牧野記念庭園
4月も半ばを過ぎたというのに、春らしからぬ日々が続いている。 久しぶりに大泉学園にある牧野庭園を散策。 博士の住居をそのまま保存し、300種を超える草木類の植生する佇まいはひっそりと静かな風情、他に入館者は見当たらない。
練馬区立『牧野記念庭園』 03-3922-2920 休館日:火曜日
人の名前も草木の名前もなかなか覚えられない。 笹はササ、つつじはツツジ、桜はサクラでいいんじゃないかと思ってしまうのだけれど、学問ともなるとそうはいかないらしい。
当時そのままの姿をとどめる書斎、パソコンもデジカメもない時代、電気ストーブは進んだ神器だったに違いない。 木造自宅は耐火建築コンクリートの中にしっかりおおわれて、雨風を凌いでいる。
自宅は2階建てだったらしいが、現存するのは一階書斎部分のみ、晩年まで研究に勤しんでいる牧野富太郎博士の写真。
庭でひときわ鮮やかな色を呈していたのは赤いツツジと藤色のフジ。 他には控えめな草木が息を忍ばせているようだった。
ノダフジ(野田藤) →
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