猫たちも言っています

2013年7月18日 (木)

せんきょに GO!

今週末は大人の選挙。 予想では自公圧勝ということで、自公の鼻息はますます荒くなってきた。 選挙がめんどくさい、現在に満足している方々は冷房の中でビールを飲みながらテレビ観戦でもしていれば良いでしょう。 棄権なら「白紙委任」、 その代償として、例え新たな原発が放射能汚染をしようが、医療費が高くなろうが、娘や息子が戦死することになろうが、輸入食品しか食べられなくなろうが、絶対文句を言わないことです。

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         過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる - ワイゼッカー

脱原発の立場で取材にやってきた 大手フランス紙記者は

・ 「東京のネオンの明るさに驚いた」

・ 「海外には、原発事故はもう関係ないとのメッセージと思わせてしまう」

・ 「エネルギー問題は経済の核心。経済活性化が争点になったのなら、有権者が原発問題に関心をもたなかったのはなおさら不思議」

と首をかしげたそうである。

2013年7月15日 (月)

ポーランドからのおみやげ

昨年、アンネ・フランクの旅としてオランダを訪ねた友人夫妻が、今年はその続編としてのポーランドの旅から帰国した。 お土産はアウシュヴィツの絵葉書と絵付きローソクと木彫りの雌猫。

周囲からどうしてポーランドなの?アウシュヴィッツなんて怖~い!他に行くところはないの? めづらしい所に行くのね~・・・・と散々言われたらしいけれど、心に残る良い旅になったとのこと。

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日本人には馴染みのない東ヨーロッパ、特にポーランドに至ってはいまだに不人気らしい。 ハワイへ行ってもパールハーバーを訪ねる人はほんの僅か、余りにも事なかれ主義の平和ボケ。コレって日本人のDNAなのか、それとも国策でブラインドを下ろされているからなのか、ヒロシマ・ナガサキも8月にテレビの黙祷シーンでチョロッと想い出すだけ。   もはやフクシマも忘れたがっているではないか・・・・ 

不都合な記憶は水に流し、前向きに忍耐強く生きる! この方式には違和感を覚える。 少しは自分以外の心の痛みを感じて生きなくてはと思うのだが、ヤボなことなのだろうか?

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絵葉書は冬のシーンが多かったが、気の遠くなるような近代史が心に甦る。 博物館の訪問者は加害者側に立つドイツ人が一番多いと聞いたけれど、現在もおなじなのだろうか?  

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クラコフ生まれなのでクラコと命名、後姿も木彫りらしさが出て、なかなかチャーミング。 今夜は一緒ににショパンを聴いてみよう♪

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                  クラコはかなりの美猫 

2013年7月12日 (金)

そして AKIKO は・・・・・  あるダンサーの肖像

1昨年の9月モダンダンサー、アキコ・カンダが75歳で逝った。 これは最後を記録した羽田澄子の長編ドキュメンタリー映画である。 1985年の「AKIKOーあるダンサーの肖像ー」を観て以来引き込まれ、渋谷じゃんじゃんのライブにも行った。あれから30年の時が流れ、ダンサーとして壮絶なそして幸せな人生の幕が閉じられた。

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7歳でダンスをはじめ、マーサ・グラハムのもとでモダンバレエの基礎を学び、結婚して一児を得るも、ダンスが一番。子育ては実姉に任せ、ひたすらダンスの世界へ没頭。

「母らしいことをしてもらった記憶は一切ありませんが、だからといって恨むという気持ちになったことはありません。母は子供なんです。孫とスカーフを真剣に取り合ってましたよ」・・・という息子さんの言葉に観客はどっと笑った。

「彼女を支えたのはダンサーとしての魅力です」と実姉に言わせるほどのアキコのチャーミングな魅力が映像から伝わってくる。

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愛煙家:どんな時でも煙草を離さなかった・・・・「寝る前は煙草と珈琲を飲まないと眠れないのよ~・・・・ベッドカバーのかわいいアップリケは煙草で焦がした穴を埋めてるの」

最後の公演は病院から舞台へ通った。 まるで1本の棒が歩いているかのような歩き方で、それでも一人でゆっくり歩く。肺がんのため、骨と皮だけになった肉体を支えながらの舞台は壮絶な迫力。バルバラの『黒いワシ』を踊り終えた。 館内にはすすり泣く声も。

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いのちつきるまで踊りつづけて、ダンスは私にとって哲学だったと言えたら、最高に幸せね・・・・アキコ

2013年7月 9日 (火)

屋台あれこれ ~ 台北

台湾はどこへ行っても屋台抜きには考えられないほど、これはもう一つの「文化」だと思う。 ほとんどが薄味で美味しい。ツアー客はお腹をこわすという理由で食べないらしいけれど、連日屋台食を満喫。日本ならビールと一緒で延々と飲んだくれるのだろうけれど、お酒と一緒に食べている人は見かけない。 混んでいるようでも席は次々空いていく。 食べることにはかなり貪欲な国民ではなかろうか?胃や腸から足まで・・・食材も無駄にしない。

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     ごはんに豚足の煮込み(コリコリして美味しい)と魚のスープ(名前は忘れた)

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    一品の値段は200~600円程度、家族連れも多く、夕方の屋台通りは賑やか

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  豚の腸と胃袋煮込:お姉さんがハサミで具をチョンチョン・・・・スープだけ頂いた

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                サトウキビとレモンのジュース

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               コレハ台湾カニ?見るだけでも楽しい

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よく見かけたプルンプルンしたゼリーの様なモノ、愛玉(アイユイー)。 なぜか青いレモンが浮いている。

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マンゴーのかき氷: 雪の様な氷がプラスチックのどんぶりにどさっと盛られ、トッピングはアイスクリーム。他にもいろいろあるらしいけれど、これが人気らしい。

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               かき氷屋さんのメニューいろいろ

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ソーセージや肉などが回転しながらローストされている。テイクアウトも可能なので台湾の主婦たちは台所を汚さなくて済むだろうと考えてしまうのだが・・・本当だろうか?

2013年7月 5日 (金)

「去来の句」を唄う ~ スラヴァ(Slava)

カウンターテイナーのスラヴァが唄う「アベマリア」が素晴らしい・・・と友人がCDを貸してくれた。 ソプラノでもないテノールでもない、不思議な魅力のアベマリアのオンパレードだった。 他にも聴きたいと探し当てたのが「The Very Best SLAVA」。 

クラシックからミュージカルまで幅広いジャンル、中でも驚いたのは向井去来の句を唄っていることだ(勿論英語で)。翻訳者は不明であるが、五七五の簡潔な日本語の意味を伝えるのは至難の業であることが一目瞭然。

応々といへど敲くや雪の門

"Yes,yes! I will open the door right away" - I replied

Yet the knocking goes on.....

Gates in deep snow !

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では、芭蕉の古池や蛙飛び込む水の音 はどうなるか?

Old pond frogs jumped in sound of water    (ラフカデイオ・ハーン)

The ancient pond A frog leaps in The sound of the water(ドナルド・キーン)

The old mere! A frog jumping in The sound of water (正岡子規)

自分としてはキーン訳が良いと思う・・・。

簡潔な言葉といえば、イタリア語もかなり短い言葉で深い意味を伝えることが可能らしい。オペラを忠実に和訳すると字余りになって唄いきれなくなるそうだ。逆にオペラの翻訳には俳句的センスが必要なのかも知れない。

2013年7月 2日 (火)

めまいのするビル ~ 蘭陽博物館 (Lanyang Museum)

海辺に建つこの異様な風景はどこかで見たことがあるような・・・・津波に襲われたのか?と思わせるこの近代的(?)なビルは2006年にオープンした蘭陽博物館

   詳細はこちら → http://www.lym.gov.tw/jp/jp_about_3.asp

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一歩中へ入るべく階段を降りたら、めまいのような変な気分に襲われ、階段を3段ほど後戻りで上がってしまったのだ。連れの2人も同様な気分になったという。  後日、この写真を見せるとめまい症の友人は見ただけでめまいがすると言った = 新進気鋭のかなりヘンな建築物だと思う。         

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              どんよりと曇った日、人の気配は少ない

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[海豚]とはイルカのことか・・・・イルカショーでも見ながら食事ができるということ?

では、博物館の中は何が展示されているのだろうか・・・・・・フロアごとにテーマが分かれていて山 → 平原 → 海 となっている。 少し前の人々の暮らしが記録されていた。 当時の農耕の模型などが展示されている。

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           写真を背景に当時の家具を置いて昔に戻ったつもり・・・

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                     アヒルの飼育写真

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  足元を見ると、アレッ!子供アヒルが歩いているではないか! = 模型だった

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 こんな風にローストアヒルにされて売られていたのだ・・・・・.ちなみにこの戸棚らしきものはオーヴン?

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   焼きあがったダックを重ねて商品に・・・ホンモノを食べてみたいナア

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