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2013年6月22日 (土)

寝た子まで起こしてしまった首相 ~ トルコ

毎年トルコ詣でをしているせいか、最近、トルコはどうなってるの? トルコは大変ね? という挨拶をいただくことが多い。 日本にも流れているトルコデモの情報はアラブの春同様捉えらている人も多いのではないかと思う。ネットのおかげで世界の情報のスピードは速くなったけれど、メデイアが常に正しいとは限らない。特に日本に流れる情報は他国通信社のイタダキモノが多い。真実はどうなのだろうか?

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           開発中のタクシム広場と左手がデモの舞台ゲジ公園

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                       トルコの位置
                                

013_221日の日ト会主催「トルコ騒乱は何を意味するのか」内藤正典教授(同志社大)のレクチャーは大盛況。プロが現場で見聞した情報も含め、内容は興味深く、目からうろこが落ちる場面も・・・・教授は連日メデイアからの「オリンピックとトルコの春の」質問攻めでウンザリしているそうである。

 24日(月)「NHK視点論点」午前4:00 なぜか普通の人は見れない時間帯である。

・ 公園の木の伐採に反対する環境保護団体に手荒な対応をしたことが発端になり、首相に反対する側が煽り立てた。参加者には実態のない左翼、トルコ民族主義者、クルド分離主義の過激派、富裕層の学生たち等で、世俗派の一般市民は引いた

・ トルコはすでに民主化を獲得している。シリアやエジプトの民主化運動=アラブの春とは違い、トルコの春は虚構である。エルドアン首相下のAKP政権の10年間で経済、その他がかなり改善されたのは確かであり、現野党にはその能力はない。

・ 欧米が煽るイスラム対世俗派の乱ではない。事実、イスラム保守層の静かな怒りが浸透している。

・ 不釣り合いな力の行使に対し政府の謝罪はあったが、エルドアン首相自身が謝罪することがなかったのが問題。沈下するには首相の反省の一言が必要。

・ メデイアは常に過激な映像を求める。 ロケット弾のように映ったのは実は『花火』であった。

・ ポイントはトルコ人自身が冷静に分析して考えること

・ 旅行は集会の場所に近づかなければ安全。

 

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     支持者の前でオリンピックをやろう!と 意気込むエルドアン首相      Hurriyet
                         

 超多忙翻訳家、足立智恵子さんのブログ「トルコ語翻訳家のイスタンブル暮らし」は通常あまり更新されないのですが、さすがに、最近は更新続行。分かりやすくまとめられているので、興味のある方は是非クリックしてみてください。http://masalgibi.blog.fc2.com/

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