雨の奥多摩へ ~ 昭和の宿 「河鹿園」
夏になると毎年トルコ在住の友人が一時帰国する。近場の涼しいところと選んだのが奥多摩の宿であった。 あいにくの長雨でハイキングもできず、築80年の純和風の宿で川のせせらぎを聴きながら一泊。
先にチェックインした友人は「お連れの方は男性ですよね?」と半ば断定されたと苦笑い。浴衣を揃える都合があったらしい
別棟の離れや、迷子になりそうな廊下や部屋の設えはそれなりに楽しいけれど、「営業できるのはあと2~3年ですよ」と宿の主は淋しそうに言った。たかだか80歳だというのに・・・木造建築はこうして消えて行く運命なのだろうか?
ここは「百合の間」もう20年近く前、母と母の友人3人と宿泊した。もう全員居なくなったけれど部屋はそのまま・・・80年のいろんな人々の想い出が詰まっているような宿。
最後にでてくる山里ごはんは野の花を添えて・・・・・・出し方は昔と変わっていない
部屋の窓からは釣り人やカヌーする人も・・・・河合玉堂美術館は目と鼻の先
最近のコメント